堂本香織です

前ページ次ページ
112名無しさん
2022-03-28 19:47:44
ID:BHKtwitQ(sage)

同じufotable作品でも、fateシリーズの戦闘と鬼滅の刃の戦闘では大きな違いがあります。それは、戦闘シーンのそれぞれの行動、それぞれの勝ち負けに、納得のできる「根拠」が付随しているかどうか、という点です。もちろん、程度の差ではあるのですが、fateシリーズの戦闘では「流れ」があるだけであり、どっちが勝つかはその戦闘の流れの中である行為がどこに位置するか、ということのみに依存しているように見えます。言ってみれば「音楽的な勝利」です。それに対して、鬼滅の戦闘は「論理的」であり、特に主人公・竈門炭治郎の戦闘は主人公自身が「実況」で解説してくれます。面白いことに、それを見ている我々の感情は、「論理的な勝利」の方により強く動かされます。「知るか、奴は同情するふりをして裏切る味噌野郎だ」――これに納得できる読者はそうはいないでしょう。しかし、fate世界の本質を極めて正確に表現しています。そこは真実も虚構もいかなる価値観もフラットな超平面の世界。そこでは、
 
「どちらが勝てど結果は同じ。両者ともに唯我独尊という 悲劇の戦い。」
 
ということになります。われわれが生きている「現実」はまだそんなところまでは到達していませんが、ものすごい速さでそっちの方へ移動していることは確かでしょう。それは、サブカルチャーのみならず、人生に起こるあらゆることがデータベース化され、組み合わされるだけの世界。要するに、ニーチェの「永劫回帰」の世界です。
 

113名無しさん
2022-03-28 19:50:56
ID:BHKtwitQ(sage)

第八話:越えられない壁
 
 
よしお「殺す!」

比翼の均衡者「史実に異端内容 混入。これにより史純度100%から27%へ下落。崩壊パターンの予測を開始する。…重ねてこれより、不純史の除去を開始する。」

よしお「何をわけのわからんことを…殺す!」

比翼の均衡者「史外への排除 及び 浄化システム(BD)発動 により 現界に影響あり」

よしお「………うう、ヤバそうだな……世界の理に傷が入り始めた。歴史自ら歴史を崩すつもりか?」

比翼の均衡者「歴史 史実より 異端 異物 を 排除する」

よしお「……やってみるがいいさ。理を排除出来るか何か知らんが、俺を倒すことは出来んぜ」
 

114名無しさん
2022-03-28 20:10:13
ID:BHKtwitQ(sage)

第八話では、この小説において最も重要な独創である「史純度」という概念が提示されます。これは、様々な異世界、平行世界を「歴史の純度」の違いによるグラデーションとして理解するという枠組みです。つまり、どこかに純度100%の世界とその歴史があり、他の世界はそこにどれほどの「不純物」が混ざっているかということでその「距離」(空間的な距離ではない)を測定できる、というわけです。ただし、「純度100%の世界」というのは、ただ1つだけ絶対的に存在するわけではなく、ある世界に生きる人にとってはその世界が「純度100%の世界」というだけのことです。つまり、「現実」も「空想」も「虚構」もそれぞれの世界では「純度100%の世界」であり、その世界の人々にとって不要と思われるものが「不純物」にされるだけのことなのですが、ともかく、これにより、様々な世界の「距離」を測定し、一定のパースペクティブの下でソートする(データを規則的に並べ替える)ことが可能になったのです。

事実、「史実」からよしおを排除しても、他の適当な世界に置かれるだけで、彼を絶対的に倒すことはできなかったのです。
 

115名無しさん
2022-03-28 20:13:17
ID:BHKtwitQ(sage)

第九話:キンモクvsよしお
 
 
「俺はキンモク……宵闇の中、この聖堂十字武装で貴様を倒す者 キンモクセイだ」
 
「殺す!」
 
「ワンパターンだな殺す殺すって。読者も飽きるわ」
 
「メタ発言すんな!物語の世界観ぶち壊しじゃねぇか!殺す!」
 
「いやぶっちゃけもう世界観ぐちゃぐちゃだろ。見ろよ。何か途中物語が色々とヤバい方向向かってるんだぞ。ドラゴン◯ールの世界になったかと思えばジョ◯ョの世界になるし」
 
「知らねー!殺す!」
 
「この世界は狂ってる。俺も、お前も。この裏には何かあるんだよ」
 
「はぁーあ知らねー!ホント殺す!」
 
ピッ
 
「あ、お巡りさーん、コイツに殺されそうなんで助けてくださーい」
 
「現代的な方法で解決しようとすんな!お前聖堂の騎士だろ!」
 
「いやお前すぐ殺してこようとするから」
 

116名無しさん
2022-03-28 20:27:30
ID:BHKtwitQ(sage)

「この裏には何かあるんだよ」

ピッ
 
 
この、「ピッ」という音をテレビの電源を切るようなものと解釈するならば、登場人物は「現実」の世界に帰ってきて、
 
 
「あ、お巡りさーん、コイツに殺されそうなんで助けてくださーい」
 
「現代的な方法で解決しようとすんな!お前聖堂の騎士だろ!」
 
「いやお前すぐ殺してこようとするから」
 
 
という会話を行ったということになります。古典的な小説ならばこの結末でよいでしょうが、もはや夢オチ的なことが蛇蝎のごとく嫌われる現代にあってみれば、これはテレビモニターの電源が切れた音ではなく、リモコンのチャンネルが変わった音と解するべきでしょう。つまり、よしお世界は『トムとジェリー』のようなネバーエンディングストーリーということです。キンモクがトム、よしおがジェリーというところでしょうか。
 
ちなみに、「キンモク」とは、『晒しの楽園』の喧嘩師「キンモクセイ」のことです。『ルパン三世』でいえば、キンモクが銭形警部、よしおがルパンということになります。

117名無しさん
2022-03-28 20:35:00
ID:BHKtwitQ(sage)

https://e.z-z.jp/thbbs.cgi/djmawhtpwjmadt/51670/
 
 
1 よしお◆J6FanC
キンモクセイへ
君は僕のこと、分裂病だと断言したわね?
 
ベゲタミンを貯蔵してる僕ちんと
常陽銀行の君と
どっちが薬中なんだろうかねー
(au)
2016/4/23(土)16:05
 
 
2 キンモクちん(^^)◆ONAL82
あぅっ、ぽくも常用はしてませんし、医者にも2~3ヶ月にいっぺんしか通っていませんよ(^^)
ただ、イイ薬だと思うので、貯薬はかなりあります(^^)
(au)
2016/4/23(土)16:15
 
 
3 夢◆80cm
やはり病気かこいつ(笑)
(au)
2016/4/23(土)16:32
 
 
8 よしお◆J6FanC
ベゲタミンは最初に1錠飲んだだけで、
全く動けなくなったし
頭上に黒い渦が見えたし、これは流石にバイヤーと思ったよ
(au)
2016/4/23(土)20:49
 
 
10 キンモクちん(おさむ)◆ONAL82
>>8 ぽくの今の状況は、診察後、次の予約(8~10週間後)を入れるのですが、現在の処方は、

ゾルピデム10mg x 5(錠) x 8(週) = 40(錠)
フルニトラ 1mg x 10(錠) = 10(錠)
ベゲタミンA 20(錠)

以上でし(^^)
(au)
2016/4/24(日)0:34
 
 
11 よしお◆J6FanC
それしか飲んでないの?
俺はマイスリー10mmを28×3
最レース2mmを28×2
ベゲタミンAを28
レスリング100ミリ×28
せろくえる50ミリ×28
コントみん25×28
ハルシオン0,5mm×28
やな。
(au)
2016/4/24(日)0:53
 

118名無しさん
2022-03-28 20:39:02
ID:BHKtwitQ(sage)

これが、われわれが「殺伐の世界」と呼んでいる世界です。
葉っぱ天国において私のアイドルであったありぃが今やこの世界の住人であるという事実が、私の「想像の世界」に対する最大の脅威であることは、率直に認めざるをえません。

119名無しさん
2022-03-29 01:03:24
ID:kqmuP82s(sage)

【ありぃ「殺伐」のテーマ】
https://youtu.be/54W8kktFE_o


憶えているだろう?若かった頃。。。

君は太陽のように輝いていた

でも今の君の瞳は、青空にあいたブラックホールのようだ。


輝け 狂ったダイアモンドよ!

ひたすら世を越えていくんだ!


遠くで失笑し、あざ笑う声がする。
 
でも、君はすでに別世界の人間だ。

もはや伝説だ!殉難者だ!


輝くんだ!

世を無視するのもいいさ・・・・。

120名無しさん
2022-03-29 03:00:11
ID:kqmuP82s(sage)

≪参考・引用文献(010)≫
 
「少年少女夢みがち戦記 〜ボクらのアイデンティティ〜」作者名:益荒野
https://rakuen.jeison.biz/novel/read/?230
 
作者コメント…昭和の戦時をもとにした、異世界超能力バトルの物語。大人ではなく子供が"御国の為"戦うその世界で、必死に生きるまだ夢みがちな少年少女の物語───。
 
 
プロローグ 章輪421年
 
舞台は、異世界。戦争が永遠に続く世界。時は章輪421年第七次世界大戦の、真っ只中である。その頃には、大日本帝國は東西で分裂し、東日本帝國と西日本帝國という、二つの独立國となっていた。そして戦争の遣り方は大きく変わっていた。

それは、「若者」と呼ばれる世代よりも下の世代、未だ「子供」と呼ばれ、遊び、笑って暮らせるはずの年齢の世代の者たちまでもが戦争に駆り出される。それは何処の國々も変わらない。そして。勿論若者、子供たちの平均的個体能力によって戦争は左右されるが、それよりも大きな鍵を握るのは、國々に混在する超能力者、又は超人と呼ばれる者たちの存在。超能力者というと、テレパシストなどを思い浮かべる方々も少なくはないが、無論それだけではない。超能力者、超人とは、「ヒトとしての域を超えた能力をもつ者」のことを指すのだ。その者たちの活躍によってまた、戦争は左右される。その者たちが集った隊を大日本帝國の頃より特殊小隊と呼び、特殊小隊は東日本帝國でいう新緑隊、猛火隊や激流隊といったように複数存在する。

この物語は、東日本帝國超能力者集団、特殊小隊新緑隊の夢みがちな思春期の少年少女の少し浮世離れした物語である。
 

121名無しさん
2022-03-29 03:12:31
ID:kqmuP82s(sage)

「戦い」というテーマの下で日本という舞台をどのように設えるか。そう考えると、やはり日本がいくつかの勢力に分断されているという設定は必然なのかもしれません。

122名無しさん
2022-03-29 03:20:26
ID:kqmuP82s(sage)

≪あ・じゃ・ぱん≫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
  
  
『あ・じゃ・ぱん』は矢作俊彦の長編小説。1997年11月に新潮社より上下巻で刊行。2002年3月に加筆・訂正の上に上下巻を1冊にまとめて新装版として角川書店より刊行される。
  
この小説は、戦後日本が西側と東側に分断された「分断国家」として設定されており、戦中から戦後にかけての冷戦世界が史実とは違う歴史を歩んでいる。例えば史実では1945年8月15日にポツダム宣言を受け入れ日本は降伏しているが、この小説では8月4日にソビエト軍が北海道に上陸、8月17日に世界初の原子爆弾が事故により富士山火口に投下されている。9月24日に東経139度線を境に西側を米国・英国、東側をソビエト連邦が占領し、分割された日本の戦後が始まる。
 
小説は1990年代の昭和天皇崩御から始まる(史実では1989年1月7日)。架空の歴史の中で、田中角栄・三島由紀夫(平岡公威)・中曽根康弘・長嶋茂雄・加山雄三(池端直亮)・北島三郎(大野穣)・明石家さんま(杉本高文)など、実在の人物が全く違う立場で生きており、東西分割された日本も西ドイツと東ドイツ、南北朝鮮など実在の分断国家とは違った描かれ方をされている。例えば西側の「大日本国(The Japan)」は、多くの公的サービスを私企業が担う拝金主義国家として描かれ、主立った日本企業がアメリカ企業を買収しており[注釈 1]、吉本興業[注釈 2]創業者一族が政治家として権勢を振るっている。一方で、東側の「日本人民民主主義共和国」では「日本統一労働党」による社会主義国家となっており、戦前から存在した日本共産党はソ連の独裁者・スターリンに信用されず、排除されている。史実の社会主義国と同様、経済は停滞し、国民の生活は貧しいが、社会主義国の中では異質かつ優等生的存在となっている。
  
このように、東西に分断された日本を矢作独特のパロディとスラップスティックで描いている。
 
 
【評価】
 
福田和也は『作家の値うち』の中で、90点と高い評価をしており「膨大な言及、パロディ、皮肉、あてこすり等は、総体として到底理解不可能であり、文庫版では著者による注釈が付されるべきだが、意地悪な作家は拒否するだろう。現代小説の中で、もっとも翻訳されるべき作品である」としている。

大森望は「あえて分類するなら一種の改変歴史(オルタネートヒストリー)SFですが、最大の特徴は、実在の人物が別の顔でばんばん登湯するところ」「異常な熱意をもって構築された壮大精緻なオルタネートヒストリーが驚天動地のクライマックスに向かってぐんぐん盛り上がってゆく後半は圧巻。ところどころギャグが滑ってる気がしないでもないが、冒険小説としても無敵の面白さを誇る。年末の娯楽大作群の中でも異彩を放つ傑作」と評している。

椎名誠はドゥマゴ文学賞の選評で「日本の文学の既成概念を、かなり計算された剛腕で、暴力的にぶち破るこの小説は、極めて強烈なキャラクターと、攻撃的な武具を身にまとっていて、読む者をそいつできりきり刺しこんできます。恣意的な毒を常に発散している作品です」と評している。

123名無しさん
2022-03-29 03:29:38
ID:kqmuP82s(sage)

「小説家になろう」(https://syosetu.com/)で「日本分断」を検索すると、三つの作品がヒットしました。

①扶桑かつみ「日本分裂」
 
②居木井丈晴「小説『狭い器』 本土決戦の中で私と桜子は二人だけの世界を構築した。」
 
③典太「共和国の嵐」
 
以下、それぞれの概要を記します。

124名無しさん
2022-03-29 03:33:13
ID:kqmuP82s(sage)

①扶桑かつみ「日本分裂」
https://ncode.syosetu.com/n3127fz/
 
【作者コメント】
コンセプトは「第二次世界大戦で日本が惨敗。しかも敗戦頃の手際の悪さから日本人テリトリーは二つに分裂してしまう。」になります。
第二次世界大戦の結果、大日本帝国を二つの分断国家にすることが目的で、第二次世界大戦後に史実とよく似た日本と、北海道を中心に成立する社会主義国家の日本を作りだし、現代史を追っていきます。
ただし、叙述分は1970年くらいまでで、最後に21世紀に入るくらいまでの年表を掲載して幕となります。
なお、鬱展開からのスタートですので、苦手な方は読まないようにしてください。
また第二次世界大戦の時間内での描写は、必要最小限となります。

125名無しさん
2022-03-29 03:44:25
ID:kqmuP82s(sage)

「北日本」…「日本民主共和国=DRJ (Democratic Republic of Japan)」社会主義国家の日本
  
「南日本」…「日本国(=Japan)」史実とよく似た日本
 
 
この二つの勢力に分れた日本で、ロシアによるウクライナ侵攻にも似た事態が起こり、「日本戦争」が勃発します。
 
--------------------------------------------------
 
 1950年6月25日未明、日本民主共和国軍は南北暫定境界線を一斉に突破。

 一路、東京を目指して南下を開始した。



 距離にして最短で約150キロメートル。

 この距離を約4個師団、支援部隊を含めて約9万の兵力が、東京目指して突進を開始した。

 他にも日立、水戸を経由して脇を固めるのが2個師団、新潟方面で攻勢を仕掛ける1個師団あった。

 合計7個師団、約15万人の赤い兵士達が、平和へと歩みだしていた南側の日本へとなだれ込んだ。



 これに対して南の日本軍は、北関東には第2師団が、その少し後ろにアメリカ第77師団が駐留していた。

 新潟では、第3師団が当面の防衛に当たった。

 また関東中心部には、第1師団とアメリカ第1騎兵師団が存在していた。

 特に習志野を中心に駐留する第1騎兵師団は機甲師団であり、北日本軍の最大の障害であると共に南日本及び現地米軍の切り札だった。

 平時状態であっても、当座の武器弾薬を与えただけで、日本列島ではモンスターとなる戦力だった。

 北日本軍としては、東京と第一騎兵の間に割り込んで、東京を人質に取ることで動きを封殺する積もりだったと言われている。

 それ以外に、自らが勝てる見込みがなかったからだ。



 しかし、当初奇襲に成功した北日本軍は圧倒的だった。



 アメリカからの情報を信じて、ほとんど通常の警戒配置(デフコン3状態)のままだった第2師団は、圧倒的兵力差もあって一部が壊乱してしまう。

 その後、狭隘な谷間の地形が多いという地の利を活かして何とか態勢は立て直したが、圧倒的な劣勢下に置かれた。

 北の侵攻後すぐに出動した第77師団も、部隊が戦時動員を行っていない上に「抑止力」として北関東各地に分散していたため、書類上の戦力は発揮できなかった。



 戦力差の少ない新潟の第3師団は、事前に構築されていた山岳部の野戦要塞群に頼ることで十分に踏みとどまっていたが、関東では一週間で60キロメートル近くも進撃を許した。

 一見たいして前進していないように思えるが、福島地方から北関東にかけては当時まだ開けていない場所が多く、道も不十分だった。

 そうした場所で十万の大軍が不十分な道で長い縦列を作り、尚かつ敵と戦闘を行いながら前進したことを思えば十分な前進距離だった。

 実際、少数部隊によるねばり強い遅滞防御戦闘が北日本軍の前進をこれだけに抑え込んだのであり、僅かな阻止爆撃でも有効な戦果が挙がったほどだった。

 しかし北日本軍は自らの味方である時間を重視して、犠牲を省みず突進を繰り返し、強引な前進を実現していた。



 そして自らの血によって活路を切り開いた北日本軍は、国連総会で国連軍派遣が決まった7月2日に宇都宮、水戸前面にまで迫った。

126名無しさん
2022-03-29 03:48:40
ID:kqmuP82s(sage)

②居木井丈晴「小説『狭い器』 本土決戦の中で私と桜子は二人だけの世界を構築した。」
https://ncode.syosetu.com/n1941ec/
 
【作者コメント】
太平洋戦争末期、終戦に尽力していた鈴木内閣が陸軍のクーデターにより打倒され、米ソ両軍と血みどろの本土決戦を繰り広げたもう一つの日本。17歳以上の少女たちはみな国民義勇戦闘隊に召集され、竹槍を構えて圧倒的な敵軍と戦うことを強いられる。そのような過酷な運命に懸命に抗い、おのれのすべてを賭けてペンを執り、小説を書き続けた少女とその友人の物語。
 

127名無しさん
2022-03-29 04:27:20
ID:kqmuP82s(sage)

この小説でも北日本と南日本に分断され、戦争が起こります。ただ、「日本分裂」が常に“神の視点”から大局だけをえんえんと描くのに対して、こちらは地を這うような庶民の目線での描写となります。
 
前者は、どことどこがどのように戦っているのかがとてもよくわかるのですが、小説を読んでいる気がしません。作者の興味が、分断された日本の歴史記述にあるのですから、当然といえば当然なのですが。

後者は、どうやらソ連と戦っているらしい、ということはわかるのですが、大局についての記述がないため、ただただ登場人物の体験を脇から目撃することに終始することになります(しかし、その描写はリアルです)。
 
両者のバランスがとれていればもっとわかりやすいのですが――と書いたところで、ファーストガンダムに比べて『Z』がわかりにくかったのは、単に勢力が増えたからだけではなく、それについての大局的な説明がなかったからだということに思い至りました。
 
-----------------------------------------------------------
 
 出発してから3時間ぐらいが経った頃だった。



 突如、爆音とともに黒い点が何個か青空に浮かんだ。その黒点はきらきらと光りながらこっちへ突っ込んでくる。



「敵機ッ!」



「散れーッ!」



 黒点の翼端がきらめいて、煙を引いた曳光弾がこっちに殺到した。



 悲鳴があちこちで挙がる。

 私は足がすくんで、逃げなきゃとわかっていても座り込みそうになった。母親が私の手を取って森に私を引きずった。



 機銃弾が横殴りの雨のように降りかかり、土埃を激しく噴き上げた。既に撃たれた兵士の上にかぶさった土埃は、血と混じって泥となる。



 地獄絵図だった。



 私たちの逃げ込んだ森にも次々と銃弾は着弾し、撃ち落された葉や枝、そして木の粉がぴゅっぴゅっと落ちてくる。

 銃弾にえぐり取られた太い幹が私の隣にいたおばさんの上に落ちた。おばさんは悲鳴を上げてがくりと崩れた。頭がぱっくりとやられて太い幹の下敷きになった横顔に血がつーっと流れて落ちているのが見えて、私の頭の中の血液がずーんと冷えた。



 敵機は来たときと同じく爆音を残してあっという間に帰って行った。



 しかし札幌地区第八特設警備隊、そしてその指揮下にある国民義勇戦闘隊の三分の一が死んだり、重傷を負って動けなくなった。



「眞規子!」



 敦子が叫んでいる。敦子の隣を歩いていて逃げ遅れた元・同級生の相楽眞規子が破壊力のある大口径の銃弾に粉々に砕かれて殺されていた。

128名無しさん
2022-03-29 04:31:22
ID:kqmuP82s(sage)

③典太「共和国の嵐」
https://ncode.syosetu.com/n2245bj/
 
【作者コメント】
戦後、連合軍により南北に分割された大日本帝国。
その一方、ソビエト連邦が主導し建国された北日本共和国を舞台に、日本分断の原因を作った男の孫、進藤勇は周囲から迫害されながらも自身の存在意義を求め、やがて列強の傀儡国家と化した日本を戦火の炎で包んでいく。
戦車に代わる兵器として人型機動兵器・駆動甲冑が登場する架空戦記モノです。

129名無しさん
2022-03-29 04:40:43
ID:kqmuP82s(sage)

この作品でも「北日本」は社会主義国です。大局を要領よくまとめた記述が登場人物の思考として提示され、それに対する標準的な感情も具体的な状況の中で添えられています。しかしいかんせん未完。
 
-----------------------------------------------------
 
「…この国は一体、どうなっちまうんだろうな」



彼の祖国である大日本帝国が地図より消えて8年。

今は北日本共和国と名を変えたこの国は、宗主国であるソビエト連邦の主導の下、急速に形を変えつつあった。

共産主義の台等、秘密警察や政治委員による監視社会、検閲された情報と荒廃した東欧からやって来る無数の移民達。



そして共和国各地に駐屯するソビエト連邦軍と彼らの傀儡に過ぎない北日本政府。



そこまで考えて男は頭を振る。

一介の兵士に過ぎない自分が考える事ではない。自分は今までと同じように軍人としての職務を果たすだけだ。例え名前が変わっても、今はこの国が自分の祖国であり、守るべき対象なのは変わらない。



…変わらないはずだ。



男は自分の目に写る光景がこれからの国の未来を暗示する、酷く不吉なものに思えてならなかった。
 

130名無しさん
2022-03-29 04:51:51
ID:kqmuP82s(sage)

この作品では、「モビルスーツ」に相当する用語として機動兵器「駆動甲冑」というのが出てきて、これは私の想像ですが、「駆動甲冑」という言葉を最初に思いついて、これをなんとか形にしたかった。日本の分断というのは、それを具体化するために後から思いついた設定だったのでしょう。話が「駆動甲冑」が登場した時点で終わってしまっているのは、そのためだと思われます。

131名無しさん
2022-03-29 04:55:04
ID:kqmuP82s(sage)

ネット上の小説において「未完」はありふれた光景であり、それこそ無数に存在します。特に、作者が若ければ若いほどこの傾向は強くなるのですが、「未完」に慣れた私でもさすがに閉口したのが、次の参考作品です。

132名無しさん
2022-03-29 04:59:18
ID:kqmuP82s(sage)

≪参考・引用文献(011)≫
 
「死刑」作者名:名無し
https://rakuen.jeison.biz/novel/read/?260
 
作者コメント…罪の無い少女が死刑にされる話。登場人物は敢えて書きません。
 

133名無しさん
2022-03-29 05:03:40
ID:kqmuP82s(sage)

鬱展開が死ぬほど嫌いな私が、とりわけ嫌いなのが「罪の無い少女が殺される話」です。「だったら読むなよ」という話ですが、第一話の「後悔」というタイトルが気になってついつい開いてしまいました。そして、この小説はその第一話で中断されており、つまりは「未完」なのです。

134名無しさん
2022-03-29 05:05:44
ID:kqmuP82s(sage)

第一話「後悔」
  
 
「池永死刑人は……」
 
電源を付けていたテレビから又同じ内容が流れ出した。
 
ニュースアナウンサーが其の名前を口にした途端、僕はテレビの電源を切り、コードを抜き床に叩きつける。
 
冷蔵庫からビールを取り出し、2本目の蓋を開け、体を床に打ち付ける様に座った。
 
小さなテーブルの上の花瓶に差された梅の花の付いた枝が鼻に香りを運んで来る。
 
其の香りが更に邪魔に感じ、ビールを一気飲みした。
  
酒に弱く、横たわると意識が飛んでいく様に眠りについた。
 

135名無しさん
2022-03-29 05:15:27
ID:kqmuP82s(sage)

先ほどの「駆動甲冑」の小説が「未完」なのは理解できます。とりあえず書きたいことを書いてみて、それ以上は特に書きたいことがないことに作者自身が気付いてしまったのです。
 
しかし、この作品は何故、未完なのか全く理解できません。「罪の無い少女が死刑にされる話」は「池永死刑人は……」というテレビの音声だけで終わりなのでしょうか?
 
いや、まてよ……これはちょっと…いや、すごく長めの「俳句」なのではないか?
 
そう考えると、この作品が「未完」とは限らないとも思えてきます。
 

136名無しさん
2022-03-29 05:35:50
ID:kqmuP82s(sage)

ちなみに、「第一話」というのは、この作品が「未完」だと思い込んだ私が「一話で終わってるんですよ~」ということを言いたいがために便宜的につけたもので、元々の作品には「第一話」などという記述はない。
 
この作品は「罪の無い少女が死刑にされる話」を具体的に書く気は最初からなく、テレビを見てビールを飲んで寝る話を切り取るための「枠構造」として、それらしいことを匂わせているだけなのではないか?
 

137名無しさん
2022-03-29 05:46:09
ID:kqmuP82s(sage)

そもそも、ある小説が「未完」かどうかを誰が決めるのでしょうか……アハハ!

作者が「この小説は完結した」と思えば完結で、そうでなければ未完なのか。しかし、そうだとしても、いや、それだからこそ、それを明示してない作品では、読者には完結か未完かを決定するすべは無いことになる……
 
ちなみに、現代の文学世界では「作者の死」ということが言われ、作品を作者の意図に還元するのは時代遅れです。むしろ読者の積極的な解釈こそが作品形成の真のプロセスであって……しかし、こんな作品どうしろっていうんだよ!!
 

138名無しさん
2022-03-29 06:19:00
ID:kqmuP82s(sage)

ロラン・バルトは次のように言っています。
 
「『終えてしまう』ことへの願いは、各段階に現れる:素材の収集、執筆、推敲、タイプ清書、出版;だから各段階に、熱意があり、早くこの段階を過ぎてしまいたいという焦燥があり、それがなされてしまうと、今度は一種の失望が生じ、対象の最終的な平板さが実感される:なんだ、こんなものでしかないのか!(最初の読み直しはつらいものだ)、早く別のことに移ろう!」(『小説の準備』)
 
作者が小説を完結させるのは、「うむ、これで完結だ」と思うからではなく、焦燥と失望から「はやく別のことがしたい」と思うからなのです。
 
しかし、ノーベル文学賞を取りたいわけでもなし、何故そんなに焦ったり失望したりする必要があるのでしょうか?他の趣味と同じようにじっくりと取り組めばよいのではないか?
 
しかし、多くの「未完」作品に、バルトのいう「焦り」や「失望」が見てとれることは確かです。とはいえ、じゃあこの作品はどうなのか?というと、焦りや失望の痕跡は一切感じられません。やはり、この作品は、「俳句にまとめることができなかった俳句」なのではないでしょうか。
 

139堂本香織
2022-03-29 11:17:38
ID:O7xMHh8k

むずかしい!

140名無しさん
2022-03-29 12:02:47
ID:/E4z7xFU

堂本香織 34歳 男
つまらない事言って周りを不快にさせるのが生き甲斐

141名無しさん
2022-03-29 13:20:54
ID:kqmuP82s(sage)

えっショック😱
俺かわいそう!

142名無しさん
2022-03-29 16:39:04
ID:kqmuP82s(sage)

どんな小説を読みたいか教えて欲しいのだが
https://ha天.net/novel/1619923608.html
  
 
1:とある小説家D:2021/05/02(日) 11:46
どんなものを皆様が読みたいか教えて下さい。皆様に需要があるものを作りたいのです
 
2:匿名:2021/05/02(日) 11:57
桐野夏生的なドロドロしてリアルな小説
 
3:とある小説家D:2021/05/02(日) 12:22
なるほど
 
9:匿名 hoge:2021/05/08(土) 15:42
最近葉っぱ内の小説のいじめ系率高くて面白味と驚きが足りたいから斬新なものがいい
なんなら異世界転生とシリアス+バカをごちゃ混ぜにしたカオスで楽しい話とか読みたいな……貪欲すぎる()
 
10:葉月。-haduki-◆/Q:2021/05/08(土) 22:26
音enn偽カップルの小説が見たいです!!
 

143名無しさん
2022-03-29 16:44:40
ID:kqmuP82s(sage)

好きな葉っぱ小説あげこ!!
https://ha天.net/novel/1605690582.html
 
 
1:匿名:2020/11/18(水) 18:09
好きな葉っぱ小説あげて下さい!
もう全然更新されてないんですけど【いじめ】学校の闇
好きでした!!
 
 
2:愛羅 あいちゃん:2020/11/19(木) 16:48
>>1
それ「みにあひ」のパクりですよー
 
私は「いじめ~加害者の末路~」が好きです
 
 
5:みぃ◆VZbV1gU:2020/11/19(木) 21:57
>>2 ありがとうございます!
私も「Punishment―イジメ―」好きです!
 
 
6:匿名:2020/11/21(土) 17:52
いじめ 加害者の末路
 
 

144名無しさん
2022-03-29 16:55:16
ID:kqmuP82s(sage)

≪参考・引用文献(012)≫
 
「妊娠について。自分の実体験を書く。」作者名:佳奈
https://ha天.net/novel/1620201198.html
 
 
1:佳奈:2021/05/05(水) 16:53
私は未成年で妊娠出産しました。
馬鹿なのは承知なので責めないでください。
 
 
2:佳奈:2021/05/05(水) 17:01
私は早乙女佳奈。
公立の高校に通う17歳、華のJK……とは言っても今はコロナ自粛中で学校も休みだけど。

「寂しい~、会いたいよ~」
「今日も親仕事でいないよ、俺も会いたい」

よっしゃ~、礼央ん家遊びいこ~

まぁでも、ぶっちゃけ遊ばないのは青春真っ只中な私には無理。
だからほぼ毎日親のいない彼氏の家に遊びに行っている。
本当は外へ遊びに行きたいけど、コロナでそれどころじゃ無いから我慢している。
それに家だから楽しめる事もあるし。
ゴムはつけてないけど……

「礼央好き!礼央は私の事好き?」
「もちろん好きだよ」

まぁ外に出してるから大丈夫だよね。

もちろん次の日も一緒。

「おじゃましまーす」
「今日も親遅くなるって」

この程度の外出でコロナになるわけないし、17歳の今を楽しむ方がずっと大事。
 
 
3:佳奈:2021/05/05(水) 17:08
「だから今日はずっと一緒な」
「やった!」

それから2週間経ってもコロナは一向に収まらない。

「今日も感染者500人越えだって」
「ふーん……」

流石にこんな日常もマンネリ化してきちゃった。
だが、そんなある日のことだった。
今日も来ない、もう3週間も遅れてる……
なぜか、女の子の日が来なくなったのだ。
思い当たる事は一つしかない。

「……まさか、妊娠……?」

いやいやいや、そんな訳ない、大丈夫!
いつも外に出してたしあり得ないって!

「体調がちょっとおかしいだけ……きっと大丈夫」

でもやっぱり、女の子の日が来ない日々が怖くなって、生まれて初めて妊娠検査薬を買った。
その結果は……

「陽性……」

一気に血の気が引いた。
 
 
 

145名無しさん
2022-03-29 16:56:04
ID:kqmuP82s(sage)

4:佳奈:2021/05/05(水) 17:16
「うぇっ、おえぇ……」

今になってやっと責任の重さを痛感し、悪阻も重なって酷い吐き気に襲われた。
これが悪阻……!?
こんなに気持ち悪いんだ……
私……一体どうしたらいいの……?

「佳奈、最近あんた体調悪そうだけど大丈夫?」
「え、だ、大丈夫だよ」

食欲も急激に落ちたし、吐き気、眠気、怠さが一日中続く。

「全然食べてないじゃん、学校も再開するし何かあったら言うのよ?」
「うん……」

正直辛い、でも怖くて言い出せない。
コロナの自粛期間中に外出して、彼氏と会って、17歳で妊娠。
冷静になって思い返すとすごく馬鹿だと思う。

「中絶っていくらするんだろう……私のお金じゃ絶対に足りないしどうしよう……」

産もうが堕ろそうが世間体も悪いし、そもそも私1人じゃ金銭的にもどうにもならない……
 
 
5:佳奈:2021/05/05(水) 17:24
そ、そうだ!SNSを使えば……私と似たような子、他にもきっといるよね。
しかし、世間の未成年妊娠に対する目は異常に厳しい。
内容を見れば酷いコメントばかり。

「自粛中に外泊妊娠とかやばすぎ」
「責任感無さすぎ」

などなど……
確かに私が馬鹿だったけど、ここまで言われる筋合いは無いっ……!

「うっ……うぅ……助けて礼央」

LINEで私は送る。

「礼央、私妊娠したかも」
「は?まじ無理なんだけど、勝手に堕ろせば?てかもうブロックすっから話しかけんなよ」

……え?
私はその返答を見て、泣きながら携帯を床にガシャンッと叩きつけた。

「うああああぁ!!!!」

その叫び声に両親が駆け寄ってくる。

「佳奈!?どうしたの!?」

信じてた彼氏には、簡単に捨てられた。

「……何でもない、大丈夫だから」
 
 

146名無しさん
2022-03-29 16:56:26
ID:kqmuP82s(sage)

6:佳奈:2021/05/05(水) 17:37
あれからしばらくして、コロナで混乱していた世間は少しずつ日常を取り戻しはじめていた。

「またお弁当食べてないじゃ無い」
「ごめんね」

頼れる人がいない私は、いまだに毎日を騙し騙し過ごしていたけれど……

「ちょっと佳奈、ここ数ヶ月まともに食べてないのに妙にお腹が出てきてない?前から気になってはいたけれど……佳奈あんたまさか……」

いよいよ隠しきれなくなり、私は両親に妊娠を打ち明けた。

「何を考えてるんだよお前は!!!!」

私は子供で、本当ならもっと早くこうしないといけない筈だった。
打ち明けるのを先延ばしにしてきたせいで、中絶できる期間も過ぎてしまっていた。

「5ヶ月じゃ中絶も無理だろう!相手は誰だ!」

もう連絡の取れない彼氏の名前を言えるわけもなかった。
自粛期間中の軽率な行動のせいで、親には必要以上に迷惑が掛かり、家庭は荒れた。

「何でもっと早く相談しなかったの……」

初めての出産は孤独だった。
コロナ感染防止のために、面会立ち会いは一切禁止。
出産費用は全額親から借りて高校は中退した。
何とか家には置いてもらっているが殆ど勘当状態。
身体が落ち着いてすぐに働き始めた。
中卒の働き口はどこも薄給だが、親への借金と子供のためにはこうするしか無い。
これから私は一生、こうして生きて行くしか無いのだ。
 
 
7:佳奈:2021/05/05(水) 17:46
現在、望まない妊娠や性交渉の相談は増える一方。
前まで20~30件程だったが、コロナ禍の4月には凡そ3倍の819件となったらしい。
そして遺憾な事にそのうちの7割が私と同じく10代だと言う。
 
 
8:佳奈:2021/05/05(水) 17:53
当事者になった今この惨状に対して思う所は、まず私のようなモラルのない個人の問題。
そして日本の性教育の遅れが根本にあると思う。
性に対する知識は、学校では無くネット上の成人向けコンテンツで得るのが普通になってしまっている。
海外は逆で、ドイツを例に挙げると、小学5年生で性交や避妊法を図解で学ぶらしい。
日本はと言うと、2018年には東京の教育委員会が、ある中学校に性教育を不適切だという始末。
理由は、性交や避妊という言葉が中学生の発達段階に合わないからだという。
年々子供の精神年齢も発達しており、いつでも誤った性の情報が手に入るこの時代で危険に晒されるのは子供達なのだ。
 
 
9:佳奈:2021/05/05(水) 17:56
正しい性知識もなく、軽率で子供だった私の過ちは一生消えない。
学校で学べないことばかりのこの国で、将来この子が私のような思いをしなくて済むように、私は一生懸命この子を育てていこうと思う。

End

147名無しさん
2022-03-29 17:14:24
ID:kqmuP82s(sage)

https://azgaar.github.io/Fantasy-Map-Generator/

創作世界つくるときにおすすめ。軍事力や人口も出してくれる。

148名無しさん
2022-03-29 17:46:54
ID:kqmuP82s(sage)

≪参考・引用文献(013)≫
 
「こんな親なら、いらなかった。〈ノンフィクション〉」作者名:アル ◆6.

https://ha天.net/novel/1590487344.html
 
 
「題名のない人生…【ノンフィクション】」作者名:マフユ◆7U
https://ha天.net/novel/1592661645.html
 
 

149名無しさん
2022-03-29 17:49:39
ID:kqmuP82s(sage)

辛口小説批評スレ
https://ha天.net/novel/1568821450.html
 
 
1:invincible:2019/09/19(木) 00:44
スレ主が辛口で小説を批評します。辛口だけです。しかし、評価できるところはちゃんと評価します。
 
批評を受けたい方は、小説のURLかスレッド名を必ず貼ってください。また、できれば見所や粗筋も書いていただけると幸いです。
 
なお、批評はこのスレで行います。
 
 
2:匿名:2019/09/19(木) 06:39
君は人が頑張って書いた小説にわざわざ批判するというのだね。
それって、周りからみたら変なヤツだよ。
批判を アドバイス って 書けば 普通だったけど。
 
 
3:匿名:2019/09/19(木) 06:40
辛口で縛られたい人って Mじゃん(^ω^)
 
 
4:匿名:2019/09/19(木) 08:08
>>2
スレ主さん「批判」じゃなくて「批評」って書いてるよ……多分読み間違いだろうけど…
 
 
5:匿名:2019/09/19(木) 14:25
きゃぁはずかし
 
 
6:匿名:2019/09/19(木) 15:12
【悲報】批評と批判を見間違える
 
 
7:invincible:2019/09/19(木) 21:12
敢えて触れません。
 
あげます
 
 
8:匿名:2019/09/19(木) 22:05
イッチは有名な作家だったり
Web小説で大きなもの書いてたりしたん?
 
 
9:invincible:2019/09/19(木) 22:07
>>8
ギリ一万PVくらいの小説を書いていたり、占いツクールで一位だったりはしました。作家ではありません。
 
 
10:匿名:2019/09/22(日) 12:01
依頼しよっかな〜
どうしようかな〜
 
 
11:匿名:2019/09/23(月) 13:44
>>9
じゃあんなド素人にゃ評価されたくないし小説ここに置いとくのやめるわ
 
 
12:Invincible:2019/09/23(月) 14:01
>>11
「こんなど素人」って書いた方が適当だと思う。
読み速で晒したら結構適切な評価をもらえる。読み速で晒すことをオススメする。カクヨムで評価してもらうのはダメ。
 
 
13:Invincible:2019/09/23(月) 14:04
読み速URL:http://yomisoku.com
行ってらっしゃい
 
 
14:Invincible:2019/09/24(火) 21:08
あげるぞ。
 
 
15:匿名:2019/09/25(水) 17:15
可愛いな
 
 
16:匿名:2019/09/25(水) 17:16
は、ごめんなさい間違えちゃいました
 

150名無しさん
2022-03-29 17:54:19
ID:kqmuP82s(sage)

豊崎由美≒とんちゃん@toyozakishatyou
 
アニメの『平家物語』素晴らしかった。原作の膨大なエピソードの取捨選択、その手際が見事。で、このアニメに感じいった方に熱烈推薦したいのが、宇月原晴明の『安徳天皇漂海記』(中公文庫)なんです。海の底に沈んだ幼い帝の物語を宇月原さんがどのように語り直しているか。一読驚嘆必至の傑作です!
午後9:35 · 2022年3月28日·Twitter for iPad
  
 
🖇️mame-tan📎📎📎@tante67
返信先: @toyozakishatyouさん
 
「安徳天皇漂海記」大好きです!驚くべきイメージの展開ですよね。
 

151名無しさん
2022-03-30 00:22:37
ID:jS4CAWWA(sage)

「ここには私が週を追うごとに、そしておそらくは年を追うごとに摑んでいこうとするひとつの『意図』desseinがあり、描いていこうとするひとつの『デッサン』desssinがある。」(『小説の準備』)
 

152名無しさん
2022-03-30 00:24:17
ID:jS4CAWWA(sage)

「書くのだ、まるでこれまで一度も書いたことがなかったかのように」(『小説の準備』)

153名無しさん
2022-03-30 00:27:46
ID:jS4CAWWA(sage)

「『興ざめ』の全般化と意気消沈、新たに熱中することの不能→中世にはこれを表すひとつの言葉があった:アセディ〔虚脱状態〕である。」(『小説の準備』)

154名無しさん
2022-03-30 00:53:31
ID:jS4CAWWA(sage)

書くことを、書くことに対する欲望において理解しよう。つまり、性的な欲望と同じか、少なくとも同等のものとして理解しよう。
  
私は、射精できなくなった男性――おじいさんがいかにして欲望し、そしていかにしてそれを処理するのかを中学生の頃からずっと考え続けてきた。私に人生の「主題」といえるものがあるとすれば、これ以外にはありえない。
 
おじいさんは何をしているのだろうか。多くの時間、おじいさんは沈黙している。また、おじいさんはテレビを見ている。中にはネットでエロ動画を見ているおじいさんもいるかもしれない。しかし、私の定義する「おじいさん」は、「もはやエロ動画を見る意味のなくなった人々」なのであるから、エロ動画を見ているおじいさんは、まだおじいさんではない。
 
彼らには書くことか話すことしか残されてはいないのではないか。だが、多くのおじいさんは、自分は話すことは出来ても書くことは出来ないと思い込んでいる。
 
最近、無修正エロ動画を見てもチンチンがピクリともしなくなった私が恐れているのは、この事態である。「話すこと」は私がこの世界で最も忌み嫌う事態であり、それしか選択肢がなくる日が来ることを私は恐れる。何とか「書くこと」の中に逃げ込めないか。これが私が「書くこと」に固執する理由なのだ。
 
ちなみに、エロ動画を見てもチンチンはピクリともしないのだが、私は無理やり射精している。まだ「おじいさん」になりたくないからだ。皮をかぶったふきのとうのつぼみのようなチンチンのまま、射精を繰り返している。射精後に訪れる深い眠りをむさぼるために。
 

155名無しさん
2022-03-30 01:08:06
ID:jS4CAWWA(sage)

「確かに小説は書かれているが、一方でそれらはなかなか売れなくなっているし、他方ではいかなる小説も、実のところ大雑把に言ってプルースト以後は『抜きん出る』ことがなく、大小説、あるいは小説の記念碑の域に達することがなくなっているように思われる。だから歴史的には、こんにち小説は可能か、という問いは正当なものである。しかし素朴に言えば、私はこうした問いを自らに提起しない。さしあたり、私は小説を――『私の』小説を――戦術的に考えることはしないつもりだ。」(『小説の準備』)

156名無しさん
2022-03-30 01:17:50
ID:jS4CAWWA(sage)

サド侯爵は、小説とは愛する者を描くことであると言っていました。つまり、愛する者を「不滅」にすること。

157名無しさん
2022-03-30 01:19:39
ID:jS4CAWWA(sage)

「小説とは心情の味気なさ、アセディと闘うための実践なのである。」(『小説の準備』)

158名無しさん
2022-03-30 01:29:13
ID:jS4CAWWA(sage)

「私は実際に小説を書くのだろうか?以下のことを、ただ以下のことだけを答えておく。私はあたかも一篇の小説を書こうとしているかのようにするだろう。」(ロラン・バルト『小説の準備』石井洋二郎訳 筑摩書房)
 

159名無しさん
2022-03-30 01:35:17
ID:jS4CAWWA(sage)

「小説を書くか書かないか、そのことに失敗するかしないか、それは『成果』ではなく『道』なのだ。恋をすること、それは面目を失ってなおかつその事態を受け入れることであり、それゆえ失うべきいかなる面目もないのである。」(『小説の準備』)

160名無しさん
2022-03-30 01:39:59
ID:jS4CAWWA(sage)

「タオTao=道:重要なこと、それは道であり、道を進むことであって、最後に何を見出すかではない。→『企てるのに期待する必要はなく、続けるのに成功する必要はない』(これはサルトルの言葉でもある)」(『小説の準備』)

161名無しさん
2022-03-30 01:55:16
ID:jS4CAWWA(sage)

「どうして人は書くことを強制されずに読むことができるのか?換言すれば、奇怪な問いだが、どうしてこの世には作家よりも多くの読者が存在しうるのか?」(『小説の準備』)

前ページ次ページ
名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: