葉っぱ天国で規制された男の独り言4

37葉っぱ天国で規制された男
2021-07-08 03:14:06
ID:3gT2kRqM

平等主義(びょうどうしゅぎ、英: egalitarianism, equalitarianism, equalism、仏: égalitarisme)とは、特定の資格・能力・責任・義務を有する範疇内の人間達、もしくは全ての人間(万人)が、法的・政治的・経済的・社会的に公平・同等に扱われるようになることを志向する思想・信条・主張のこと。
自由主義などと共に、近代における人権概念を支える主要な柱である一方、人権概念そのものが、そもそも平等主義に立脚している(そうでなければ、「人権」という概念そのものが成立しない)という点で、平等主義は近代政治社会思想における他の一切の思想・信条・主張に対して優越しており、近代政治社会思想の根幹を成している。 そして、当然のことながら、民主制と不可分な関係にある。

平等主義は、その性格上、常に階級や差別や格差・差異・区別の存在が前提となり、それに対する「反発」や「負い目」として成立する。そうした(人間の)個体間の相互性・同等性に対する理解・尊重・同情・畏怖・懸念・猜疑・危機感などの積み重ねにより、古来より人間社会における普遍的な社会道徳・社会規範として醸成されてきた発想が、いわゆる「黄金律」だが、平等主義は、その「黄金律」が敷衍化・過激化した一形態であるとも言い換えることができる。裏を返せば、人間の間に絶対的・根源的な差異・区別を設けることの困難さ、個体間の能力差の僅少さこそが、平等主義が生じる背景となっていると言える。
階級・差別・格差・差異・区別によって生じる利益・特権、あるいは、それらを支えている伝統・慣習・宗教・道徳・規範・規則、更には、それらによって支えられている社会秩序を維持しようとする守旧派と、それに反発する平等主義勢力との対立は、人類の歴史上、様々な場面で見られる普遍的なものであり、近代政治学における、右翼・保守と左翼・革新の対立にも受け継がれている。
国家・社会の多数派が格差・不公平・被差別を感じる状態に陥った場合、新興勢力がその多数派を味方として取り込む(糾合する)べく平等主義的なレトリックを駆使することで、社会改革・革命的事態が発生・進行する。このように、全ての国家・社会には、常に(多数派が公平感・平等感を感じられるような)平等主義へと促されていく潜在的圧力がかかり続けている。

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