Q. もうすぐ子供が生まれるのですが、脳性麻痺や自閉症など、今後再生医療や細胞医療が受けられることを期待して、臍帯血保存を民間業者に10年25万円で契約しようと思っているのですが、治療としても受けられず、まだ臨床研究段階で実例も少なくて、万が一の病気の保険としても有効な手段になるのか不安があります。臍帯血保存に対する考えを教えて下さい。

A. 臍帯血は、新生児の血液中に含まれる幹細胞を含んでおり、これらの細胞は、骨髄移植や細胞移植を行う際に使用されることがあります。臍帯血は、骨髄移植による治療や、再生医療や細胞医療の分野で、将来有望な治療法とされています。

ただし、現在は、臍帯血を用いた治療はまだ臨床研究段階であり、実用的な治療としてはあまり実例が少なく、治療効果を保証することはできません。また、臍帯血を保存することにより、将来有望な治療法とされているが、今後発症する病気を予防する効果はありません。

そのため、臍帯血保存を民間業者に契約することを考える場合は、臍帯血保存にかかる費用やリスクを十分に理解した上で、自己責任で決断することが必要です。また、医師や保険会社など専門家に相談することも重要です。