【要点整理】
ご覧の通り、紅魔郷はシリーズ中、文句なしに素晴らしい音楽の王様です。完璧ではないかもしれませんが、完璧なものなどありません。ファンダムで最も人気があるのも不思議ではありません。

妖々夢と永夜抄、星蓮船のサウンドトラックは、紅魔郷ほどではないですが、間違いなくそれぞれ強力な作品です。

風神録は上記にやや劣るものの、非常に堅実なエントリーです。

地霊殿は最初の7つのゲームの中で最も悪いもので、やや「良い」の範疇に入り始めますが、まだ「素晴らしい」の範疇にあります。それでも堅実ですが、やや劣ります。

当初の予想通り、神霊廟以降に問題が起き始めました。

神霊廟と輝針城はそれ以前の全ゲームと比べて著しく劣っています。悪いとまでは言えませんが、かなり遅れ始めています。これは、星蓮船をプレイした後の私がとてもがっかりしたことです。

紺珠伝や鬼形獣、最近では虹龍洞の方がいくらかマシでした。古代ほどではないが、神霊廟/輝針城の落ち込みから著しく改善され、「素晴らしい」のカテゴリーに上がろうと頑張っています。

最悪なのは天空璋で、これには深く失望させられました。聴いていて不快というわけではなく、全体的に...「普通」だからです。サウンドトラックは良くも悪くもなく、堅実な凡作です。ZUNの作曲家としてのキャリアにおいて、間違いなく最低の作品です。

なぜこのようなスコアになったのか、という視点でゲームを見るのも面白いかもしれません：
・紅魔郷は★6が非常に多い。
・妖々夢と永夜抄は多くの★5を持ち★6に押し上げられている。
・星蓮船は★6が多く★4に少し足を引っ張られている。
・風神録は★5が多く★4に足を引っ張られている。
・地霊殿は★4が多く★5-6に押し上げられている。
・神霊廟は★4の曲が多くどちらにも引っ張られていない。
・紺珠伝と虹龍洞は★4の曲が多くほぼ上下均等に引っ張られている。
・天空璋には★6の曲がなく★1-3の曲で下に引っ張られており、シリーズ中最も厳しい結果である。

鬼形獣はおそらく全てのゲームの中で最も奇妙なケースです。通常なら★4の曲が多いはずの「良い」の範囲にありながら、実際には1曲もありません。★2★3の曲と★5★6の曲が同程度あり、これらの極端な数値がグラフ上の位置を決めています。非常に興味深いです。

【評決】
東方の音楽は劣化しています™。それが悪いとか聞く価値がないとは言いませんが（天空璋を除いて）、全盛期の「圧倒的に素晴らしい」カテゴリーとは対照的に、「とても良い」カテゴリーに収まっていると言えるでしょう。

補足：見直してみて気になったのは、鬼形獣と虹龍洞ではボス曲よりも道中曲の方が広く優れているようだということです。とても不思議で、紅魔郷から神霊廟の時代に東方のキャラクター人気にボス曲が多くの貢献をしたことを考えると、少し残念です。