~手紙より集まりし者達~Worship of nothingness (連続リレー小説)

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61Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-29 21:34:16
ID:DfGehJFk

>>59-60

すると魔法使いが霊夢に話かけてきた

夢「あらあらあら~ 短気な巫女ですねぇ?」
霊「。。。さっきの。。。魔女っ娘」
夢「魔女っ娘じゃありません!! 大魔法使いです!!」
霊「同じでしょ?」
夢「全然違いますよ・・・」

霊「。。。まあいいわ 何の用かしら?」
夢「ふふふ、どんな方なのかと思ったから話しかけたまでですよ」

霊夢はその魔女っ娘と話ながらもどんどん攻撃するが、もっと魔物が出てきた

霊「ちょっと! 見てないで手伝いなさい!!」
夢「いいですよ!」

霊夢は魔女っ娘夢生にそう言うと、夢生は

夢「なんだか不思議です」
霊「はぁ?何がよ?」
夢「貴方をどこかで見た気がするのです」
霊「会ってないわよ」
夢「えぇ、だって会っていませんもの」

夢生がそう言うと魔導書?かメモ用紙的なものを取り出したそれをパラパラと開いてピタッと手を止めるそして……それを見た霊夢は驚く

   霊符。。。博麗幻影_______!

霊「!! あんた。。。それ。。。。」
夢「え。。。?! れ、霊夢。。。さん?? 博麗霊夢さんですか!?」
霊「そうだけど。。。知ってるの?」
夢「しってますよ!!!!!!」

霊夢は自分の技…いや、スペルが他の奴に使われたのを見て驚く。そしてその夢生が博麗霊夢という名を知っている事にも驚く霊夢は陸に戻るとそこに高杉、椿が来た

高杉「気がすんだのか。。。って夢生!?そういやいたか」
椿「あれ?どこかで会ったよね?」
夢生「ちょっとそれ酷くないですか!?」
椿「まぁまぁ冗談だけど。。。なんで」
高杉「なんで。。。」
霊夢「なんで。。。私のスペル使えるのよ」

三人は夢生に同じ事を同時に聞いた

62夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-30 00:17:06
ID:9DdOR6V.

椿「まぁまぁ冗談だけど。。。なんで」
高「なんで。。。」
霊「なんで。。。私のスペル使えるのよ」

私は戸惑った
スペル・・・と言っても見たものを元に、魔法を積み重ねてつくったただの形式が似ているだけの攻撃魔法なのだ

そもそもなぜこれを参考にしているのか

それは避けにくく、被弾すると威力が上がっていることがある。
被弾すると動きも鈍くなるからたくさん向かってくるとどうしようもなくなる
近戦専用のハンターにはとても役に立つ・・・

・・・どう説明しよう

夢「え・・・と・・・・何ででしょう?」

椿「・・・」
高「・・・」
霊「・・・まぁ、後でじっくり聞くとするわ」

椿「そうだな」

夢「今は目の前の敵に集中しましょう」

私はすぐさま頁をめくると次々とスペルカード風の魔法を使う

夢 「禁弾「過去を刻む時計」 無意識「弾幕のロールシャッハ」
   花咲爺「シロの灰」!!」

63破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-30 20:37:03
ID:VyTEnzRc

>>61-62

夢生は戸惑った。すると

夢「え・・・と・・・・何ででしょう?」

誤魔化すように言う夢生三人はジーと見た
椿「・・・」
高「・・・」
霊「・・・まぁ、後でじっくり聞くとするわ」
椿「そうだね」
夢「今は目の前の敵に集中しましょう」

とりあいず話を後にし周りにいるこの魔物達を倒すことにした。
そして夢生は次々と霊夢の知ってるスペルを出した

 禁弾 過去を刻む時計 
  無意識 弾幕のロールシャッハ
   花咲爺 シロの灰!!

高杉「お前本当にどこで知っだよそれ。。。まぁとりあいずこいつらを先に殺さなきゃなー」
椿「そうだね。。。一気に片付けるかい?」

霊夢はまた空に飛びどんどん弾幕を打っている。二人はその場で話しながらいちいち来る魔物を斬っている。

高杉「そうだな。。。流石に霊夢見たいになるのはなぁまぁいいかやるか椿」
椿「分かったやるんだね」
高杉「おい!!夢生!この場から離れろっ!!」
夢生「えぇ!?なんでってもしかして。。。逃げよう!」
霊夢「思いっきりやるのか?なら手を貸すぞ?」
高杉「あの技やるか?」霊夢「えぇ。。。クスクス」
夢生はいま戦っている場から一旦離れると目の前に結界が貼られ三人を見ている。

   _______須佐能乎_____!

二人からだんだん鎧を纏った人型があらわる高杉は黒、椿は青。そして二人の須佐能乎は天狗に変化し高杉の体に駁模様の呪印が現れ首に白黒の禍玉が出来た。椿には須佐能乎に呪印模様が出来た。そして二人は須佐能乎の翼で飛ぶ。
そして

霊、高
 __絶望 “鮮血の結末“ 滅__
椿
___魔神 死狂い 散___
椿、高
_____五重結界___

結界の上空に巨大な渦巻きが現れ魔物達は急に暴れ出し地面に陣が貼られた。巨大な渦巻きが現代人最大の天敵現実も何もかも全てを飲み込み陣から破裂したりと魔物が片付けるられそして何もかも消え結界内が現実も消え巨大次元の穴が開かれている

高杉「おぉー結構な状況だな」
椿「久し振りにこんな景色みた気がする」
霊夢「椿の死狂いっていいわね高杉のもそれにしてもスッキリしたわ」

三人はそう会話しているが下でそれを見た夢生はしりもちをしていた
三人は陸にもどり高杉、椿は須佐能乎を解除し夢生の元に向かう。

霊夢「どうしたのよしりもちなんてしちゃって」
夢生「。。。。いや。。。結界の中から叫び声とかして。。。」
高杉「それは俺と霊夢のやつだな使えないやつは大抵なにか聞こえる死狂いもそうあれも同じだ」
夢生「あ。。。そうなんですね。。。アハハ。。。」
高杉「こりゃダメだな。。。ちょっと待ってろ。。。あったこれ飲め」

高杉が取り出したのは万能材の飲み薬それを夢生に飲ますすると………

夢生「。。。あれ?体凄く軽いなんで?気持ち悪くもない!」
椿「それは、アロエとバラの性質を少しだけ入れた飲み薬だよアロエは万能とも言われて昔から使われててバラの性質はまぁこの世界とは違うけどアロエと少し同じやつとかあるんだよ」
夢生「なるほど。。。」

夢生は椿の分かりやすい説明により納得した。すると高杉が

高杉「それやるよいくらでも持ってるからなもうひとつあるからそれもやる遠慮しないで貰え」
夢生「え?あ、はい分かりましたありがとう御座います」
高杉「それと。。。お前はなかなかの才能出しなちょっと頭貸せ」

高杉は夢生の頭を触った。高杉が離す

夢生「これって!?」
高杉「お気に入りの技だよあげてやる」
霊夢「へぇーじゃあ私もこれあげる」

霊夢があげたのはスペルカード二枚渡したこの世界での住人は使えないが……夢生か持つと輝きながら消えたが夢生は……

夢生「いいんですか!?これ!」
霊夢「えぇいいわよ」
椿「じゃあ我も」
夢生「この技!。。。ありがとう御座いますっ!皆さん!」
三人「いいのいいの」
高杉「まぁさっき使ったのは教えられないがな。。。教えて欲しければこっちに来てもいいけどね」

高杉は夢生の耳元で言ったするとうめき声がしたその方向をみると多数の魔物が………だが100匹くらいだ

高杉「まだいたか。。。行くか椿、霊夢」
霊夢「えぇ」椿「行こう」

64コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-30 21:38:43
ID:KIPsvIKQ

───パチンッ
指を鳴らす音がした。
ファレルは、いや皆は辺りを見渡していた。

「魔物は…魔物は何処へ消えた…?」
ファレルは言う。

魔物が、突如として消えたのだ。

「……俺たち以外の気配を感じるが…何者だ?」
高杉は言った。

「お呼びかな?」
突如、闇から"黒いコートを纏う者たち"が現れた。
全員顔がフードで隠れており、解らなかった。

「貴様らは……機関!?」
ファレルには彼らは機関だという確信があった。

「…その通りだ。」

ハーシーはここぞとばかりに
「お前ら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」
と言う。

彼らは「…すっかり我らが悪役者扱いだな。」
と冷笑し再び闇に身を隠した。

ファレルは
「待て!」と止めるが、姿を現すことはなかった。

65コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-30 21:51:41
ID:KIPsvIKQ

その後。機関の城にて──。

「……」

「フフ、このゲーム、なかなか楽しめそうだ。」

「…楽しむだと…?我らに楽しむ余地などない。」

「お堅いねぇ。」
「ま、それよりも…さ。」

「……気づいたか、そうだな。」

「討伐隊員は、魔物の心を解き放つことができる…。」

「恐らく……魔物達の心と魔王の憎しみに震える念が引き合っているのだろうな。」

66破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-30 23:04:22
ID:VyTEnzRc

>>63-64

残り100匹を倒すため走る四人。そしてその瞬間パチンッ!という指鳴らしと同時にさっきまでいた魔
物が消えた。四人は止まって辺りを見渡した他の五人も止まって見渡した。

ファ「魔物は…魔物は何処へ消えた…?」

男は言った

高杉「……俺たち以外の気配を感じるが…何者だ?」
 (この気配。。。。さっきの視線と同じ。。。ん?。。。!?)
??「お呼びかな?」
高杉が言ってそう考えていると暗闇から黒いコートを纏った者達が突如現れるそいつら全員顔がフードで隠れており、解らない。恐らく機関だ。それを思った事を言ったのは討伐隊?だった男

ファ「貴様らは……機関!?」

男には彼らを機関だという考えが一緒だった。そしてその集団の中の一人が答えを言った

??「…その通りだ。」

そう言った。ならば……殺すだけだ!と刀を構えたが先にもう一人の男が斬ろうとした

「お前ら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」
と言ったすると集団……いや、機関は再び闇に身を隠そうとする。そして

「…すっかり我らが悪役者扱いだな。」

と黒い笑いをしながら言って消えた

男は
「待て!」と止めるが、もう機関の姿はない。
高杉、椿は刀を鞘に納め言う

高杉「さて。。。俺らは帰る夏の国を守れたんだ。。。充分だ」
椿「今回は、こっちも異変に気付いて来てそこに貴様ら討伐隊が偶然いただけの事。。。そして様子を見て協力しただけの事。。。ここから先の事情は貴様ら討伐隊の仕事でしょう?こっちはそっちの事は触れないので。。。それじゃあ」
霊夢「魔理沙みたいな奴また今度あってみたいわねそれじゃ」

霊夢は元の姿に戻ってそう言い三人は歩を進めた城へと

高杉「あぁー。。。そうだ、あの次元の穴はそのうち消えるから大丈夫だからーそんじゃあ」

67O,T
2016-12-01 00:42:19
ID:oFB75e8U

魔物達は実に多種多様であった。
肉くらい簡単に引き裂く鉤爪を持った者。
中に浮かんだ目玉。
死霊の兵士、大型の狼、クジラ以上の巨体を誇る巨人。
どれもこれも恐ろしい、「魔物」の名に恥じぬ力を持っていた。
しかし百戦錬磨の討伐隊には歯が立たない。
切り刻まれ、凍結させられ、貫かれ、夥しい群れは蹂躙されていく。

私はどうしていたか?
もちろん私は討伐隊を追ってきた者。
魔王からJを救った事だってある。
今更恐れてなんていられない。
能力をフルに使い魔物共を千切っては投げ千切っては投げ、死体の山を築いてみせた。

・・・といいたい所だが現実は非情だ。
さて本当の私の華やかしい功績を挙げてみよう。

まずこっそりJの懐に潜り込んだ。
私の入った写真をポプラに運ばせたのだ。
あの場の誰にも見られずにだ。(もっとも委員長やらやあのクソカス共は私の存在に気付いているがね)
この時点で我ながら大したヤツだと思うよ・・・。誰か勲章をくれ。

二つ目、相棒に撮影をさせた。もちろん私は外へは出ない。
おかげで良い写真が何十枚も撮れた。
最近、ちゃんと定職を取ろうと考えている。
この特ダネを出版社に売りつけて記者としてデビューしてやろう。
この能力があれば編集長にのし上がる事くらい容易い。
そして私を村から追い出しあろうことか下着泥棒のレッテルを貼りやがった村のバカ共を見返してやる。

盗撮していただけじゃあないぞ。
ちゃんと勇敢に戦った。
雷や炎を取り出して怯ませた。
先程も魔物の目玉を見事焼いてやった。
この素晴らしい活躍によりJに攻撃のチャンスを与えたのだ。
さぁ勲章を出せ。

・・・あまり、目立ちすぎるのはマズイ。
近くにいるのがJだけだからまだいい、しかし魔法使いやら能力者に相棒が見つかればどうなるか。
魔物と勘違いされヤツらと同じ末路を辿るハメになるだろう。

唐突に戦闘は幕を下ろした。
幻覚でも見ていたかのように夥しい程の魔物が跡形もなく消え失せたのだ。
あのクソカス共がなにかしたのか?それとも妙なマスクの男がどこかへ瞬間移動させたのか?
そのどちらでもなかった。

魔物の代わりに男達が現れる。機関だった。
全員黒づくめ、恐らくそれが彼らのユニフォームなのだろう。
これから第二ラウンドが、ついに機関との戦いが始まる・・・と思いきや連中は二言話しただけで消えていった。
私はシンパシーを感じるな、などと呑気な事を考えながら撮影を続けていた。

68◆X5668N6XH6
2016-12-08 23:37:52
ID:eeABU04I

age

69尽きない疑問符◆X5668N6XH6
2016-12-09 00:23:00
ID:.keR50pU

ある者は大剣を振るい、ある者は魔法を駆使し、ある者は荒技を用い__そうそう、丁度ハーシーのように骨を砕かせて脳幹を貫くような戦法で、次から次へと魔物の軍団を葬り去る。とうに百匹前後は倒したろうが……魔の群れは寧ろ、より密度を増してきている気がする。無論敗北は無い、だが勝利も見えない。魔物達が根負けしてくれるまで戦い続けるか、さもなくば__微量の恐怖と久々の高揚感が頭を突き抜ける。さて、次は誰を屠る? まずは真正面のボンクラから引き裂いてやろうか。ハーシーは爪の硬化を解くのすら忘れ、赤褐色がこびり付いた刃を真っ直ぐに振り下ろす。風圧に削がれた血糊が飛散し、銀の刃は吸い込まれるように魔物の脳天へ向かっていき……

パチン

「おわぁっっとっ! っとっと……」
ガスリと、地面を削る鈍重な音。ボロ布は見事に醜態を晒すこととなった。刃を引き抜こうと再び力を込めつつ辺りを見回す。醜態とまではいかないまでも、皆それぞれが困惑と喫驚の表情を浮かべていた。一体、この一瞬に何が起きた?

解答は存外早く示された。引き抜いた刃に映り込む、見えてはいけない筈の者達。巫山戯た言葉の組み合わせ方は、声の持ち主の正体を高らかに宣言していた。ならば話が早い、此処で仕留めてしまえばこっちのもの。ハーシーは単純明快な名采配を見せつけんと一歩前に歩み出る。

「アンタら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」

言い終わるよりもずっと疾く、【死神】が動いた。刹那の隙を突いて男達の前に瞬間移動、心臓部を貫かんと仕込み杖が唸る。だが、時既に遅し。剣は空虚を切り裂くに留まった。

『……取り逃がしました、ね。惜しいことをしてしまった。』

何処と無く悔しさの滲む声がマスクにくぐもる。ルミナは片手で数回杖を振り回すと、パッ、と手を離しながら元の直立姿勢に戻った。杖はいつの間にやら老紳士を残して何処かへと消えてしまったようだ。
彼は背後の仲間達へと向き直り、言葉を紡ぎ出す。

『でも、これで幾つか分かったこともありますね。まず一つ、組織は確かに存在している“”ということ。そしてもう一つ、“魔物は野生動物ではない”ということでしょうか。』

(分けます)

70尽きない疑問符◆X5668N6XH6
2016-12-10 21:06:59
ID:kl40pwW.

「“組織は最低限の実力を有している”、ってのも重要だろうよ。まあ、分かったことと同じくらいに謎も増えたけど。」

 すかさずハーシーも口を挟む。手に持っている刃は、ほんの少し先端部が欠けていた。刃を持ち上げ、欠け口の形状を確認。他には目立った損傷もない、戦闘の続行は可能か……。

と、ハーシーが苦笑を漏らした。刃を下ろしたら、“偶然にも”ジェーナと目が合ってしまったから。対するJは相変わらずのポーカーフェイスを貫く。だが__二人はどうやら、互いの視線に共通項を見出したようだった。ブルンと片手で得物を振るい、視線をとある方向へと向ける。徐に、ハーシーの口が開いた。

「例えば……“機関の奴らがどうやって俺達の居場所探り当てたのか”、とかよォ〜。案外“草”ってのがいるのかも知れないな。ほら、不思議には思わねーか。ええ?」

視線の先にある者、それは他ならぬファレル・カーライル。フェンスの意味を問うた時とはまるで違う、鋭い双眸が彼を射抜く。

「いや、あんたのこと疑ってるわけじゃあねぇんだ。ただちょいと違和感があってな……。その矢文、“本当に元討伐隊から送られた”のか? 何か裏付けがあるんなら別だ、けど名前さえ知ってりゃ誰でも騙ることは出来るわけで__」
〈ようやく気付いたところ申し訳ないが、此処では止めておけ。或いは機関の奴らに聞かれている可能性がある。〉

Jの一言がハーシーの追求を遮る。なるほど確かに機関の者達は瞬間移動というより、“最初から全体を俯瞰していた”かのような態度を取っていた。可能性は大いにある。ハーシーは“だな”と軽く頷いて一歩引き下がって見せた。

〈しかし、手頃に訊問……否、情報の整理が出来る場があればいいんだが。〉
『そういうことでしたら』

空を見上げ、呟くJ。そこに人差し指を立てながらルミナが歩み寄ってきた。

『丁度御要望に沿った場所をいくつか知っていますよ。そうですね……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう。』

彼の提案は、なんと“悪魔の森”の内部に向かうというもの。当然森に入れば別の危険が付き纏うことになる、あまり賢い選択とは言えないだろう。皆、あまり良い表情では無い……ただ一人、何かに納得したようなハーシーだけを除いて。

「ああ、“悪魔の森の素敵な場所”ね……。その言い方じゃ、初見さんには通じねぇと思うぜー。あ、みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな。」

ハーシーは、敢えてぼかした言葉遣いで場の全員に語り掛ける。魔物とは縁遠い……“悪魔の森”の状況とは合致しない内容の勧告。つまり、それが意味することは__

『ファレルさん、此処に居続けるのは貴方にとっても宜しくないでしょう。取り敢えず、穏やかに語らえる場所に移動しませんか?』

“勿論、移動するかどうかは皆さんに委ねますが”、ルミナは付け加えて告げる。虚無から再び杖を取り出した彼は、片手で静かに自身の前へと持ち上げた。杖の先端が陽光を受けて輝きを放つ。

『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に。』

71コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-12-11 00:43:58
ID:DXP4FdPE

>>70
「例えば……“機関の奴らがどうやって俺達の居場所探り当てたのか”、とかよォ〜。案外“草”ってのがいるのかも知れないな。ほら、不思議には思わねーか。ええ?」

そう言いながら、ハーシーは他ならぬファレルに目を向ける。その鋭い眼を。

ファレルは険しい顔を更に少し険しくさせる。

「いや、あんたのこと疑ってるわけじゃあねぇんだ。ただちょいと違和感があってな……。その矢文、“本当に元討伐隊から送られた”のか? 何か裏付けがあるんなら別だ、けど名前さえ知ってりゃ誰でも騙ることは出来るわけで__」
〈ようやく気付いたところ申し訳ないが、此処では止めておけ。或いは機関の奴らに聞かれている可能性がある。〉

(別に疑われていたのを気にかけていたんじゃあない…ただ別に気にかかることがあったのだ。)

〈しかし、手頃に訊問……否、情報の整理が出来る場があればいいんだが。〉
『そういうことでしたら』

曇天と化した空を見上げ、考えるJ。そこにルミナが提案をする。

『丁度御要望に沿った場所をいくつか知っていますよ。そうですね……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう。』

──そうルミナは提案した。
ファレルはそう言うのなら何か策でもあるのだろうと考えていた、だがそこはファレル。疑り深い性格故にあまり良い顔はしていない。いや皆もだ。ただ一人、何かに納得したようなハーシーだけを除いて。

「ああ、“悪魔の森の素敵な場所”ね……。その言い方じゃ、初見さんには通じねぇと思うぜー。あ、みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな。」

ハーシーは皆に案ずるなと促す
敢えて仄めかした言葉で。

『ファレルさん、此処に居続けるのは貴方にとっても宜しくないでしょう。取り敢えず、穏やかに語らえる場所に移動しませんか?』

“勿論、移動するかどうかは皆さんに委ねますが”、ルミナはそう言い虚無から再び杖を取り出した、片手で静かに自身の前へと持ち上げた。杖の先端が陽光を受けて輝きを放つ。

『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に。』

「……私は行こうッ ルミナさんたちを信用させてもらう。」

私の勘が違ったら違ったなりに策は考えてある。

72破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-12-11 23:22:10
ID:pGm8f.b2

>>66

>>66

そう言い残し開いた次元の穴へと入る
時空間が歩き一分もしない内に城の近くに着くそこは誰も通らない路地裏で道が暗いそこから三人は歩こうとすると……

高杉「ん?。。。!?」

錫杖が目の前に飛んで来たのだ。三人は避けたすると………

??「流石、最強で最凶の暗殺者天月、椿と異国者の霊夢。。。」

いつの間にか後ろに五人の麦のデカイ帽子で顔を隠した黒い集団が現れる。三人は体制に後ろを向き体制に入るがその後ろにも五人の集団が現れた。三人は黒い集団に囲まれた

高杉「チッ。。。面倒だな」
霊夢「あんた達何者?。。。さっきの機関とは違うみたいだけど?」
??「我らはこの世界で言う魔王を復活させるなどする集団ではない。。。」
椿「じゃあ。。。一体?」

椿がその質問をするとリーダーらしき人物が手をあげると手下は錫杖を降ろすそれを見て三人も降ろすリーダーらしきが質問に答えた

??「我等は天導衆天照院・奈落、竜王院・極楽などの最強暗殺組織が集った組織。。。神王院・神羅」

その名を聞いて高杉と椿が反応した
高杉「!?。。。奈落。。。極楽。。。だと。。。」
椿「。。。どういうこと?」
高杉、椿『奈落はもう壊滅したはずだろ?俺達の手で』
??「あの時は危なかったな。。。まさかアイツの弟子があんな事するとはな。。。全く大したものだなまぁあのままアイツが生きていたらお前らも死んでただろうなどんな力を持とうと。。。そうだ今ここで言うか。。。お前の両親を殺したのは奈落だったお前らの師匠だぞそんな事も知らんで師匠と言ってるのか?笑わ_____________

瞬間、高杉がリーダーを斬った

手下は錫杖で抑えようとするがリーダーが止める

??「ふん。。。所詮は暗殺者なのだよ貴様らは。。。そろそろ退くか」

集団は闇へと消えて行く

高杉「待ちやがれ!」

高杉がまた斬ろうとするがもう居なかった

椿「もう帰ろう城に。。。」

椿がそう言ったが高杉は動かない

椿「どうした高杉行 ______________
高杉「アイツらは恐らくこの世界の魔王を殺した後この世界を支配するだろう。。。なら先にこっちから殺せば彼奴らとも会えるだろ。。。だから行くぞ椿。。。魔王をもう一度殺しに」


73破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-12-11 23:40:29
ID:pGm8f.b2

>>72

椿「。。。行くんだね?」
高杉「あぁ。。。悪いが霊夢お前は城に居てくれ」
霊夢「はいはいどうせ言うと思ったわよ行ってらっしゃい」
高杉「あぁ行く」

するといきなり次元の穴が開かれた

白亜「私達も行くわ!」
黒子「私達も行きたいです」

いきなり二人が出てきてそんな事を言った

高杉「やっぱりどっからか隠れて。。。駄目だ来るな」
霊夢「いいじゃない行かせれば?」
高杉「お前まで。。。」
白亜「どうしても行きたいのあの時の恩返しとして。。。」
黒子「あの姿にならないようにそれに私達も強くなりたい。。。」
『だから行かせて下さい。。。!』
高杉「お前ら。。。」
レミリア「行かせてあげてこの子達さっきの聞いて準備までしたんだから椿と柊夜の分まで」
高杉「レミリアまで!?。。。はぁ分かったよ一緒に行くか」
『!。。。ありがとう御座います!』

二人が礼をした。

レミリア「城に何も問題は起きて無いわ王様とかもう無事帰ったわ」
霊夢「だから私達にあとは任せて行きなさいよ」
椿「すまないな今回は」
レミリア「礼をするのは早いでしょ?それは私達にお土産買ってからにしなさい」
高杉「へいへい買っておきますよ」
二人「。。。じゃあ行ってらっしゃい」
高杉「この世界のフランに言っといてくれ絶対次は渡すって」
レミリア「分かったわ。。。フフっ」

高杉と椿は朝日が登り始めた光へ進んだ

74夏目☸夢生☯ワサラー団副団長! (シス&ブラコン)◆jay6QQeYJY
2016-12-14 00:25:25
ID:sXlUIgvA

夢「はぁ・・・いきなり魔物が消えたと思ったら、次から次へと」

私は正直うんざりしていた
気になる点は何個かある

―――なぜ、異世界の者がいるのか
―――魔王を蘇らせる組織をどうしろというのか
まあ、魔王の方は倒せということなのだろうけど、調査からさせるとか
・・・まじないわ

レ「ふ~ん・・・あれが魔王を生き返らせようと言ってる・・・」
ミ「あれは、組織のほんの一部といったところか」
ネ「・・・めんどくさいわねぇ・・・。」
夢「はいはい! めんどくさいけど我慢!我慢!!」

75るりるん@瑠璃
2016-12-17 17:32:28
ID:hqgsybEY

>69-71

 消えた魔物に突然現れてすぐに去った機関。謎は増える一方で、どこから見られているかも分からないような状態では迂闊に話すことも出来ない。じゃあどうしろっていうのよ......。私は目の前の出来事についていくのに必死で、だいぶ混乱していた。どこかで一旦落ち着きたい、と思っていた私にとってルミナさんの提案はとてもいいものだった。だが、

 『……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう』

 “悪魔の森”って、それ大丈夫かな......?

 それを言おうか黙っていようか迷っていると、ハーシーさんが口を開いた。

 「みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな」
 
 彼が言うなら大丈夫だろう。だってこの2人、初めて会ったときも一緒にいたし。

 『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に』

 その言葉にファレルさんが杖を掴んだ。私もそれに続く。

 「わっ、私も行きます!!」

 ......これで滅茶苦茶危険なところだったらどうしようかな。



 

76J◆kZDFwAt8do
2016-12-21 15:07:35
ID:Qlo06Vxg

>>70

ペストマスクを着けた不気味な男は自分の見解を解説するように言葉を発した。先程の黒い服装に身を包んだ者達を取り逃がした事を悔やむ事なく、冷静に自身の意思を言葉に反映させている。
その見解にボロ布の男も言葉を挟んできた。

互いに疑いに疑いを覆い被せるような会話、この場所へ案内してきた水先案内人が考察の的になった所で俺はそれを遮断した。このままではごった煮になってしまって結論が遠ざかってしまう。だから俺は遮断と同時にこの場で組織達の考察を考えるのは危険だと警告した。

落とし穴に入ってることに間違いは無いのだから、だったら人知れず場で考えれば良いとペストマスクの男は単純で明快な提案をし、自分のテレポート能力で連れていってやろうと皆に伝えたのだった。


「そのテレポート能力は、大型の荷物も一緒に運べるのか?」

俺は彼の杖に触れる前に質問した。

「えぇ、問題ありません。常識の範囲内であれば。」

「なら待ってくれ。」

その答えを聞いて、俺はこの隔離区域に入る前に駐車しておいた大型輸送バイクを持ってくる。
手に握っていてる複合剣も分解してバイクに収納すると、俺は片手でハンドルに触れながら彼の杖へ手を置いた。

77酒場【明けの明星】◆X5668N6XH6
2016-12-29 18:56:22
ID:sIv605C2

ルミナが差し出した仕込み杖、個々で思うところはあったようだが、最終的には同じ選択をしてくれたようだ。改めて全員が揃ったことを確認し、老紳士はマスクの奥で笑みを浮かべた。

『では発ちましょうか。初めての方は目が眩む可能性がありますので、目を閉じることを推奨させていただきます。それでは、3・2・1……』

0のカウントを置き去りにして、皆の姿が消失する。後には、復旧の兆しを見せる荒涼の地に、風が虚しく土を巻き上げるばかり……

【場所:不詳 酒場 -The morning star- 前】

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

一瞬のうちに浮遊感が通り過ぎると、光景は先程とまるで違っていた。何処か神秘的な空気の漂う地は、悪魔の森のそれと対極にあるかのような雰囲気を醸し出す。が、不思議なことに、連れてきたルミナの姿が何処にも見当たらない。残された一人であるハーシーは、ポリポリと頭を掻きながら皆に振り返った。

「多分ルミナは彼処の中。アイツあんな風して酒場の経営しててさ、それがあの小洒落た建物。ついてきな。あ、もう分かったろうけどここは悪魔の森とは無関係。」

ハーシーは指を一点に向けて差す。その先には、確かに黄色の柔らかな光が漏れる建物があった。彼は言葉を残し、頭の後ろで手を組み歩き出した。口笛の音が高らかに曲を奏でていく……

曲が丁度終わった頃に、ハーシーは木造りの扉の前へ立っていた。打ち付けられた釘に掛かる、“OPEN”の小板。カランカラーン、と鈴の音を響かせて、ハーシーは本日2回目の入店を果たした。

『フフ、先程は失礼しました。片付けを済ませていなかったことを思い出しまして……』
「馬鹿、んなのどうでも良いことだろ。ったく、人に案内放り投げやがって。てか普通は出る前に片付けるよな?」

カウンターの奥に、見慣れない老紳士が一人立っている。銀の装飾眩しい黒ベストに、白いシャツと蝶ネクタイ。柔らかな笑みに銀髪とアンバー色の瞳、そして眼鏡……いかにも“酒場の主”であることを示すかのような風貌の彼。とはいえ、彼が何者かはすぐに察しがつくだろう。カウンターの奥には、先程の仕込み杖と燕尾服、そして特徴的なペストマスクが武具に混じって置かれている。つまり、彼こそがルミナ=ウィリアムズであるというわけだ。

カウンター席にはすでに、ハーシーが腰掛けていた。見れば、カチカチと一定のリズムを刻む柱時計と、その傍らにテーブルもいくつか用意されている。何方の席にも、丁寧にグラスが逆さで置いてある。酒場の主、ルミナが口を開いた。

『では改めて……私は、ルミナ=ウィリアムズです。一応名乗らせて頂きますね。人によっては、私を見るのが初めてということもあるでしょうから。』

カウンターの中から、扉を開けて入ってくる人に挨拶をするルミナ。ハーシーの持つグラスには何か__恐らくは出発前の最後の一杯の残りだろう__が注がれていた。魔力灯がもつ独特の柔らかな光が、店内を満たしていた。

『申し訳ありませんが、まだ何処に何方が座るかがわからなかったもので、まだ飲み物の準備が出来ておりません。何方に座って頂いても結構です……皆さん飲み物のご希望はありますか? 』

78JJJ◆kZDFwAt8do
2017-01-30 00:06:32
ID:3jQfMGT2

俺は何度かテレポートというものを経験した事がある。傭兵時代に、何度か特殊任務で座標移動させられたのだ。
今、自分はバイクのハンドルを握る感覚を脳で感じながら、空間をぶっ飛ぶ感覚も感知している。慣れてしまえば「自分が空間とその合間に挟まれている」という感覚を分かるようになってくる。俺はそれが出来るまでテレポートは慣れているのだ。

奇妙な感覚が消えて、意識のある中で意識が戻る。
視界情報が脳に届くようになり、俺は洒落た酒場の前に立っている事を把握する。

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

皆もようやく意識が戻ってきたのか、ボロ布の男が謝罪の言葉を皆に贈った。俺は特に気にせず、その場の流れに従って彼の後を追って酒場へ入店する。他のメンバーも後ろからついてきた。

酒の仄かな匂いが漂ってきた。

79コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2017-01-31 22:37:00
ID:RA0zTnDQ

一番ファレルが心配していたのは…ルミナのマスクの奥でどんな表情をしているか…だ。

『では発ちましょうか。初めての方は目が眩む可能性がありますので、目を閉じることを推奨させていただきます。それでは、3・2・1……』

私はカウントが刻まれてる間にサングラスをかけた。その刹那、私たちは眩い白光に抱擁された。

見よ、前方の景色を!
辺りは『悪魔』の森という異名に相応しくない神秘的な空気感に包まれている。
ハーシーがそれを語ってくれたようだ。

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

「多分ルミナは彼処の中。」

「アイツあんな風して酒場の経営しててさ、それがあの小洒落た建物。ついてきな。あ、もう分かったろうけどここは悪魔の森とは無関係。」

そう…悪魔の森とは対極なのだ。
ハーシーは持ち前の陽気さを見せるように口笛を吹きながらOPENの看板を提げた酒場 ─morning starへと足を運ぶ。
涼やかな鈴の音色と共に老紳士は現れる。

『フフ、先程は失礼しました。片付けを済ませていなかったことを思い出しまして……』

そう…彼は酒場の主ルミナ=ウィリアムズ。
そう答えたルミナにハーシーは憤りを隠しきれないようだ。
「馬鹿、んなのどうでも良いことだろ。ったく、人に案内放り投げやがって。てか普通は出る前に片付けるよな?」

動じないルミナ。
それを華麗にスルーしながらの挨拶。
まったくブレがない。
『では改めて……私は、ルミナ=ウィリアムズです。一応名乗らせて頂きますね。人によっては、私を見るのが初めてということもあるでしょうから。』

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