~手紙より集まりし者達~Worship of nothingness (連続リレー小説)

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46しいちん
2016-11-22 17:56:41
ID:hPlbzfLM


こんにちは🎈♡

47コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-22 23:04:48
ID:RK9S/GKc

>>36

扉を開ける前、ルミナが問う。

「恐らくですが……此処は非常に危険度が高い。当然扉には施錠が施されていると考えるべきです。ファレルさん、貴方は依頼を預かってきたと仰っていましたが、鍵などはお持ちでしょうか?また、出現する魔物を把握していらっしゃるのなら、その特徴や警戒すべき点もご教授願いたい。」

「勿論、鍵はここに。」
隊員記録にてこの人は物質を「読み古し要らなくなった本同然」に…つまり「鍵」が要らない状態にできるはず…何故鍵なんて持ってるか訊く必要が?裏切って閉じ込めようとしている……とでも思われているのか?

「…魔物については種類が増えすぎているのです。」
「今や何千通りにも及ぶでしょう。文字通りの雑魚もいれば強靭なものもいる。」
「いえ、殆ど強靭なタイプのものしかいない。」
「おまけに半数以上は魔法を使う。警戒すべきなのは「暗い」…ということでしょう。中には奇襲してくる魔物もいます。」

「何故…そうなるまで気づくことができなかった?」

Jは純粋に疑問に思ったのだろう。私も前までは、いや今も疑問に思っている、原因はわかっていない。

「唐突過ぎた、というべきでしょうか。」
「それまで兵で倒せばよかった魔物…ですが、数も増え、やがて兵では敵わなくなったのです。」

そろそろ刻が来る。

「!……来ますよ、奴等が。」
気配を感じた私は言う。

48夏目☸夢生☯ワサラー団副団長! (シス&ブラコン)◆jay6QQeYJY
2016-11-23 13:02:37
ID:tC3na7d6

フェンスを開けると空気が変わった
なんだか・・・前の怪物より強くなっている

「!……来ますよ、奴等が。」

誰かが言ったと途端に
「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」

ミ「なにゃにゃにゃにゃ!?」
ネ「驚きすぎ・・・行くよ! ミラエル」

ム「お姉様も行くよ!」
レ「ええ!」

怪物は私たちに容赦なく襲ってくるが、一瞬で雑魚は片付いてしまった

ム「これぐらい余裕です」


49Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-23 14:49:33
ID:saSywdlE

>>44-45 >>47-48

高杉「そっか。。。嫌な予感しかしないな何か。。。」

高杉が険しい顔でそういった。すると男がフェンスを開けた

「!……来ますよ、奴等が。」

男がそういうと空気が一変しフェンスの外から禍々しく凄まじい気が感じたそして……

「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」

魔物が凄いいきよいで出て来た。その数は結構多い、その中に少女が二人夢生ともう一人が突き進んだ。
魔物は容赦なくその二人を襲うが一瞬で殺した。

ム「これぐらい余裕です」

それを見ながら二人は

霊夢「ふぅん。。。あの子なかなかね」
高杉「だな。。。アイツ強くなったか。。。さて面倒くさいのは的中したな。。。どうする?椿行くか?」
椿「行くよ。。。柊夜と霊夢は?」

高杉の質問に答えて椿が聞いた高杉霊夢は……
霊夢「面白そうだし。。。行くわ」
高杉「行くに決まってるだろ。。。早く済ませるぞフランにまだ渡してないからな。。。!」
椿「フフ。。。そうだねっ。。!」

霊夢は飛び錫杖を次元から出して一気に倒して行った二人はそこから跳んだ。

霊夢「そんなものなの?もっと来なさいよ」
椿「こんくらいは余裕でしょ?」(笑)

霊夢はどんどん倒していき椿が挑発気味に言う。空中で刀を抜き回転斬りをするそして魔物の群れの中に着地した一瞬、回りにいた魔物は血を吹きながら倒れていく

高杉「当たり前だバーカ。。。霊夢においついてさっさと行くぞ。。!

椿「フフ。。。そうだね!」

二人もそこから一気に突き進んだ

50さあ、開幕の号令を◆X5668N6XH6
2016-11-23 19:56:38
ID:2EfCyrmg

(>>47より)

『これは失礼、不束なことを聞いてしまった。成る程、“暗きに注意せよ”ですか……フフ、私の得意分野というやつですな。』
「魔法は他のヤツらのが上手く対処できんだろ。俺たちゃ魔法耐性ってもんが希薄なようでね。さっ、そろそろ頃合いだな?」

 底知れぬ笑い声の漏れるペストマスクとボロ布が並び立つ珍妙な光景。だが、それも長くは続かない。何故なら__

「さあて、ちょいとスケールダウンはしたかも知れねぇが……討伐隊様の復活だい!叫ぶしか能がねェ雑魚なんざ、適当に薙ぎ払っちまえや!」

 フェンスの解放とほぼ同時に、風が瘴気を運び出す。かつての魔王が残す負の遺産の一端を感じながらも___討伐隊の面々には、とうにそれぞれの“覚悟”が宿っていた。魔物共の怒号を合図とし、彼らは弾けるがごとく疾駆する__!

 魔弾の嵐と剣の舞踏が魔物の群れを蹂躙する中、戦場のど真ん中に老紳士が突如出現する。化物とて自然の理程度は心得ている、故に数瞬は困惑に足が止まってしまう。が、対する老紳士・ルミナの方は魔の物に臆する事もない。遊歩道を散歩でもするように魔物の一体へと近付き、コツン、と手持ちの杖で軽く小突いた。
 当然のことながら、魔物とて黙ってはいられない。明確な怒りの表情を湛えた者共は、猛り狂いつつ鋭利な爪でもってルミナの肉を張り盛んと豪腕を振り抜く___

 
 飛び散る鮮血。響き渡る断末魔の叫び声。爪は確かに肉を捉え、一直線に切り裂いてみせた。


 ただ一つ、一つだけ魔物の群れに誤算があるとすれば。それは、切り裂く対象が“同胞”に切り替わってしまったことだろう__
『元戦闘員でもない私に触れられる時点で、未熟にも程がある。輪廻の輪にでも入ってよく考えなさい、己の敗北の理由。尤も幾らやり直したところで、勝ち目は万に一つもないですが。』

 たった今仲間を殺めた魔物の背後に、現われ出でるは黒づくめの“死神”の影。気配に気付き振り返った彼の双眸には、二本のダガーが丁重にプレゼントされた。
 同胞の死を嘆く間すら冗長。飛び掛かる犬型の魔物。だが、死神が指を鳴らせばあら不思議、全方位をダガーに囲まれた可哀想な犬公の出来上がり。

『魔物とて、命は尊いものだろう? ならばいっそ、己で土に還ったらどうだ。私に挑み、心半ばに散るよりは有意義な死だろうに。』

 死神の言葉は、魔物の群れに沁み渡る程の効力は持たないようだ。あれよあれよと死神の奇術に嵌り、死屍の積み上がる様のなんと儚きことか……。

51さあ、開幕の号令を◆X5668N6XH6
2016-11-23 22:15:19
ID:2EfCyrmg

 さて、ボロ布男ことハーシーの方だが……彼は生憎、“死神”が操るような類の奇術は持ち合わせていない。即ち、生身一つでの正面突破になる。薄々勘付いていた彼は、“服の内から”一振りの刃を躊躇うこともなく引き抜くと、フェンスを越えたすぐ先の地面目掛け、渾身の力を込めて突き刺した。
薄く柔軟な刃はよくしなる、勢いそのままに棒高跳びの要領で飛躍したボロ布は、先陣を切った少女達を飛び越え敵地の真っ只中に転がり落ちた。

「……っテテっと。あー、脚の筋肉強化してたんだけどなぁ……流石にどっかの誰かみてぇにはいかねーか。“英雄気取りさん”よ、アンタはやっぱスゲー野郎みたいだ!」

 皮肉交じりの本心を、“わざとJに聞こえるように”呟くハーシー。そんなヤツ、魔物からすれば格好の獲物に他ならない。先ずは自分がと躍り出る骸骨騎士的な何か。が、振り上げられた剣が脳天をかち割る前に、先程とは異なる刃の一閃が胴体を寸断してしまう。
 続くは“邪視 イービルアイ”。魔力を扱う巨大な目玉が、数本の触手じみた何かを垂らした姿で浮遊している……。空高く浮き上がった“邪視”は、ハーシーに狙いを定め魔力を解き放つ。直線的な朱色のレーザー弾は、彼を捉えきるには少々単純過ぎる__だが、回避する度に着弾地点で小規模な爆炎と化していく。執拗な攻撃に終わる気配は見られない、他の魔物も連動して動き出す……。
 とうとう痺れを切らした彼は、一切の回避を棄てて魔弾を左腕に受けた。爆炎が瞬く間に左腕を焼き尽くし、ただの焼け焦げた肉塊に変えてしまう。

「ウグッ……痛ってェなテメェ!!!!」

 だが……“左腕を喪った割には”随分と軽いリアクションに終始する。寧ろハーシーにしてみれば、回避の手間を削った分攻撃に回せるというもの。魔力の反動で動けないイービルアイを、投擲された“骸骨騎士”の剣が、ダーツでもしているかのように真っ直ぐ刺し貫いた。
 それでもやはり、左腕を喪うことは代償にしては重過ぎた。攻撃の手数が減った彼は、次第に周囲を囲まれていく。正確に、かつ確実に弱点を突いてはいるのだが、右腕だけではどうも火力不足。倒したところで数の暴力には勝ち目が無い。囲いは少しずつ、着実に小さくなっていき……

 遂に、槍の一撃が土手っ腹に深々と突き刺さった。

 先程までの擦り傷とは比べ物にならない出血量。勝利を確信しきった槍の担い手は、次の獲物を屠らんと振り返りつつ槍を引き抜き___
__引き抜けない。まるで地面に打ち込まれた杭でも引き抜くかのような……仕留め切った敵兵にこんなことで煩わせられるとは。きっと装飾にでも引っ掛かったのだろう、やれ除けようかと向き直る。

 この魔物は、油断することもまず無い優秀な兵だった。今だって油断した訳ではない、槍で貫けば、命あるものは朽ち果てるのが道理なのだがら。でも、相手が悪かった。

 槍の柄を掴んで、自ら此方に“刺さったまま移動”してきているなど、誰が予想出来る?

「……誇りに思いな。アンタは、俺を“一度”刺し貫いたんだから。そら、コイツは賞賛の代わりってヤツだよ!」

 槍から騎士が手を離すより遥かに早く、串刺しの男が“左腕の爪”を振り下ろした。“エナメルクロー”……エナメル質に覆われた彼の爪は、魔物を切り裂くのに十分過ぎる硬度を有していた。槍を腹部から“引き抜く”男。不思議なことに、その傷口はあっという間に肉で埋め尽くされてしまった。

「魔法とか使える誰か!ちょいとアレなの見せちまったが、引かないで援護頼む!魔物を動けなくして__」

 ピンピンした様子で辺り一帯に援護を求める。その言葉に応えてか、それとも偶然の援護となったのか__言葉を皆言い終える前に、魔法使いらしき少女、瑠璃が何かを詠唱を開始する。

【《-氷柱(アイス・コルム)-》__ッ!】

 詠唱の終了と同時に大気が揺らぐ。刹那の後、無数の氷柱が立ち昇る。突然の一撃に魔物も対応しきれない。瞬く間に場の魔物達の動きが停止した。動き回る相手ならともかく、止まったサンドバッグなど彼には容易過ぎる。刃を薙ぎ、次々と首を刈っていく。と、不意に立ち止まり、一体の凍り付いた首を手に取る。

「援護サンキュー!あ、英雄さん?こいつ、さっきの針のお返し!はいはい、構えて構えて〜……そいやッ!!」

 返礼がてら、“J”に向けて皮肉めいた台詞と共に敵の生首を投げ付けた。流石のJもこれには対応し切れない……と思われたが、魔兵にされた彼の身体能力と経験値は伊達では無い。生首に向けてバッターよろしく剣の腹をぶつけ、ハーシーの元へと送り返してみせる。彼の横を素通りした生首は、元の身体を含めた氷漬けの魔物達を粉々に砕いてみせた。Jの表情は__呆れとも怒りともつかぬ、何とも言い表しがたいもの。ハーシーの方も予想はしていたため、特に驚いた様子もなくグーサインを返すに留めた。

52J◆kZDFwAt8do
2016-11-24 03:17:56
ID:uT0R2ZLM

>>51

フェンスを開け、その後直ぐ様夢生達が開幕攻撃を行った。巨大な爆発音と煙の中、俺達は突入していく。立ち込める灰色の煙を掻き分け、走り出した。
先陣を切ったのはボロ布の男とペストマスクの男だ。特にペストマスクの男は瞬間移動でもしたかのように先頭を陣取っていた。それでも彼は迫り来る魔物達を翻弄するかのように殺害していく。まるで全てを予知して、起きる出来事を効率よく順調に消化していく仕事のように流れる動きで確実に魔物を仕留めている。
一方、ボロ布の男は俺に向けて嘲罵の言葉を飛ばしながら大きく飛躍した。その後、魔物に囲まれて致命的な攻撃を何度も受けるも、生きてるのがあたかも当然かのように振る舞う彼の姿は不気味に感じた。
彼等の戦闘行動のおかげで後方の方にはまだ敵が攻め混んでいない。

そんな中、俺は小走りで順に襲い掛かる魔物達を一匹ずつ斬り伏していった。一人単身で突撃するのには戦況が苦しすぎる。相手が人間ならまだしも、根本的には俺達以上の能力を持った化け物達だ。そんな奴等にたった一人で死に望むなんて俺には出来ない。
開幕から大きい魔法を放った夢生ともう一人の少女は、自分達が買ったヘイトを気にしてるのか一番後ろからついてしている。今の俺は彼女二人の前衛といった形でゆっくりと足を進めている状況だ。

先程の爆発を放った彼女二人を最優先の攻撃対象として見ているのか知らないが、壁であるこの俺に向かってくる狼型の魔物達、体格は恐らく2mを越えている。
一匹ずつ、次は二匹、そして次はまた一匹と、こちらの手を疑っているかのような戦い方をする魔物。そして今こちらへ飛びかかってきた三匹の魔物。
一番俺との距離が近い目標にブレイカーを投げ付け、後から時間差で飛び掛かる二匹の目標へ跳躍する。顔面に分厚い刀身を受けた魔物の背に足を乗せ、頭蓋骨を叩き割るように抉り込んだブレイカーを引き抜きながらその身を蹴った。
蹴り飛ばした反動をそのままに、大きく口を開いた二匹に向かって水平にブレイカーと本体の剣を差し込んだ。骨の抵抗を受けながら腕力で無理矢理刃を動かして、そのまま二匹の肉体を二つに斬り分けてやった。
やがて宙を舞った俺の体は地面に足を付け、次の目標へ目線をやる。だが、その瞬間であった。

「これ、さっきのお返し!」

と、突如ボロ布の男がそのまま言葉を続けてこちらへ生首を投げて来たのだ。唐突なその行動に疑問を感じるも、俺は偶然瑠璃が氷魔法で動きを止めていた魔物達の方へその生首を打ち返す、ボロ布の男を素通りさせて。
そんな俺の行動にグーサインで返したボロ布の男。なんだこいつは、俺をおちょくっているのか。しかしその余裕を持ったセンスは悪くない。
しかしだ。

俺は彼の後ろに浮遊していた目玉の魔物[イービルアイ]に向かってファングをブーメランのように投げた。
ボロ布の男を大きく囲むように円を作ったファングは、そのまま真横からイービルアイの瞳孔を抉るかのように斬り込む。
回転した勢いで更に眼球を傷を容赦なく広げ、未だにベクトルを失わないファングは刃を眼球の内部へ抉り込ませたところで動きを止めた。

「おっと、これは驚いた。」

その眼球の魔物の前に立っていた男は俺に向かって言葉を放つ。俺はそれを無視するかのように真横を通り抜け、ファングを回収した。

53るりるん@瑠璃
2016-11-25 21:29:14
ID:2Vo8KORg

>51
 
 ファレルさんがフェンスを開けた瞬間、中にいた魔物が一斉に襲いかかってきた。まず夢生ちゃん達が攻撃を仕掛け、そこへハーシーさんとルミナさんが勢いよく飛び込んでいく。私も後を追って走り出した。炎(フレイム)魔法を使って、次々と倒していく。だが、数が多くて自分に向かってくるのを倒すので精一杯だった。他の人の方を見る余裕はない。でもそれだと危ない。そう思った私は、地面に倒れこむ寸前の一体の頭を踏んで宙に飛ぶと同時に、振り返って周りの様子を確認する。

 「………ひっ!!」

 思わず声が出てしまい、慌てて口をふさいだ。私のすぐ傍でルミナさんの体に槍が突き刺さっていたのだ。回復を、と駆け寄ろうとした私は、あることに気付いて足を止めた。確かに血は流れているが、表情があまり苦しそうじゃなかったのだ。それはまるで、『作戦通り』とでも言いたげな、そんな顔ーー。次の瞬間、魔物は倒され、ルミナさんの体は元に戻った。

 「おお………って見てる場合じゃないっ……!」

 嫌な気配を感じて思い切り振り返ると、隙だらけだった私に数体迫ってきていた。周りが見えないのが危なかったから体勢を変えたのに、これでは意味がない。慌てて魔物に手をかざした。

 「魔法とか使える誰か!ちょいとアレなの見せちまったが、引かないで援護頼む!魔物を動けなくして__」

 「氷柱(アイス・コルム)!!」

 ルミナさんの声が聞こえるのと同時に叫ぶと、辺りの魔物が凍って動かなくなった。以前まで目くらましにしかすぎなかったこの魔法も、今では自分の意思で凍らせるところまでコントロールできるようになっていたのだ。偶然だったけど、唱えた魔法が要望にあっていてよかった、とそんなことを思った。

54コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-27 19:48:14
ID:PTPx8QgA

フェンスを開けたその刹那─
魔物達は敵だと認識した私達に襲いかかる。
「『レンブランツ』!」
とスタンドを呼び出す。こいつは俺と同じで独立精神が強いため、命令するしか操る手立てはない。
「魔物を殲滅しろ!」と命令する。
知能は人間並みには高いので魔物と人間を区別できる。

55コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-27 20:24:17
ID:PTPx8QgA

その命令を聴いたレンブランツは頷き、フェンスの中へと身を投げる。
魔法を放ったあの三人は相当ヘイトが高いだろう。
三人もそれを察してか後方で戦っている。
だがレンブランツは影の世界に住むスタンド…
戦いの際は影から影に乗り移り攻撃を仕掛けるので、然程敵に注目されることはない。

遠くから見ているのではっきりとは解らないがルミナが槍に貫かれている。
あまり苦しそうではないため魔物のものではあるまい。
恐らく援護は近く瑠璃がするだろう。
ルミナ?の周辺の魔物が氷柱で凍らされた。
「凍らされた」と思うと某石仮面の男を思い出したが、それについて深く考えるのはやめた。

…恐らくあの周辺にレンブランツがいる。
「レンブランツ」は「私」…と言える存在なのでレンブランツの五感で感じているものを私自身も感じることができる。
正に「ふたりでひとり」と言った感覚だ。


──それにしても
……巨大な、強靭な魔物は現れないままなのか。
いなくなったことを願おう。

56Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-27 23:21:09
ID:35S25Swo

>>49 

霊夢「あまりにもの多すぎるわ。。。」

霊夢は倒していった後少し休む。するとやっと二人が来た

高杉「どうした?霊夢疲れたのかよ?」
椿「一気に行くからだよ疲れてくるんだよ」

三人で背中を会わせながら話す。

霊夢「う、うるさいわねっ!?私は直ぐに倒せるって思ってたのよっ!」
高杉「油断大敵って言うんだよそういうのはたくっ。。。ちゃんとしろよな?」
霊夢「分かったわよ。。。」
高杉「さて。。。この数は多いな確かに。。。どう行こうか。。。ん?。なんだありゃ!?」

高杉が気がついて指を指すその先には……魔物の軍団の中一際目立ってデカイ奴が一体いるそいつは頭に麦の袋を被せていてそこにデカイ釘が打ち込まれていて身長が300cm以上はあるだろう武器は引きずっていてよく見ると斧と裏側には太いトゲが15本あった。それを見た三人は

高杉「あんなの見たことねぇよ!」
椿「あれは結構強いよ。。。この中でも」
霊夢「面倒さいわね気が増殖してるわ」

三人はこっちにやって来る魔物を倒しながらも驚きを隠せずみている。するとこっちの方向を見たデカ物はその瞬間こっちに走って来ただがデカイからか遅い……

高杉「遅くても怖いなあれは。。。」
霊夢「どうするのよあんなの」
椿「殺るしかないね」

椿がそう言うと二人は頷くそして、高杉の合図で四方八方に別れ高杉はデカ物の目の前他の二人は左右から思いっきり斬る……が左腕だけ切れたがびくともしないその瞬間斬った椿を斧で飛ばそうとするが間一髪避けた

椿「ハァハァ。。。!何なんだコイツ」
高杉「びくしねぇじゃねぇかっ。。。!」
霊夢「再生能力は。。。生憎無いみたいだけど。。。片腕だけでもアレを回せるのね。。。飛んだ怪力だわ」

三人は考えたどうするかすると霊夢は言った

霊夢「デカイ。。。あっもしかして高杉!」
高杉「あぁ!?なんだ!?」
霊夢「一回三人で回り込むわよ!」
高杉「なんで!?」霊夢「いいから!」

三人はその怪物の回りを込みそして後ろから三人で攻撃それに気付くが回る回転が遅いため直ぐに避けられた今度は前から攻撃するとさっき後ろを向いた怪物はこっちに振り向き攻撃するがさっきと同じく直ぐに避けられた

高杉「なるほどねデカくてもその重りのせいで遅いわけだだから走るのも遅かったのか」
椿「いいね!続けて行こうかっ!」

三人は一気にさっきの行動をしたそのおかげで倒れて込んだ

霊夢「やったわね私の作戦のおかげね」
高杉「いや俺のおかげだろ深く斬り刻んでいったからなん?__________「「避けろっ!」」

高杉と椿が気がつくその瞬間怪物は最後を振り絞って武器を投げてきた。そしてギリギリのとこで避けられ椿はナイフを投げ頭に直撃し倒れた

椿「危ない危ない。。。大丈夫?」
高杉「平気だ。。。霊夢は?」
霊夢「大丈夫よ。。。意外とデカイわりにしつこかったわね。。。」

三人は服を叩いて回りを見る

高杉「減んないなぁ。。。こんな人数久しぶりだな」
椿「だね。。。まぁ余裕でしょ三人とも」
霊夢「当然」高杉「勿論さぁ♪」
高杉「さて。。。と行こうか」
霊夢「えぇ」椿「そうだね」

そして三人は走って倒していった

57夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-28 07:13:37
ID:N8uTAadg

ネ「なんだぁ!? あの化け物!!」

ミ「それにあの三人・・・それにあの紅白のデカいリボン着けてる人・・・たぶんただの人じゃない」

ム「そうみたいね 巫女らへんかしら?」

58夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-29 00:06:16
ID:qwaL4mW.

あげる

59Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-29 19:44:01
ID:DfGehJFk

>>56

それから次々とデカ物と戦っていると霊夢は止まった

高杉「どうした?」
椿「どうかしたのかい?」

二人の質問に答えない霊夢。すると……

霊夢「この人数にイライラしてきたわ。。。」
高杉「まぁ確かに多すぎるしデカ物がなかなか倒れない始末。。。まぁイライラはしてくるだろうな」
椿「それに。。。斬っても斬っても終わらないしね。。。」
霊夢「そうだけど。。。あまりもの多すぎるでしょ?。。。もういいわ。。。一気に四大階で。。。こいつらを

すべてを消してやるわよ

霊夢が言った瞬間、霊夢から凄まじい気を発したそれがだんだん禍まいてくる。その瞬間凄まじく禍々しい気が辺り一帯にまでまわりが暗くなってくる。霊夢はだんだん浮いてきて赤黒い気が霊夢を包みそして………解き放った。
霊夢の服装の色が黒い紅色に変化する。

高杉「あぁーあ。。。こんなとこで使うなよ。。。」
椿「あれは。。。あの時の?」
高杉「そういやあの話の後ちゃんとまとめていってなかったなあいつから。。。
あの黒子と白亜を暴走させた張本人だよそして彼奴もアレが使える」
椿「その姿は。。。まるで____鬼だね」

二人は霊夢を見ていると錫杖の音を鳴らすと七つの黒いたまが現れたそれを魔物達に放つと大爆破した。

霊夢「まだいるのか。。。ならば。。。」
   ~煉獄 アマテラス~

すると黒い巨大な玉が現れ。それをまた魔物に放つそして魔物の群れに黒い炎が現れ落下すると連続して攻撃になりどんどん倒されていく。

60夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-29 20:27:11
ID:qwaL4mW.

夢「あらあらあら~ 短気な巫女ですねぇ?」

私は本当に神に仕えている者なのか気になるほど禍々しいオーラを放つ巫女に近づく

霊「・・・さっきの・・・魔女っ娘」

夢「魔女っ娘じゃありません!! 大魔法使いです!!」

霊「同じでしょう?」

夢「全然違いますよ・・・」

霊「・・・まあいいわ 何の用かしら?」

夢「ふふふ、どんな方なのかと思ったから話しかけたまでですよ」

巫女はどんどんと攻撃をしているが、もっと魔物が出てくる

霊「ちょっと! 見てないで手伝いなさい!!」

夢「いいですよ!」

私は1年前試しに打ってみた『あれ』をもっと強くし、ほかにもいろんな技を習得したのだ 

夢(趣味のあれを参考にして・・・ね)

夢「なんだか不思議です」

霊「はぁ?」

夢「貴方をどこかで見た気がするのです」

霊「あってないわよ」

夢「ええ、だって会っていませんもの」

そんなことを口にして、自分で作った魔導書(と行ってもただのメモ的なもの・・・)をパラパラと開いてピタッと手を止めた

夢「『霊符・・・博麗幻影』!!!」

霊「!! あんた・・・それ・・・・。」

夢「え・・・?! れ、霊夢・・・さん?? 博麗霊夢さんですか!?」

霊「そうだけど・・・知ってるの?」

夢「しってますよ!!!!!!」


61Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-29 21:34:16
ID:DfGehJFk

>>59-60

すると魔法使いが霊夢に話かけてきた

夢「あらあらあら~ 短気な巫女ですねぇ?」
霊「。。。さっきの。。。魔女っ娘」
夢「魔女っ娘じゃありません!! 大魔法使いです!!」
霊「同じでしょ?」
夢「全然違いますよ・・・」

霊「。。。まあいいわ 何の用かしら?」
夢「ふふふ、どんな方なのかと思ったから話しかけたまでですよ」

霊夢はその魔女っ娘と話ながらもどんどん攻撃するが、もっと魔物が出てきた

霊「ちょっと! 見てないで手伝いなさい!!」
夢「いいですよ!」

霊夢は魔女っ娘夢生にそう言うと、夢生は

夢「なんだか不思議です」
霊「はぁ?何がよ?」
夢「貴方をどこかで見た気がするのです」
霊「会ってないわよ」
夢「えぇ、だって会っていませんもの」

夢生がそう言うと魔導書?かメモ用紙的なものを取り出したそれをパラパラと開いてピタッと手を止めるそして……それを見た霊夢は驚く

   霊符。。。博麗幻影_______!

霊「!! あんた。。。それ。。。。」
夢「え。。。?! れ、霊夢。。。さん?? 博麗霊夢さんですか!?」
霊「そうだけど。。。知ってるの?」
夢「しってますよ!!!!!!」

霊夢は自分の技…いや、スペルが他の奴に使われたのを見て驚く。そしてその夢生が博麗霊夢という名を知っている事にも驚く霊夢は陸に戻るとそこに高杉、椿が来た

高杉「気がすんだのか。。。って夢生!?そういやいたか」
椿「あれ?どこかで会ったよね?」
夢生「ちょっとそれ酷くないですか!?」
椿「まぁまぁ冗談だけど。。。なんで」
高杉「なんで。。。」
霊夢「なんで。。。私のスペル使えるのよ」

三人は夢生に同じ事を同時に聞いた

62夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-30 00:17:06
ID:9DdOR6V.

椿「まぁまぁ冗談だけど。。。なんで」
高「なんで。。。」
霊「なんで。。。私のスペル使えるのよ」

私は戸惑った
スペル・・・と言っても見たものを元に、魔法を積み重ねてつくったただの形式が似ているだけの攻撃魔法なのだ

そもそもなぜこれを参考にしているのか

それは避けにくく、被弾すると威力が上がっていることがある。
被弾すると動きも鈍くなるからたくさん向かってくるとどうしようもなくなる
近戦専用のハンターにはとても役に立つ・・・

・・・どう説明しよう

夢「え・・・と・・・・何ででしょう?」

椿「・・・」
高「・・・」
霊「・・・まぁ、後でじっくり聞くとするわ」

椿「そうだな」

夢「今は目の前の敵に集中しましょう」

私はすぐさま頁をめくると次々とスペルカード風の魔法を使う

夢 「禁弾「過去を刻む時計」 無意識「弾幕のロールシャッハ」
   花咲爺「シロの灰」!!」

63破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-30 20:37:03
ID:VyTEnzRc

>>61-62

夢生は戸惑った。すると

夢「え・・・と・・・・何ででしょう?」

誤魔化すように言う夢生三人はジーと見た
椿「・・・」
高「・・・」
霊「・・・まぁ、後でじっくり聞くとするわ」
椿「そうだね」
夢「今は目の前の敵に集中しましょう」

とりあいず話を後にし周りにいるこの魔物達を倒すことにした。
そして夢生は次々と霊夢の知ってるスペルを出した

 禁弾 過去を刻む時計 
  無意識 弾幕のロールシャッハ
   花咲爺 シロの灰!!

高杉「お前本当にどこで知っだよそれ。。。まぁとりあいずこいつらを先に殺さなきゃなー」
椿「そうだね。。。一気に片付けるかい?」

霊夢はまた空に飛びどんどん弾幕を打っている。二人はその場で話しながらいちいち来る魔物を斬っている。

高杉「そうだな。。。流石に霊夢見たいになるのはなぁまぁいいかやるか椿」
椿「分かったやるんだね」
高杉「おい!!夢生!この場から離れろっ!!」
夢生「えぇ!?なんでってもしかして。。。逃げよう!」
霊夢「思いっきりやるのか?なら手を貸すぞ?」
高杉「あの技やるか?」霊夢「えぇ。。。クスクス」
夢生はいま戦っている場から一旦離れると目の前に結界が貼られ三人を見ている。

   _______須佐能乎_____!

二人からだんだん鎧を纏った人型があらわる高杉は黒、椿は青。そして二人の須佐能乎は天狗に変化し高杉の体に駁模様の呪印が現れ首に白黒の禍玉が出来た。椿には須佐能乎に呪印模様が出来た。そして二人は須佐能乎の翼で飛ぶ。
そして

霊、高
 __絶望 “鮮血の結末“ 滅__
椿
___魔神 死狂い 散___
椿、高
_____五重結界___

結界の上空に巨大な渦巻きが現れ魔物達は急に暴れ出し地面に陣が貼られた。巨大な渦巻きが現代人最大の天敵現実も何もかも全てを飲み込み陣から破裂したりと魔物が片付けるられそして何もかも消え結界内が現実も消え巨大次元の穴が開かれている

高杉「おぉー結構な状況だな」
椿「久し振りにこんな景色みた気がする」
霊夢「椿の死狂いっていいわね高杉のもそれにしてもスッキリしたわ」

三人はそう会話しているが下でそれを見た夢生はしりもちをしていた
三人は陸にもどり高杉、椿は須佐能乎を解除し夢生の元に向かう。

霊夢「どうしたのよしりもちなんてしちゃって」
夢生「。。。。いや。。。結界の中から叫び声とかして。。。」
高杉「それは俺と霊夢のやつだな使えないやつは大抵なにか聞こえる死狂いもそうあれも同じだ」
夢生「あ。。。そうなんですね。。。アハハ。。。」
高杉「こりゃダメだな。。。ちょっと待ってろ。。。あったこれ飲め」

高杉が取り出したのは万能材の飲み薬それを夢生に飲ますすると………

夢生「。。。あれ?体凄く軽いなんで?気持ち悪くもない!」
椿「それは、アロエとバラの性質を少しだけ入れた飲み薬だよアロエは万能とも言われて昔から使われててバラの性質はまぁこの世界とは違うけどアロエと少し同じやつとかあるんだよ」
夢生「なるほど。。。」

夢生は椿の分かりやすい説明により納得した。すると高杉が

高杉「それやるよいくらでも持ってるからなもうひとつあるからそれもやる遠慮しないで貰え」
夢生「え?あ、はい分かりましたありがとう御座います」
高杉「それと。。。お前はなかなかの才能出しなちょっと頭貸せ」

高杉は夢生の頭を触った。高杉が離す

夢生「これって!?」
高杉「お気に入りの技だよあげてやる」
霊夢「へぇーじゃあ私もこれあげる」

霊夢があげたのはスペルカード二枚渡したこの世界での住人は使えないが……夢生か持つと輝きながら消えたが夢生は……

夢生「いいんですか!?これ!」
霊夢「えぇいいわよ」
椿「じゃあ我も」
夢生「この技!。。。ありがとう御座いますっ!皆さん!」
三人「いいのいいの」
高杉「まぁさっき使ったのは教えられないがな。。。教えて欲しければこっちに来てもいいけどね」

高杉は夢生の耳元で言ったするとうめき声がしたその方向をみると多数の魔物が………だが100匹くらいだ

高杉「まだいたか。。。行くか椿、霊夢」
霊夢「えぇ」椿「行こう」

64コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-30 21:38:43
ID:KIPsvIKQ

───パチンッ
指を鳴らす音がした。
ファレルは、いや皆は辺りを見渡していた。

「魔物は…魔物は何処へ消えた…?」
ファレルは言う。

魔物が、突如として消えたのだ。

「……俺たち以外の気配を感じるが…何者だ?」
高杉は言った。

「お呼びかな?」
突如、闇から"黒いコートを纏う者たち"が現れた。
全員顔がフードで隠れており、解らなかった。

「貴様らは……機関!?」
ファレルには彼らは機関だという確信があった。

「…その通りだ。」

ハーシーはここぞとばかりに
「お前ら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」
と言う。

彼らは「…すっかり我らが悪役者扱いだな。」
と冷笑し再び闇に身を隠した。

ファレルは
「待て!」と止めるが、姿を現すことはなかった。

65コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-30 21:51:41
ID:KIPsvIKQ

その後。機関の城にて──。

「……」

「フフ、このゲーム、なかなか楽しめそうだ。」

「…楽しむだと…?我らに楽しむ余地などない。」

「お堅いねぇ。」
「ま、それよりも…さ。」

「……気づいたか、そうだな。」

「討伐隊員は、魔物の心を解き放つことができる…。」

「恐らく……魔物達の心と魔王の憎しみに震える念が引き合っているのだろうな。」

66破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-30 23:04:22
ID:VyTEnzRc

>>63-64

残り100匹を倒すため走る四人。そしてその瞬間パチンッ!という指鳴らしと同時にさっきまでいた魔
物が消えた。四人は止まって辺りを見渡した他の五人も止まって見渡した。

ファ「魔物は…魔物は何処へ消えた…?」

男は言った

高杉「……俺たち以外の気配を感じるが…何者だ?」
 (この気配。。。。さっきの視線と同じ。。。ん?。。。!?)
??「お呼びかな?」
高杉が言ってそう考えていると暗闇から黒いコートを纏った者達が突如現れるそいつら全員顔がフードで隠れており、解らない。恐らく機関だ。それを思った事を言ったのは討伐隊?だった男

ファ「貴様らは……機関!?」

男には彼らを機関だという考えが一緒だった。そしてその集団の中の一人が答えを言った

??「…その通りだ。」

そう言った。ならば……殺すだけだ!と刀を構えたが先にもう一人の男が斬ろうとした

「お前ら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」
と言ったすると集団……いや、機関は再び闇に身を隠そうとする。そして

「…すっかり我らが悪役者扱いだな。」

と黒い笑いをしながら言って消えた

男は
「待て!」と止めるが、もう機関の姿はない。
高杉、椿は刀を鞘に納め言う

高杉「さて。。。俺らは帰る夏の国を守れたんだ。。。充分だ」
椿「今回は、こっちも異変に気付いて来てそこに貴様ら討伐隊が偶然いただけの事。。。そして様子を見て協力しただけの事。。。ここから先の事情は貴様ら討伐隊の仕事でしょう?こっちはそっちの事は触れないので。。。それじゃあ」
霊夢「魔理沙みたいな奴また今度あってみたいわねそれじゃ」

霊夢は元の姿に戻ってそう言い三人は歩を進めた城へと

高杉「あぁー。。。そうだ、あの次元の穴はそのうち消えるから大丈夫だからーそんじゃあ」

67O,T
2016-12-01 00:42:19
ID:oFB75e8U

魔物達は実に多種多様であった。
肉くらい簡単に引き裂く鉤爪を持った者。
中に浮かんだ目玉。
死霊の兵士、大型の狼、クジラ以上の巨体を誇る巨人。
どれもこれも恐ろしい、「魔物」の名に恥じぬ力を持っていた。
しかし百戦錬磨の討伐隊には歯が立たない。
切り刻まれ、凍結させられ、貫かれ、夥しい群れは蹂躙されていく。

私はどうしていたか?
もちろん私は討伐隊を追ってきた者。
魔王からJを救った事だってある。
今更恐れてなんていられない。
能力をフルに使い魔物共を千切っては投げ千切っては投げ、死体の山を築いてみせた。

・・・といいたい所だが現実は非情だ。
さて本当の私の華やかしい功績を挙げてみよう。

まずこっそりJの懐に潜り込んだ。
私の入った写真をポプラに運ばせたのだ。
あの場の誰にも見られずにだ。(もっとも委員長やらやあのクソカス共は私の存在に気付いているがね)
この時点で我ながら大したヤツだと思うよ・・・。誰か勲章をくれ。

二つ目、相棒に撮影をさせた。もちろん私は外へは出ない。
おかげで良い写真が何十枚も撮れた。
最近、ちゃんと定職を取ろうと考えている。
この特ダネを出版社に売りつけて記者としてデビューしてやろう。
この能力があれば編集長にのし上がる事くらい容易い。
そして私を村から追い出しあろうことか下着泥棒のレッテルを貼りやがった村のバカ共を見返してやる。

盗撮していただけじゃあないぞ。
ちゃんと勇敢に戦った。
雷や炎を取り出して怯ませた。
先程も魔物の目玉を見事焼いてやった。
この素晴らしい活躍によりJに攻撃のチャンスを与えたのだ。
さぁ勲章を出せ。

・・・あまり、目立ちすぎるのはマズイ。
近くにいるのがJだけだからまだいい、しかし魔法使いやら能力者に相棒が見つかればどうなるか。
魔物と勘違いされヤツらと同じ末路を辿るハメになるだろう。

唐突に戦闘は幕を下ろした。
幻覚でも見ていたかのように夥しい程の魔物が跡形もなく消え失せたのだ。
あのクソカス共がなにかしたのか?それとも妙なマスクの男がどこかへ瞬間移動させたのか?
そのどちらでもなかった。

魔物の代わりに男達が現れる。機関だった。
全員黒づくめ、恐らくそれが彼らのユニフォームなのだろう。
これから第二ラウンドが、ついに機関との戦いが始まる・・・と思いきや連中は二言話しただけで消えていった。
私はシンパシーを感じるな、などと呑気な事を考えながら撮影を続けていた。

68◆X5668N6XH6
2016-12-08 23:37:52
ID:eeABU04I

age

69尽きない疑問符◆X5668N6XH6
2016-12-09 00:23:00
ID:.keR50pU

ある者は大剣を振るい、ある者は魔法を駆使し、ある者は荒技を用い__そうそう、丁度ハーシーのように骨を砕かせて脳幹を貫くような戦法で、次から次へと魔物の軍団を葬り去る。とうに百匹前後は倒したろうが……魔の群れは寧ろ、より密度を増してきている気がする。無論敗北は無い、だが勝利も見えない。魔物達が根負けしてくれるまで戦い続けるか、さもなくば__微量の恐怖と久々の高揚感が頭を突き抜ける。さて、次は誰を屠る? まずは真正面のボンクラから引き裂いてやろうか。ハーシーは爪の硬化を解くのすら忘れ、赤褐色がこびり付いた刃を真っ直ぐに振り下ろす。風圧に削がれた血糊が飛散し、銀の刃は吸い込まれるように魔物の脳天へ向かっていき……

パチン

「おわぁっっとっ! っとっと……」
ガスリと、地面を削る鈍重な音。ボロ布は見事に醜態を晒すこととなった。刃を引き抜こうと再び力を込めつつ辺りを見回す。醜態とまではいかないまでも、皆それぞれが困惑と喫驚の表情を浮かべていた。一体、この一瞬に何が起きた?

解答は存外早く示された。引き抜いた刃に映り込む、見えてはいけない筈の者達。巫山戯た言葉の組み合わせ方は、声の持ち主の正体を高らかに宣言していた。ならば話が早い、此処で仕留めてしまえばこっちのもの。ハーシーは単純明快な名采配を見せつけんと一歩前に歩み出る。

「アンタら…確か魔王の復活を目的としてるんだってな。なら、ここで倒すだけだ!」

言い終わるよりもずっと疾く、【死神】が動いた。刹那の隙を突いて男達の前に瞬間移動、心臓部を貫かんと仕込み杖が唸る。だが、時既に遅し。剣は空虚を切り裂くに留まった。

『……取り逃がしました、ね。惜しいことをしてしまった。』

何処と無く悔しさの滲む声がマスクにくぐもる。ルミナは片手で数回杖を振り回すと、パッ、と手を離しながら元の直立姿勢に戻った。杖はいつの間にやら老紳士を残して何処かへと消えてしまったようだ。
彼は背後の仲間達へと向き直り、言葉を紡ぎ出す。

『でも、これで幾つか分かったこともありますね。まず一つ、組織は確かに存在している“”ということ。そしてもう一つ、“魔物は野生動物ではない”ということでしょうか。』

(分けます)

70尽きない疑問符◆X5668N6XH6
2016-12-10 21:06:59
ID:kl40pwW.

「“組織は最低限の実力を有している”、ってのも重要だろうよ。まあ、分かったことと同じくらいに謎も増えたけど。」

 すかさずハーシーも口を挟む。手に持っている刃は、ほんの少し先端部が欠けていた。刃を持ち上げ、欠け口の形状を確認。他には目立った損傷もない、戦闘の続行は可能か……。

と、ハーシーが苦笑を漏らした。刃を下ろしたら、“偶然にも”ジェーナと目が合ってしまったから。対するJは相変わらずのポーカーフェイスを貫く。だが__二人はどうやら、互いの視線に共通項を見出したようだった。ブルンと片手で得物を振るい、視線をとある方向へと向ける。徐に、ハーシーの口が開いた。

「例えば……“機関の奴らがどうやって俺達の居場所探り当てたのか”、とかよォ〜。案外“草”ってのがいるのかも知れないな。ほら、不思議には思わねーか。ええ?」

視線の先にある者、それは他ならぬファレル・カーライル。フェンスの意味を問うた時とはまるで違う、鋭い双眸が彼を射抜く。

「いや、あんたのこと疑ってるわけじゃあねぇんだ。ただちょいと違和感があってな……。その矢文、“本当に元討伐隊から送られた”のか? 何か裏付けがあるんなら別だ、けど名前さえ知ってりゃ誰でも騙ることは出来るわけで__」
〈ようやく気付いたところ申し訳ないが、此処では止めておけ。或いは機関の奴らに聞かれている可能性がある。〉

Jの一言がハーシーの追求を遮る。なるほど確かに機関の者達は瞬間移動というより、“最初から全体を俯瞰していた”かのような態度を取っていた。可能性は大いにある。ハーシーは“だな”と軽く頷いて一歩引き下がって見せた。

〈しかし、手頃に訊問……否、情報の整理が出来る場があればいいんだが。〉
『そういうことでしたら』

空を見上げ、呟くJ。そこに人差し指を立てながらルミナが歩み寄ってきた。

『丁度御要望に沿った場所をいくつか知っていますよ。そうですね……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう。』

彼の提案は、なんと“悪魔の森”の内部に向かうというもの。当然森に入れば別の危険が付き纏うことになる、あまり賢い選択とは言えないだろう。皆、あまり良い表情では無い……ただ一人、何かに納得したようなハーシーだけを除いて。

「ああ、“悪魔の森の素敵な場所”ね……。その言い方じゃ、初見さんには通じねぇと思うぜー。あ、みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな。」

ハーシーは、敢えてぼかした言葉遣いで場の全員に語り掛ける。魔物とは縁遠い……“悪魔の森”の状況とは合致しない内容の勧告。つまり、それが意味することは__

『ファレルさん、此処に居続けるのは貴方にとっても宜しくないでしょう。取り敢えず、穏やかに語らえる場所に移動しませんか?』

“勿論、移動するかどうかは皆さんに委ねますが”、ルミナは付け加えて告げる。虚無から再び杖を取り出した彼は、片手で静かに自身の前へと持ち上げた。杖の先端が陽光を受けて輝きを放つ。

『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に。』

71コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-12-11 00:43:58
ID:DXP4FdPE

>>70
「例えば……“機関の奴らがどうやって俺達の居場所探り当てたのか”、とかよォ〜。案外“草”ってのがいるのかも知れないな。ほら、不思議には思わねーか。ええ?」

そう言いながら、ハーシーは他ならぬファレルに目を向ける。その鋭い眼を。

ファレルは険しい顔を更に少し険しくさせる。

「いや、あんたのこと疑ってるわけじゃあねぇんだ。ただちょいと違和感があってな……。その矢文、“本当に元討伐隊から送られた”のか? 何か裏付けがあるんなら別だ、けど名前さえ知ってりゃ誰でも騙ることは出来るわけで__」
〈ようやく気付いたところ申し訳ないが、此処では止めておけ。或いは機関の奴らに聞かれている可能性がある。〉

(別に疑われていたのを気にかけていたんじゃあない…ただ別に気にかかることがあったのだ。)

〈しかし、手頃に訊問……否、情報の整理が出来る場があればいいんだが。〉
『そういうことでしたら』

曇天と化した空を見上げ、考えるJ。そこにルミナが提案をする。

『丁度御要望に沿った場所をいくつか知っていますよ。そうですね……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう。』

──そうルミナは提案した。
ファレルはそう言うのなら何か策でもあるのだろうと考えていた、だがそこはファレル。疑り深い性格故にあまり良い顔はしていない。いや皆もだ。ただ一人、何かに納得したようなハーシーだけを除いて。

「ああ、“悪魔の森の素敵な場所”ね……。その言い方じゃ、初見さんには通じねぇと思うぜー。あ、みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな。」

ハーシーは皆に案ずるなと促す
敢えて仄めかした言葉で。

『ファレルさん、此処に居続けるのは貴方にとっても宜しくないでしょう。取り敢えず、穏やかに語らえる場所に移動しませんか?』

“勿論、移動するかどうかは皆さんに委ねますが”、ルミナはそう言い虚無から再び杖を取り出した、片手で静かに自身の前へと持ち上げた。杖の先端が陽光を受けて輝きを放つ。

『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に。』

「……私は行こうッ ルミナさんたちを信用させてもらう。」

私の勘が違ったら違ったなりに策は考えてある。

72破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-12-11 23:22:10
ID:pGm8f.b2

>>66

>>66

そう言い残し開いた次元の穴へと入る
時空間が歩き一分もしない内に城の近くに着くそこは誰も通らない路地裏で道が暗いそこから三人は歩こうとすると……

高杉「ん?。。。!?」

錫杖が目の前に飛んで来たのだ。三人は避けたすると………

??「流石、最強で最凶の暗殺者天月、椿と異国者の霊夢。。。」

いつの間にか後ろに五人の麦のデカイ帽子で顔を隠した黒い集団が現れる。三人は体制に後ろを向き体制に入るがその後ろにも五人の集団が現れた。三人は黒い集団に囲まれた

高杉「チッ。。。面倒だな」
霊夢「あんた達何者?。。。さっきの機関とは違うみたいだけど?」
??「我らはこの世界で言う魔王を復活させるなどする集団ではない。。。」
椿「じゃあ。。。一体?」

椿がその質問をするとリーダーらしき人物が手をあげると手下は錫杖を降ろすそれを見て三人も降ろすリーダーらしきが質問に答えた

??「我等は天導衆天照院・奈落、竜王院・極楽などの最強暗殺組織が集った組織。。。神王院・神羅」

その名を聞いて高杉と椿が反応した
高杉「!?。。。奈落。。。極楽。。。だと。。。」
椿「。。。どういうこと?」
高杉、椿『奈落はもう壊滅したはずだろ?俺達の手で』
??「あの時は危なかったな。。。まさかアイツの弟子があんな事するとはな。。。全く大したものだなまぁあのままアイツが生きていたらお前らも死んでただろうなどんな力を持とうと。。。そうだ今ここで言うか。。。お前の両親を殺したのは奈落だったお前らの師匠だぞそんな事も知らんで師匠と言ってるのか?笑わ_____________

瞬間、高杉がリーダーを斬った

手下は錫杖で抑えようとするがリーダーが止める

??「ふん。。。所詮は暗殺者なのだよ貴様らは。。。そろそろ退くか」

集団は闇へと消えて行く

高杉「待ちやがれ!」

高杉がまた斬ろうとするがもう居なかった

椿「もう帰ろう城に。。。」

椿がそう言ったが高杉は動かない

椿「どうした高杉行 ______________
高杉「アイツらは恐らくこの世界の魔王を殺した後この世界を支配するだろう。。。なら先にこっちから殺せば彼奴らとも会えるだろ。。。だから行くぞ椿。。。魔王をもう一度殺しに」


73破壊神Na†umマキ★Oni-Petora兵長ワサラー団 団長◆8BYfGxHt8w
2016-12-11 23:40:29
ID:pGm8f.b2

>>72

椿「。。。行くんだね?」
高杉「あぁ。。。悪いが霊夢お前は城に居てくれ」
霊夢「はいはいどうせ言うと思ったわよ行ってらっしゃい」
高杉「あぁ行く」

するといきなり次元の穴が開かれた

白亜「私達も行くわ!」
黒子「私達も行きたいです」

いきなり二人が出てきてそんな事を言った

高杉「やっぱりどっからか隠れて。。。駄目だ来るな」
霊夢「いいじゃない行かせれば?」
高杉「お前まで。。。」
白亜「どうしても行きたいのあの時の恩返しとして。。。」
黒子「あの姿にならないようにそれに私達も強くなりたい。。。」
『だから行かせて下さい。。。!』
高杉「お前ら。。。」
レミリア「行かせてあげてこの子達さっきの聞いて準備までしたんだから椿と柊夜の分まで」
高杉「レミリアまで!?。。。はぁ分かったよ一緒に行くか」
『!。。。ありがとう御座います!』

二人が礼をした。

レミリア「城に何も問題は起きて無いわ王様とかもう無事帰ったわ」
霊夢「だから私達にあとは任せて行きなさいよ」
椿「すまないな今回は」
レミリア「礼をするのは早いでしょ?それは私達にお土産買ってからにしなさい」
高杉「へいへい買っておきますよ」
二人「。。。じゃあ行ってらっしゃい」
高杉「この世界のフランに言っといてくれ絶対次は渡すって」
レミリア「分かったわ。。。フフっ」

高杉と椿は朝日が登り始めた光へ進んだ

74夏目☸夢生☯ワサラー団副団長! (シス&ブラコン)◆jay6QQeYJY
2016-12-14 00:25:25
ID:sXlUIgvA

夢「はぁ・・・いきなり魔物が消えたと思ったら、次から次へと」

私は正直うんざりしていた
気になる点は何個かある

―――なぜ、異世界の者がいるのか
―――魔王を蘇らせる組織をどうしろというのか
まあ、魔王の方は倒せということなのだろうけど、調査からさせるとか
・・・まじないわ

レ「ふ~ん・・・あれが魔王を生き返らせようと言ってる・・・」
ミ「あれは、組織のほんの一部といったところか」
ネ「・・・めんどくさいわねぇ・・・。」
夢「はいはい! めんどくさいけど我慢!我慢!!」

75るりるん@瑠璃
2016-12-17 17:32:28
ID:hqgsybEY

>69-71

 消えた魔物に突然現れてすぐに去った機関。謎は増える一方で、どこから見られているかも分からないような状態では迂闊に話すことも出来ない。じゃあどうしろっていうのよ......。私は目の前の出来事についていくのに必死で、だいぶ混乱していた。どこかで一旦落ち着きたい、と思っていた私にとってルミナさんの提案はとてもいいものだった。だが、

 『……“悪魔の森”なら、組織の者も追ってくるのは難しいのでは? 我々の動向も探られにくいでしょう』

 “悪魔の森”って、それ大丈夫かな......?

 それを言おうか黙っていようか迷っていると、ハーシーさんが口を開いた。

 「みんな安心してくれや。全員纏めてコイツが連れてってくれる。魔物とは縁遠い場所にな」
 
 彼が言うなら大丈夫だろう。だってこの2人、初めて会ったときも一緒にいたし。

 『同意される際には、この杖に触れてください。この杖が場への鍵となります故に』

 その言葉にファレルさんが杖を掴んだ。私もそれに続く。

 「わっ、私も行きます!!」

 ......これで滅茶苦茶危険なところだったらどうしようかな。



 

76J◆kZDFwAt8do
2016-12-21 15:07:35
ID:Qlo06Vxg

>>70

ペストマスクを着けた不気味な男は自分の見解を解説するように言葉を発した。先程の黒い服装に身を包んだ者達を取り逃がした事を悔やむ事なく、冷静に自身の意思を言葉に反映させている。
その見解にボロ布の男も言葉を挟んできた。

互いに疑いに疑いを覆い被せるような会話、この場所へ案内してきた水先案内人が考察の的になった所で俺はそれを遮断した。このままではごった煮になってしまって結論が遠ざかってしまう。だから俺は遮断と同時にこの場で組織達の考察を考えるのは危険だと警告した。

落とし穴に入ってることに間違いは無いのだから、だったら人知れず場で考えれば良いとペストマスクの男は単純で明快な提案をし、自分のテレポート能力で連れていってやろうと皆に伝えたのだった。


「そのテレポート能力は、大型の荷物も一緒に運べるのか?」

俺は彼の杖に触れる前に質問した。

「えぇ、問題ありません。常識の範囲内であれば。」

「なら待ってくれ。」

その答えを聞いて、俺はこの隔離区域に入る前に駐車しておいた大型輸送バイクを持ってくる。
手に握っていてる複合剣も分解してバイクに収納すると、俺は片手でハンドルに触れながら彼の杖へ手を置いた。

77酒場【明けの明星】◆X5668N6XH6
2016-12-29 18:56:22
ID:sIv605C2

ルミナが差し出した仕込み杖、個々で思うところはあったようだが、最終的には同じ選択をしてくれたようだ。改めて全員が揃ったことを確認し、老紳士はマスクの奥で笑みを浮かべた。

『では発ちましょうか。初めての方は目が眩む可能性がありますので、目を閉じることを推奨させていただきます。それでは、3・2・1……』

0のカウントを置き去りにして、皆の姿が消失する。後には、復旧の兆しを見せる荒涼の地に、風が虚しく土を巻き上げるばかり……

【場所:不詳 酒場 -The morning star- 前】

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

一瞬のうちに浮遊感が通り過ぎると、光景は先程とまるで違っていた。何処か神秘的な空気の漂う地は、悪魔の森のそれと対極にあるかのような雰囲気を醸し出す。が、不思議なことに、連れてきたルミナの姿が何処にも見当たらない。残された一人であるハーシーは、ポリポリと頭を掻きながら皆に振り返った。

「多分ルミナは彼処の中。アイツあんな風して酒場の経営しててさ、それがあの小洒落た建物。ついてきな。あ、もう分かったろうけどここは悪魔の森とは無関係。」

ハーシーは指を一点に向けて差す。その先には、確かに黄色の柔らかな光が漏れる建物があった。彼は言葉を残し、頭の後ろで手を組み歩き出した。口笛の音が高らかに曲を奏でていく……

曲が丁度終わった頃に、ハーシーは木造りの扉の前へ立っていた。打ち付けられた釘に掛かる、“OPEN”の小板。カランカラーン、と鈴の音を響かせて、ハーシーは本日2回目の入店を果たした。

『フフ、先程は失礼しました。片付けを済ませていなかったことを思い出しまして……』
「馬鹿、んなのどうでも良いことだろ。ったく、人に案内放り投げやがって。てか普通は出る前に片付けるよな?」

カウンターの奥に、見慣れない老紳士が一人立っている。銀の装飾眩しい黒ベストに、白いシャツと蝶ネクタイ。柔らかな笑みに銀髪とアンバー色の瞳、そして眼鏡……いかにも“酒場の主”であることを示すかのような風貌の彼。とはいえ、彼が何者かはすぐに察しがつくだろう。カウンターの奥には、先程の仕込み杖と燕尾服、そして特徴的なペストマスクが武具に混じって置かれている。つまり、彼こそがルミナ=ウィリアムズであるというわけだ。

カウンター席にはすでに、ハーシーが腰掛けていた。見れば、カチカチと一定のリズムを刻む柱時計と、その傍らにテーブルもいくつか用意されている。何方の席にも、丁寧にグラスが逆さで置いてある。酒場の主、ルミナが口を開いた。

『では改めて……私は、ルミナ=ウィリアムズです。一応名乗らせて頂きますね。人によっては、私を見るのが初めてということもあるでしょうから。』

カウンターの中から、扉を開けて入ってくる人に挨拶をするルミナ。ハーシーの持つグラスには何か__恐らくは出発前の最後の一杯の残りだろう__が注がれていた。魔力灯がもつ独特の柔らかな光が、店内を満たしていた。

『申し訳ありませんが、まだ何処に何方が座るかがわからなかったもので、まだ飲み物の準備が出来ておりません。何方に座って頂いても結構です……皆さん飲み物のご希望はありますか? 』

78JJJ◆kZDFwAt8do
2017-01-30 00:06:32
ID:3jQfMGT2

俺は何度かテレポートというものを経験した事がある。傭兵時代に、何度か特殊任務で座標移動させられたのだ。
今、自分はバイクのハンドルを握る感覚を脳で感じながら、空間をぶっ飛ぶ感覚も感知している。慣れてしまえば「自分が空間とその合間に挟まれている」という感覚を分かるようになってくる。俺はそれが出来るまでテレポートは慣れているのだ。

奇妙な感覚が消えて、意識のある中で意識が戻る。
視界情報が脳に届くようになり、俺は洒落た酒場の前に立っている事を把握する。

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

皆もようやく意識が戻ってきたのか、ボロ布の男が謝罪の言葉を皆に贈った。俺は特に気にせず、その場の流れに従って彼の後を追って酒場へ入店する。他のメンバーも後ろからついてきた。

酒の仄かな匂いが漂ってきた。

79コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2017-01-31 22:37:00
ID:RA0zTnDQ

一番ファレルが心配していたのは…ルミナのマスクの奥でどんな表情をしているか…だ。

『では発ちましょうか。初めての方は目が眩む可能性がありますので、目を閉じることを推奨させていただきます。それでは、3・2・1……』

私はカウントが刻まれてる間にサングラスをかけた。その刹那、私たちは眩い白光に抱擁された。

見よ、前方の景色を!
辺りは『悪魔』の森という異名に相応しくない神秘的な空気感に包まれている。
ハーシーがそれを語ってくれたようだ。

「よっ__とッ! っとっと……。 アイツ、独りで行きやがったな……! あー悪い、アンタら。ルミナは“先に”行っちまったみたいでよ。」

「多分ルミナは彼処の中。」

「アイツあんな風して酒場の経営しててさ、それがあの小洒落た建物。ついてきな。あ、もう分かったろうけどここは悪魔の森とは無関係。」

そう…悪魔の森とは対極なのだ。
ハーシーは持ち前の陽気さを見せるように口笛を吹きながらOPENの看板を提げた酒場 ─morning starへと足を運ぶ。
涼やかな鈴の音色と共に老紳士は現れる。

『フフ、先程は失礼しました。片付けを済ませていなかったことを思い出しまして……』

そう…彼は酒場の主ルミナ=ウィリアムズ。
そう答えたルミナにハーシーは憤りを隠しきれないようだ。
「馬鹿、んなのどうでも良いことだろ。ったく、人に案内放り投げやがって。てか普通は出る前に片付けるよな?」

動じないルミナ。
それを華麗にスルーしながらの挨拶。
まったくブレがない。
『では改めて……私は、ルミナ=ウィリアムズです。一応名乗らせて頂きますね。人によっては、私を見るのが初めてということもあるでしょうから。』

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