半音とは、西洋の調性音楽でよく使われる最小の音程で、和声的には最も不協和音が多いとされる。これは、12音の音階で隣り合う2つの音の間隔として定義されます。例えば、CはC♯と隣接しており、その間隔は半音である。

12音でほぼ等分された音階では、任意の音程を適切な数の半音で定義することができます（例えば、全音または長2音は2半音、長3音は4半音、完全5音は7半音の幅です）。

音楽理論では、ダイアトニック・セミトーンまたはマイナー・セカンド（2つの異なる五線譜の位置を含む音程、例えばCからD♭まで）と、クロマチック・セミトーンまたはオーグメンテッド・ユニゾン（同じ五線譜の位置にある2つの音の間の音程、例えばCからC♯まで）を区別しています。これらは、12音平均律ではエンハーモニックに等価であるが、半音半音（拡張ユニゾン）と区別され、半音半音（拡張ユニゾン）よりも大きい平均律では同じものではない。この用語の詳細については、Interval (music)#Numberを参照。

12音平均律では、すべての半音の大きさは等しい（100セント）。他の音律では、「半音」は大きさも名称も異なる音程の一群を指す。ピタゴラス音律では、12個の半音のうち7個がダイアトニックで、その比率は256:243、90.2セント（ピタゴラスリムマ）、残りの5個がクロマチックで、その比率は2187:2048、113.7セント（ピタゴラスアポトーム）であり、ピタゴラスコンマの比率531441:524288、23.5セントの違いがあります。4分の1コンマの平均律では、7つがダイアトニックで117.1セントの幅、残りの5つがクロマチックで76.0セントの幅で、比128:125、41.1セントの小さい方のダイシスで違います。ジャストイントネーションで調律された12音音階では、通常3～4種類の半音が定義されています。例えば、非対称5分音符の場合、半音は25:24(70.7セント)と135:128(92.2セント)、半音は16:15(111.7セント)と27:25(133.2セント)の比率になり、ダイアトニック半音は16:15(111.7セント)と27:25(133.2セント)の比率になります。詳しくは以下をご覧ください。
主な記事 アンヘミトニック音階

半音がある状態をヘミトニアといい、半音がない状態をアンヘミトニアという。また、半音を含む音階や和音をヘミトニック、半音を含まない音階や和音をアンヘミトニックと呼ぶ。