~手紙より集まりし者達~Worship of nothingness (連続リレー小説)

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9高杉
2016-11-19 23:55:31
ID:cwhX6hiE

>>9

近道で行けばただ真っ直ぐに行けば何時間もかからずにいけることは知っていた。二人が店から真っ直ぐあるいて10分くらいだろうか城のしたあたりまでみえてきたあたりから二人の歩きは止まる
そこは魔王が死んだところでもあり討伐隊が英雄となった所でもあるあの場所だ

高杉「あれってさ。。。俺らが殺したようなもんだよな~正直言っ    て」
椿「まぁ。。。そうだねでもいいでしょ?討伐隊が倒したって事で   も?」
高杉「それはそうでいいが。。。あの銅像はどうかと思うが?ポーズ   はいいんだよでも並び方がさ?」

あの場所には今には討伐隊の銅像が立っているだが高杉がいうその並び方とは今の高杉方面から見て一列なのだ高杉はそれに疑問を抱いている

椿「クッ。。。」
高杉「普通横だよな~だって銅像が見ている方面はこっちでもーーー椿「いいから行くぞ?」
高杉「んぁ??あっ。。。うん」

高杉は少しキレ口調ながらも少しぶつぶつ言ったあとおさまった

椿「まぁ、明日はフランの誕生日なんだよ?というか。。。明日何の  格好で出るの?」
高杉「ん~?タキシードだろ」
椿「そうかお前もタキシードか~」
高杉「お前もタキシード?」
椿「あぁそだよ?青色で」

二人はそんな会話するともう城の前についた城の前にいる警備員の確認と入ってからレーザーでご本人再確認これは仮面をかぶっててもバレてしまう最新型の機器だ
その後指紋認証もしてそして通れるようになる。夏の国は結構な警備になっている春、夏、秋、冬の国全部が急激に高度な技術でやくにたっていて武器も珍しいのができている特に春の国夏の国は高度な技術、警備、役立ちの他に軍事まで強くなった秋、冬の国も強くはなっているが軍事は今まで通りの感じだが最近は凄まじい物を作っているという噂もある本当に最近の技術は便利となった

二人が城内に入ってエレベーターに入る高杉は自分達の部屋の階を押したエレベーターが動き出す
ー五分後ー
二人はエレベーターから出て自分の部屋に行くと高杉と椿は荷物を置いて同時にベッドに倒れた

10Na†umマキ★Petora兵長ワサラー団 団長◆40XbC9fmEc
2016-11-19 23:56:21
ID:O4.BQ.yM

明日"は夏の国の王女だった藍の一番下の妹フランの誕生日だ
今、高杉は店にいる

         
       ーーーー高杉 晋助(仮)ーーーー


俺はフランにあげるプレゼントを探している前にネックレス、リストバンドをフランから貰ったのでフランには二個あげようと考えているはものの。。。

高杉「結構プレゼント選びってキツいんだな。。。一個は決まったが   。。。後一個どうしようか。。。ん?」

高杉はガラス張りの中にある物に気付く

高杉「これ。。。フラン喜ぶなあいつはぬいぐるみが好きだからなた   だ。。。値段高けぇ。。。財布どのくらいあるんだ。。。おっ   」

高杉はチェーン付きの財布を取り出した。中を見ると17万くらいあった

高杉「ん~まぁここ最近金使うような暇はなかったもんな。。。それ   でもその前に無駄遣いもしてないしな。。。そういや貯金箱何   個くらいあんだろう。。。」

すると高杉の肩を叩かれる。後ろを見ると椿がいた

         ーーー桜崎 椿ーーー

椿「何してるんだ?」
高杉「ん?今ガラス越しのぬいぐるみ見てだな値段が高いなぁって思   って財布みたら17万くらいあってさ最近全然使う暇なんてな   かったろ?それに俺あんま無駄遣いしてないから金結構あるな   っておもって貯金箱何個かあるし。。。」

高杉は少し自慢気に言うと

椿「そういえば。。。そうだなここ最近使ってなかったからな。。。  それで。。。そのぬいぐるみは?」
高杉「ん?これ」

高杉がガラス越しのぬいぐるみを指差す

椿「。。。7万か買えるね」
高杉「。。。そうだな買えるなちょうど買うか。。。あ~」

高杉は店員を探して見つけると

高杉「あのぉ~~!店員さんちょっと。。。」

この店の女店員が来ると高杉はガラス越しのぬいぐるみを指差す

高杉「あのこれを出してくれませんかね?」
女店員「はいかしこまりました」

女店員はポケットから鍵を取り出すとガラスの鍵穴に差し込み開けた

ガチャーー
女店員「これですか?」
高杉「はい、そうですありがとう御座います」
女店員「ではレジに持っていきますよ?」
高杉「あっありがとう御座います!」

女店員はレジにある方向へぬいぐるみともう一個の物を持って行った

高杉「あとはもうないだろ?」
椿「そうだな。。。行こう」

二人はレジに向かう

高杉「ぬいぐるみともう一個渡したのをありますよね?買います」

女店員は二人にきずいて高杉のを出した

女店員「これですね?」高杉「えぇそうです」
女店員「そちら御一緒で?」
椿「はい」高杉「えぇ。」

女店員は清算するすると

女店員「えぇ。。。合計14万です」
高杉「7万か。。。お前どんくらい持ってる?」
椿「ん?ちょうどあたり」

二人は7万を出す

女店員「ちょうどですね」

二人は女店員からレシートを貰った

女店員「ありがとう御座いましたっ!」

二人は店から出て城に帰る

11J◆kZDFwAt8do
2016-11-19 23:56:21
ID:cwhX6hiE

>>3

昼飯を食べ終わり、彼女は俺の棚にずらりと並んだ本を読みたいと言って、こうして夕方まで読み更けている。
本棚に詰め込んでいた本の殆どは地理や生物学、図鑑などの若い娘にはつまらない物ばかりだが、彼女は目を光らせて楽しそうに読んでいた。

そうか、生まれてずっと病院で隔離されていたという事は学校に通えなかったんだな。恐らく一般的な学習は受けているかもしれないが、こうして本を読んだりするのはあまり経験が無いのかもしれない。
俺もはっきりいって13歳から学校は通えてないも当然だ。だから彼女の気持ちは少しながらも理解出来る。

「本、好きなのか。」

俺はソファーに座って、黙々とページをめくる彼女へ聞いてみた。

「本、好きです。病院じゃ絵本しか無かったから、楽しい。」

「そうか。」

「でも。」

彼女は表情を曇らせた。

「難しい言葉が、多いですね。」

難しい言葉。そうか、やはりそこに息詰まるんだな…。
こればかりはどうしようもない。後でよく読んでいる本に振り仮名でも書いておこう。

「何度も読めば、大体解るようになる。」

「分かりました。」

彼女はそう返して、再び本を読み始めた。
今、彼女が読んでいるのは世界各地に生息している生物の本。一番興味津々に読んでいる。
俺はそんな彼女を横目に、兵器や戦争に関しての本を奥の方へ静かに隠した。



そう悠々と昼を過ごし、昼の残りで夕食を食べた俺とスリア。
見ていて可哀想に感じるぎこちないスプーンの持ち方に目を逸らす食事というのは、心が痛む。
しかし、今日一日はこうやって俺が彼女の面倒を見てやれるが、明日からはそうはいかない。
どうするべきだ、また病院に預けるのか?そんな事したら今度こそ彼女は心を閉ざしてしまいそうだ。
だが国家から呼ばれたのだから、どんな理由があろうとも出向かないとならない。特に俺みたいな前に傭兵をやっている様な雑兵はな。

俺は眠たいといった彼女を俺のベッドに寝かせ、そして窓から覗いてくる月を眺めている。
今日は寝なくて良い。というよりかは、明日の事で頭が一杯で寝れない。

12ハーシー&ルミナ
2016-11-19 23:57:27
ID:cwhX6hiE

__進撃前夜、某所の酒場にて。

『ではお客さん、御注文は?』
「熱い赤ワインを一杯だ、デカンタも一緒にな。」
『ほう、随分とお酒に自信がおありのようで。銘柄はこちらで勝手に決めましょう。暫しお待ちを。』

 夜闇で閉された街角に、ぽつと一つの光が宿る。“The morning star”の看板とOPENの小板が目印の酒場は、旅に疲れた冒険者で賑わうのが常である穴場である。だが、今夜は珍しく来客は少なかった。居るのはただ、小洒落た服に身を包んだ酒場の主に、ボロを纏った似付かわしくない男のみである。
 
『ほら、御注文通りのホットワインですよ。本日は夏の国から取り寄せました、ラルク__』
「ああ、悪いが銘柄の話なら興味ない。てか、アンタ知ってるだろ? 俺が銘柄気にしてられるほど経済状況よろしくないって?」
『フフ、これは失礼。』

 奥に引っ込んでいた酒場の主が、ボロ布男が肘を付くカウンターに、ぶどう酒で満たされた器をコトリと置いた。カウンター越しの応対は二人の間柄を示すには十分であろう。
 
 「しかし、まぁ……なあ? あんたの店も御立派になったもんだ。天井にも粋な装飾付きときてる。」
 ワインを口に流し入れ、男は溜息混じりに呟く。なるほど天井からは爛々と煌めくガラスの置物__魔術灯と呼ぶらしい__があちこちぶら下がり、店内を黄色の光で満たしている。アンティークな時計も12を指してカチコチ鳴っているらしかった。
 ボロ布はデカンタを手にし、温くなり始めた中身をグラスに注ぎ足す。続いて男は言葉を紡いだ。
「それに引き換え……どうだい?俺はこんなナリ。魔王ぶっ潰して大儲け、おんなじ目的で戦った同志なのによ?最後まで“生 き 残 ら な か っ た”お陰でビタ一文支払われねぇんだぜ、まったく……」

 先程のよりも数段深い溜息が、がらんとした店内に木霊する。と、グラスを磨いていた主の手が、ピタリと止まった。貼り付けたような微笑みを浮かべて、彼はゆったりと語り出す。
『おや、その件につきましては……何と言いましょう、御愁傷様でした。貴方に護られなければ、今頃は私も野垂れ死んでいたでしょう。心より御礼申し上げます。』

 グラスを逆さに置いた後、静かにお辞儀をする主。暫しの沈黙が流れる__
『といっても、実物主義の貴方の事だ、私の言葉などでは満足なさらないでしょう。では、どうです。貴方にはこんなものをお贈りしましょう』

(続きます)

13夢生
2016-11-20 00:01:25
ID:dA4kL4oo

>>12
ム「失礼します」

レ「あら、ムウ」

ム「っち・・・」

レ「?!」

婆「ふたりとも! やめなさい」

お婆様がそう言うと二人とも静まってしまった

婆「よろしい ムウ、なにがあったの?」

ム「実は・・・・・・・・ということです」

私は簡単に話をまとめて話した

婆「ふむ・・・いいでしょう。 私が仕事を代わりにします」

レ「え? 私は・・・?」

婆「行きたいのでしょう?」

レ「そりゃあそうよ! 妹が危険にさらされるかもしれないのに」

ム(気持ちわり・・・)

婆「そういうわけだから 行ってらっしゃい これも修行よ」

そう言われると私たちはさっそく準備を始めた

14高杉
2016-11-20 00:03:15
ID:dA4kL4oo

>>10 続き

Joker?。。。あぁ憎たらしい子ね
Jokerを悪くいうんじゃねぇ。。。

お前ら双子は汚ないんだよ!あっち行け!
汚なくない汚ないのはお前らだっ!

椿、柊夜。。。いいか?お前らは強いだが。。。少し欠点があるそれは心だお前らは心が強くないんだ心が強くなきゃ何も出来やしない弱いまんまだだからお前らは強く強くいきるんだその力は守るべき者に使え。。。いいな?

高杉「師匠っ!!。。。夢。。。久しぶりに聞いたな師匠の言葉」

高杉はベッドから起き上がって夢で見た事を懐かしみを感じていた

高杉「強く生きる。。。守るべき者か。。。先生。。。貴方の言葉    と俺のプライドと同時俺は生きています強く生きて守るべき者   を守ってます」

高杉はベッドから離れてリビングに向かい空を見る

高杉「今日は。。。明日が満月か。。。でも今日の月の色は嫌いじゃ   ないな」

高杉は月を見ながらそう言ったまるで“明日何かが起きる予兆のような赤い月“をみながら

15ハーシー&ルミナ
2016-11-20 00:05:35
ID:dA4kL4oo

>>12より続き)
「……あんたも、金については大概だったと思うけどな?ま、いいさ。事実を否定する必要も無し。で、何が贈り物だって?」
 カウンターから乗り出し、贈り物の答えを見出そうと息巻くボロ男。だが、期待感を満面に湛えた男は無視し、主は何処からか取り出して来たティーカップに茶を注いだ。店を仄かな香りが包む。

『貴方は答えを急ぎ過ぎる癖がある。ほら、これでも飲んで落ち着きなさい。こちらも“夏の国”原産のハーブティーですよ。』
 主は自然な流れで“男の顔面を”手で退けた後、ティーカップをカタリと置く。明らかに不満顔へと変貌を遂げるボロ男だったが、いざハーブの香りを嗅いでみると、不思議と怒りも薄れてしまった。軽く咳払いをして、彼はガチャリと皿からカップを取った__

__奇術というのは、正しくこのことを指して言うのだろう。カップの離れた皿の上には、【先程まで無かった筈の】開封痕の無い封筒が現れていた。主が開けるように促すと、男はカップをカウンターへ置き去りにし、ビリリと躊躇無く封を破り捨てた。果たしてそこには手紙があった。宛名は当然のように《元討伐隊へ》。

「……なるほど、“元討伐隊へ”、なんてねぇ。俺も元討伐隊なんだけど? そうかいそうかい、魔王打ち倒した奴じゃなきゃ力不足ってか。あんたにゃ悪いが、“戦没者”はお呼ばれじゃねーそうだ。俺には報せの一つも無かった。」

 右手が最初の数文字をなぞったが最後、手紙はポンと放り投げられてしまった。カウンターを横滑りし、再び主の元へと無念の帰還を遂げた。流石の主も呆れたか、首を横に振りながら深い溜息を吐く。
『まったく……貴方にハーブティーを勧めて正解だった。落ち着いて考えなさい。私は戦闘員としては優秀な方では無かった、寧ろ情報伝達等の裏方仕事が主でした。それでも私には召集が来た__つまり、功績を認められたということに他ならない。それでは貴方はどうだ、情報伝達員としての有望株だった私を、“命を懸けてまで”護り抜いた貴方は? 権利を得るというのが妥当でしょう。』

 眉間の皺が深くなった主は、茶をガブ飲みする男へと諭すように語り掛ける。主の話術が巧みだったのか、はたまた予想外の香りの芳醇さにむせ返ったボロ男が単純だったのか……ボロの男の顔にも、僅かに光が差し始める。
『更に言えば……今回貴方が活躍出来れば、過去の栄光が認められて懸賞金の一部が支払われるかもしれない。あるいは追加報酬だって__』
「__夢じゃない、確かにそうだな……。こいつは見事な贈り物だな、感服だ。」

 先程までの皮肉は何処へやら、皆まで言い終える前に男は結論へと達したようである。さて、時計を見上げてみれば__丁度、長針が半を回ったところであった。笑みを取り戻した主が、再びグラスを手にして語る。
『では、出立の準備を致しましょうか。幸い、“役者”が揃うまでには半日以上猶予があります。それまでは此方で、日常との惜別を味わうというのはどうでしょう。』
「おいおい、寝るつもりは無いのか?」
『寝る間も惜しい。』

 台詞を置き去りに、主は再びカウンターの奥へと消える。暫しの後、出て来た彼の手にはシャンパンが握られていた。慣れた手つきでコルクを抜き取り、2つのグラスへと注ぎ込む。白銀の煌きが、パチパチと両者の門出を祝い続ける__

16夢生
2016-11-20 00:06:42
ID:dA4kL4oo

私と姉は4時から起き、出かける準備をした

ム「短剣ももっといて」

レ「え、それほど?」

ム「最悪・・・死ぬ」

レ「わかった」

そこに使い魔のネムと姉の使い魔ミラエルが立っていた

ミ「準備は万端でございます」

ネ「いつでも出発できる」

レ「ありがとう」

ム「わかった」

婆「生きて帰ってきなさい」

ム・レ「わかりました! おばあさま!」

婆「貴方たちも 娘たちを頼みましたよ」

ミ「御意」

ム「わかりました」

そうすると、婆から小さい水晶をもらった4人は空が蒼くなっていく空へ飛んで行った

17コギトエルゴスム
2016-11-20 00:07:25
ID:dA4kL4oo

暗く淀んだ空、まるでこれから悪いことでも始まるかのような空。

そんな空の下で、俺と機関員フレンは対峙した。

フ「何回やったってお前の敗けだッ!!」

コ「だろうな、あれをやるしかない…か。」

俺はあの旅以降各地を放浪した。
だが、見えたのは人の荒れ果てた世界。
俺の中には、感情が渦巻いていた。悲しいっていうんだろうか。
その感情は、墨に染まっていくかのように黒くなっていった。

フ「何?」

奇妙だった。神の導きのように次第に自分の視界には邪智暴虐な者たちがいた。
ふと俺は心について考えた。

コ「俺の心に眠る力…」

今まで分かってたつもりでいた…定義などで知っていたとしても本質については未だかつて誰も何も分かっていないのだろう。

俺には記憶し忘れない為の脳がある。正確に分析し記憶するための、だ。

だが、俺がそんな種族であっても、いやどんな『種族』であっても『心』には『かなわない』。

俺は悲しみから生まれた闇を押さえきれなかった。
王との面会中だ。その闇が台風のように突然発現した。
王は悲しみに塗られた俺を助けた。

「例え、俺が俺でなくなっても恩をかえさなくちゃあな…!」

俺は気づくと茨のようなものでフレンの首を絞めていた。
ドス黒いオーラを放っていた。


王は戦いの気配が消えたのを察知したのかこちらへ来ていた。

コ「なあ、本当に良かったのか?」

王「…討伐隊員に会えたら…変わっていたかもしれない。」

18J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:08:40
ID:dA4kL4oo

>>11

朝、俺はシャワーを頭から浴びながら考えていた。もし今日から俺が帰ってこれなかったら、もし俺が死んでしまったら誰があの娘の子守りをするんだ?
答えは俺が死なずに帰ってくれば良いだけだ、それだけだ。
今の俺には帰らなければならない場所がある。今までの俺には無かった場所があるんだ。
非常に単純な答えに着地した俺の心。決心して、シャワー室を出た。
秋の始まりの微妙な肌寒さ。それに包まれながら身体を拭いて、衣を纏い、赤い封筒を持って玄関の方へ向かった。その時だった。

俺のジャケットの裾を掴む細い手。弱々しく引っ張られる身体。
そして小さな声で、俺の服を掴む主は囁いた。

「どっか、行っちゃうんですか。」

弱々しい、華奢で可憐な声。

「すぐに帰ってくる。」

彼女の方へ振り向き、俺は一言返して玄関を出た。


心が痛む。苦しい。こんな痛め付けられるのは二年ぶりだ。
震えそうになる脚を無理矢理動かし、俺はバイクのギアを入れて走らせた。
向かうは、夏の国。

19J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:17:02
ID:dA4kL4oo

俺はただ無心にバイクを走らせていた。ハンドルを捻り、ゴーグルの外側から映る景色を眺めがら。比較的緩やかな山岳を抜け、技術の発展によって整備された砂漠の道を走る。数年前じゃ考えられない光景だ。
秋に突入したというのに夏の国は未だに暖かい。生温い風が俺の機嫌を悪くする。さらに煽ってくる微量の砂がゴーグルを汚していた。甦る地獄の記憶、俺の不安定な心が、横から叩かれてるような気がした。

数時間は走らせただろうか、目の前に見えてくる夏の国の門。単発色のライフルを持った門番達の前に立ち止まり、俺は配達に来たという口実で入国する。こういう時に郵便職というのは便利だ。傭兵だとどうしても不穏な目で見られる。
封筒の裏側に集合場所らしき住所が綴られていた。俺はその文字が示す場所までバイクをゆっくりと走らせた。
本当に夏の国は素晴らしいな。無駄に高い建造物のセンスは理解できないが、目に映る全ての物が高い技術で作られている。見ていてとても面白い。この高度な技術が全世界に普及される事を願うばかりだ。
そんな景色も徐々に曇り始め、雰囲気というか空気が冷たくなってくる。臭いすら感じる。
周りを見ても人が歩いていない、建造物に光は灯っていない。昼間だというのに不気味に薄暗くなっていく。
やがて、電気を帯びた有刺鉄線が張り巡らされたフェンスで隔離された地区に到着した。そう、封筒に書かれていた集合場所とはここの事だ。
魔王が殺された、爆心地。

俺はバイクを止めて複合剣を取り出す。基本となるツヴァイヘンダー、愛称「アリス」を引き抜き、分厚い刀身の「ブレイカー」を下部に合体する。最後に細身の刀身の「ファング」を二本取りだし、上部にアリスの刀身を挟み込む様に複合させる。
通称複合剣。総重量20キロ、全長170cm。まさに何本もの剣が複合して作り出された大剣。
俺はそれを片手で握り、ゆっくりとフェンスの方へ歩み出した。

20高杉
2016-11-20 00:18:02
ID:dA4kL4oo

>>14

高杉はリビングから部屋の時計を見ると2:22だった

高杉「もう今日か。。。早いな。。。時間はやっぱり」

そんな事を呟いてまた月を見ていると背後から次元の穴が開き始めた戦闘体制に高杉は入ろうとするがその必要はなかった次元の穴から出てきたのは白亜、黒子だった

白亜「痛てて。。。こんばんは~柊夜」
黒子「痛てて。。。こんばんは、柊夜」
高杉「おう。。。で、なんでお前らがこの世界に来た?」

二人が同時に挨拶すると高杉が質問する

白亜「あっそうそう今日はね知らせたい事があるの」
高杉「知らせたい事?」
黒子「はい。。。二つあるのですが1つは今日はこの世界のフラン様が誕生日ですよね?」
高杉「あぁこの世界のフランは今日が誕生日だがそれがどうかしたか?」

高杉はリビングから出て二人を座らせて冷蔵庫にあるオレンジジュースとブドウジュース出しコップ3つ出してコップに注ぎながら答える

白亜「こっちの世界のフランも誕生日なんだよねそれで咲夜がプレゼント何がいいですか?って聞いたら「柊夜の世界に行きたいっ!」って言ったみたいでレミリアは断固反対したけどパチェが説得して「たまには。。。なら行かせましょうか」ってなって皆で次元の穴を開く方法探ってたら私達が博霊神社に行こうとしたらなんかに落ちてそしてここに来れたって言う事なの」

白亜が関節的に言って高杉は納得すると高杉は

高杉「ふーん。。。この世界来る奴は誰だ?」
黒子「えぇ。。。紅魔館、地霊殿はこいし、さとり様が来ましてルーミアはフランの誘いで来ます後霊夢、魔理砂も来ます」

高杉は頭を下げて考えた

高杉「ん~多いな~。。。あぁーまぁ咲に聞いてみるよ。。。で二つ目は?」
黒子「二つ目は。。。あの時はありがとう御座います。。。」
高杉「あの時?。。。あぁアレか大丈夫だよ」
黒子「ですが。。。あの力は乗り移って_______「いいんだって!あぁするしかなかったからなそれに。。。それで止められたならよかったよ」
白亜「。。。本当にごめんなさい」
黒子「ごめんなさい」

二人が深く高杉に謝った高杉は二人の頭を撫でた

高杉「大丈夫だって言ってるだろ?それにあんなにはなってないからな大丈夫。。。」

高杉撫でるのを止めると二人は顔をあげてこう言う

白亜「。。。私達のようにならないでね?」
高杉「!。。フンッなるかよ」

高杉はそう答えた
二人はどうせ明日も来るならと泊まらせて二人をベッドに寝かせ高杉は敷き布団を押し入れから出して敷いて電気を消し寝た

21瑠璃
2016-11-20 00:19:22
ID:dA4kL4oo

>8

 建ち並ぶ高層ビル、忙しそうに歩く人々、遠くの方に見える、城。一年ぶりの夏の国を、私は建物の屋上から見下ろしていた。

 「すーごいところに飛ばしてくれたね緋翠さん......」

 まさかこんな高いとこから入国するとは思ってなかったよ。
 集合まではまだ丸一日あるので、とりあえずホテルで一泊することにした。そのためにはここから降りないと。

 私は人気のない路地を見つけ、そこに向かって飛び降りた。

 「空気床(エア・マット)!」

 そして空中で唱えると、目に見えないけど空気のマットが表れて、着地の衝撃を取り除いてくれた。

 「さてと、ホテル探そ」
  
  *
  *
  *

 翌日、ホテルでしっかりと休んだ私は、目的地に向かった。集合場所は、囲まれた特別な区域だと書かれていたから、そこを探して歩いたり跳んだり買い物をしたりしていると、しばらくしてそこにたどり着いた。

 「わぁ、なんか見たことあると思ったら」

 途中で買ったお菓子を口に放り込み、甘い甘い砂糖のついた指をなめる。

 「ここ、魔王と闘った場所じゃない」

22O,T
2016-11-20 00:20:00
ID:dA4kL4oo

恐らく、一番最初に目的地へ到着したのはこの私だ。
例の手紙を読んだあと私はすぐ準備を整え、集合場所へ向かった。
一足先に行って地理を把握しておかないと途中でJを見失ってしまう。
準備といっても荷物は1日分の食料と写真のみ。
毛布や着替え、水、歯ブラシ、お気に入りの枕、エトセトラは全て能力で用意できた。

私は俗に言う超能力、のような特別な力を持っている。
昨日、写真を渡した相棒こそがその能力だ。
能力に目覚めてから10年以上経つが詳しいことは未だにわからない。
しかし2つだけわかっている事がある。
一つ目はこのシャレコウベは私自身の魂だということ。
なのでこいつが傷つけばそのダメージは私にフィールドバックしてしまう。
私が死ねばシャレコウベも消えるはずだ。
また、指示を出せばそのとおりに動いてくれる。
きっと幽体離脱の一種なのだろう。
二つ目はこいつが持つ能力だ。
かなり突拍子のない話だが、「写真の世界」を作って、その中に入りむ。
それが能力だ。

私はその能力で写真から物を取り出したり、写真の中に入り込める。
バッグにやれ毛布だやれ着替えだと積めこみ、大変な思いをして大荷物を運ぶ必要はない。
写真にまとめてとっておいて、あとから取り出せばいい。
実にコンパクトだ。

手を突っ込んで取り出すのだから当然全身入ることも可能だ。
その力を使ってここまで来た。
まず写真に入って、あとは風や相棒に運ばせる。
砂漠の熱を感じることもなく、なんなく壁も門も飛び越え無事到着。
建物の陰に潜み、一行を待つことにした。
なんとなく一着目はJのような気がした。
1000G賭けてもいい。

予想通り元討伐隊メンバーで最初に来たのはJだった。
賭けには勝った。
Jのことは毎日見ているが、戦士としての彼を見たのは1年ぶりだった。
次に到着したのは茶髪の少女。
どこかで見たような気がしないでもないが、いつもと同じく全く思い出せなかった。
彼女の名前も、なにをしていたかも覚えてない。
元々記憶力が悪い上に1年も前のことだ。当然だろう。

23夢生
2016-11-20 00:20:31
ID:dA4kL4oo

レ「にしても遠いわね」

ミ「仕方ありませんね」

ネ「ちょっと降りて休もうぜ~?」

ム「駄目よ おまけに貴方私の肩に乗ってるだけじゃない 私は魔力使うの!」

レ「あ、あれじゃない? 夏の国」

ム「ほんとだ!」

もう夕日が沈もうとしている

ネ「早くした方がいいとおもうぜ?」

ム「分かってるわ!」

夏の国についた二人の少女はこじんまりとした宿屋に泊った

24ハーシー&ルミナ
2016-11-20 00:21:20
ID:dA4kL4oo

ー某所 酒場ー

__さて、何時間ほど過ぎただろうか。既に淡緑のボトルは数本開いていた。それでも、酒場の主とボロのお客は全く酔った素振りも見せていない。
 
 『ふむ……そろそろ頃合いでしょうか。恐らく、既に“役者”が揃い始めているかと。私の方では旅の準備は整っております。』

 主は徐に時計を見上げた後、徐に呟いた。頭をもたげた男の眼に映る、カウンター奥の倉庫の様が。ダガー数十本に埃被った杖らしきもの、いわゆるペストマスクの2つの窓が此方に睨みを利かせている。男は如何にも満足だと言いたげな表情で口角を吊り上げた。

「趣味の良し悪しは別として……上出来だ。俺もとうに準備は出来てる。そもそも持つもんもまともに無いしな。じゃ、おめかし済んだらさっさと行こうぜ?」
『御意。』

 言葉が終わるが早いか、主は指を高らかに鳴らす。次の瞬間には【先程まで倉庫で燻っていた】ペストマスクと黒塗りの杖がカウンターへと並んでいた。さも当然という風に主はそれらを手に取ると、あっという間にマスクと燕尾服を着けた紳士に早変わりしてしまう。仕上げにシルクハットで髪を覆えば、戸を押し開けて席の男の元まで歩き進む。マスク特有のくぐもった声が語り掛けた。

『では参りましょう。行き先ですが、ええと……夏の国は、都の戦場跡地になります。貴方は目にされたことが無いでしょうがね。』
「おまえはいつも一言余計な……おい待て、杖を持ち上げるなって。確かに目にしたことはないけどな? あんたはあんたで、あん時以来になるだろ?」
『実は私も魔王討伐の顛末は訳あって見ておりませんので、お互い様ですよ。どんなことになっているやら……確認も兼ねて、出発しましょう。』

 主の杖が持ち上げられ、先端が男の肩に触れる__刹那の後、放たれた閃光の中へと二人の姿は掻き消えた。店の時計は尚も時を刻み続ける。店の扉に残された、CLOSEの小板を残して。

-----


 果たして主の予見は当たっていた。二人の冒険者が出現した地点、つまりは戦場跡地には、既に二人の__否、三人と言うべきか__が辿り着いていた。無事集合場所にも到着し、予想通りに他の元討伐隊も集っている。主にとっての誤算があるとすれば__出現位置を盛大に間違えたことだろう。
 主はマスクの奥で表情を歪めていた。本来ならもう少し離れた地点に現れて、自然体で歩いて合流するつもりだった。だがどうだ、この出現位置は? 丁度“大剣使いの傭兵と魔法使いらしき少女の中間”にあたる位置。仮に二人の視界に入っていたなら【虚空】から突然出現してしまったように見えてしまった筈だ。のっけからやらかしてしまった……

 だが、やってしまったものはしょうがない。とりあえず挨拶は済ませておこう……一先ず主、改めペストマスクの老紳士は、フェンスに向けて歩き出す大剣使いの方へ声をかけることにした。

『こんにちは、旅のお方。フェンスに囲まれたこの区域に、何のご用事がおありかな? ……おっと失礼、申し遅れました。私、“元・魔王討伐隊情報伝達員”のルミナ・ウィリアムズと申します。』

 帽子を取り、深い一礼を済ませてから被り直す。聞くまでも無かったが、彼もまた討伐隊として召集に応じたのだろう。所詮は情報伝達担当の自分、覚えていてくれれば話は早いのだが……期待はしないでおこう。

「へー、こんな風になってんだな……。でも、なんでまたフェンスなんてあるんだか。思ったよりも埃っぽいし。」

 ……彼のことは、暫し捨て置こう。随分とお気楽な様子で辺りを見回していらっしゃる。フェンスというのはあれだろう、戦地の復旧作業の為では無いだろうか? それにしては少々物々しい気もしないではないが、今の重要課題はそこではないだろう。

25高杉
2016-11-20 00:22:02
ID:dA4kL4oo

>>20

高杉はまた起きた時計を見ると4:44だった窓を見ると少し明るくなっていて日も半分見えていた高杉は廊下のざわめきに気付き廊下を出るとパーティーの最終準備だった今日は国の王子、王女などたくさん来る。
白亜と黒子は気づいて起きた

白亜「おはよう。。。」
黒子「おはよう」
高杉「おう。。。起きたかこっちのフランの準備なんだすまんな」
白亜「いや大丈夫だよ。。。フニャ」
黒子「えぇ大丈夫です。。。」

そういうが少し眠たそうな二人するとドアにノックが三回鳴ると咲が入る

咲「天月~ちょっといいかし。。。ら。。。天月どう言うこと?」

咲はいきなり怒った
何の事で怒って。。。あぁ

高杉「あぁとね。。。別世界って言ったら大体分かるか?」
咲「。。。別世界?つまり別世界から来たの?」
高杉「さすが頭良くて気が利くわ」
咲「うるさい。。。で?どういう御用件?」

高杉は淡々と二人の事情を話したそして

咲「そう。。。つまりこの世界に来てどうせ今日も来るからと泊まらせたって事ね」
高杉「そう。。。だから咲フランに言ってくれないか今日はお友達が来るよって?」
咲「いいわじゃあ二人はあっちのフランを呼んだ後少し私のところに来て?」
白亜、黒子「あ。。。はい」

二人は返事をして高杉は穴を開けて二人は穴の中に入る

高杉「さてと。。。で~俺に話あんだろ?何だよ?」
咲「あ。。。そう。。。柊夜はもう気付いているんでしょ?。。。」
高杉「ん?何のこと。。。?。。。」

高杉は咲が言いたいことはわかっているどっからか嫌な気を出している奴がいるのは
咲も嘘ついていることは分かっているみたいで目を細めてみている

高杉「。。。ハァ。。。わかってる気の位置的に"あの場所"だな」
咲「えぇ。。。今日はたくさんの客が来るし中には王もいるのよ」
高杉「そうだな。。。」

するとノックがなりドア開くと椿が来た

椿「高杉。。。どっからか。。。」
高杉「分かってる今それを話してる」
咲「実は最近ある噂を聞いて。。。」
高杉、椿「どんな?」
咲「実は魔王の遺体が何者かにとられたのよ。。。」高杉、椿「!?」
高杉「。。。何に使うんだ。。。」
椿「。。。復活」
高杉「。。。今回は討伐隊に任せないか?」

高杉の発言に咲は驚くが椿は納得している

咲「どうして?」
高杉「あいつの体は復活することは恐らくあり得ないあの時複雑に破壊したからな復活したとしても最大まで力を出しきれないはずとは思うが。。。万が一また完全に復活するのなら。。。話は別。。。」
咲「でも!」
椿「大丈夫だよ?討伐隊がやってくれるだしょ?今度こそ」

咲は椿の説得に少し納得したが不満はまだあるみたいだ高杉の部屋からメイドがノックして入った

メイド「咲様ご準備を。。。」
咲「分かったわ。。。それが叶うといいけどね」

咲は小さい声でそんな事を言って部屋から出た

椿「。。。だけどこの気に関係はある?」
高杉「恐らく。。。あるな」
椿「なら。。。 __________________「いいんだよ俺の予測が外れれば行けばいい。。。外れればな」

高杉はそういってベッドに座って椿は何も言わず部屋を出た

26瑠璃
2016-11-20 00:24:00
ID:dA4kL4oo

>>21>>24
 
 とりあえず中に入ってみようと思い、フェンスに近づくと、見知った後ろ姿が目に入った。あの大剣はもしやーー。

 「Jさ......えっ!?」

 刹那、私とJさんの間に、ぱっと2人組が姿を現した。ついさきほどまで誰もいなかったところにいきなり現れたのだ。

 一人は、グレーの瞳の男性。そしてもう一人は紳士風の格好をした、かなり長身の男性だ。Jさんと話しているところを見ると、敵ではなさそう。
 
 あの人たちも移動魔法が使えるのかなぁ、だからいきなり現れたのかなぁ、なんて思いながら彼らの所へ近づいた。

 『.........おっと失礼、申し遅れました。私、“元・魔王討伐隊情報伝達員”のルミナ・ウィリアムズと申します』

 少しずつ聞こえてきた会話に耳を澄ますと、彼らも同じ元討伐隊員だと分かった。人の顔を覚えるのには自信があったんだけど、ごめんなさい覚えてませんでした、と心の中で謝って、彼らに話し掛けた。

 「お久しぶりです! 元討伐隊の瑠璃といいます。よろしくお願いします」

27高杉
2016-11-20 00:24:29
ID:dA4kL4oo

>>25

しばらく経つと次元の穴から人の声が聞こえるすると…

白亜「連れて来たわ」
霊夢「久しぶりね柊夜」
魔理沙「久しぶりのZE☆柊夜!」
レミリア「久しぶりね柊夜」
フラン「お兄ちゃんっ!!久しぶりに遊ぼっ!」
ルーミア「久しぶりなのだー」
こいし「久しぶり柊夜」
さとり「久しぶり柊夜」
高杉「久しぶりだな~フラン後でなっとさて。。。と」

高杉はベッドから立ち廊下に顔を出してメイドに咲を呼ばせて高杉はまた座る

高杉「それにしてもここまで来ると思わなかったな。。。」
黒子「結構来ましたよ夢生は来れなくなりましたけど」
高杉「そうか。。。そのぶん楽しんでてくれ。。。そろそろ始まると確か午後0:00あたりに始まると思うな。。。おっ来たか」

ドアからノックの音がしてすると咲が入ってきた

咲「何のよ。。。え今来たの?」
高杉「そうだが?」
咲「結構多いわね。。。まぁ多いほうが楽しめるわ私は咲よろしく」
全員「よろしく」
咲「貴女達はちょっと私について来て高杉ちょっと連れてくわね」
高杉「あぁ。。。いいぞ」

咲は部屋を後にし黒子達を連れどっかに行った

高杉「さて。。。俺も着替えるか」

高杉はクローゼットを開け着替えた

28コギトエルゴスム
2016-11-20 00:26:28
ID:dA4kL4oo

今日は討伐隊員が集合する日だ。
私は電流の流れるフェンスで囲まれた"爆心地"に来た。
念のために影の世界に身を隠す。

一番先についたのはあの男か…一言で表すとシーカーだ。
探求者というよりは追跡者(ストーカー)だろうか?
気配がまるでない。各宿から集めた記録にも載っていない。
彼も元討伐隊員なのだろうか…?

二番目についたのは大剣を背負う男…。"ジェーナ"
彼は魔兵だろう、目が青いのがそれを象徴している…戦場で無茶して死んでいった私の父さんのように…。

三番目はボブヘアーの彼女。名前は"瑠璃"。
杖を持っているところを見ると魔法使いだろう。
ずいぶんと時間がかかっているが…寄り道でもしたのだろうか?
まあまだ魔物が現れるまで時間はある……

…!?

瑠璃が「Jさん」と呼ぼうとした刹那、影が視界に入る。
…ちょいと驚いたが、実際確かめてみてもう問題ではない。

彼らは元討伐隊員の"ルミナ=ウィリアムズ"と"ハーシー"。
だが彼らは戦死したとこの記録には載っている。
…生還していた、ということにしておこう。

『こんにちは、旅のお方。フェンスに囲まれたこの区域に、何のご用事がおありかな? ……おっと失礼、申し遅れました。私、“元・魔王討伐隊情報伝達員”のルミナ・ウィリアムズと申します。』

瑠璃はごめんなさい覚えてませんでした、という顔を隠しこう言う。
「お久しぶりです! 元討伐隊の瑠璃といいます。よろしくお願いします」

「へー、こんな風になってんだな……。でも、なんでまたフェンスなんてあるんだか。思ったよりも埃っぽいし。」

その会話を横目にハーシーは頭に疑問符を浮かべながら辺りを見回している。

私は指を鳴らすと影の世界から現実世界へ身を移す。

「待ってましたよ、討伐隊の皆さん…。」
「誰だと訊きたそうな顔をされているのでお答えしましょう。私は夏の国復興委員会長、"ファレル・カーライル"…と申します。」
「実はとある依頼と伝言を預かってきたのです。まず、皆さんからの質問があれば、それにお答えしましょう。」

ハーシーがここぞとばかりに言う。
「それじゃあよ、何でここはフェンスで囲まれてんだ?」

「あのフェンスには電流を帯びた有刺鉄線が張り巡らされてありましてね。丁度、今よりも一時間程あとの時間帯になると"魔物"が出没するのです。」
「実は…それらを討伐するのが一つ目の依頼…。」
「…そうですね、ここまで言ったなら"伝言"も伝えておきましょう。そしてこの爆心地の中央に、矢文が届いたのです。

私はその矢文を開いてみせる。
その矢文には

機関員が討伐隊に気づいた。
by 某元討伐隊員より

というとても不穏な内容が記されていた。

29高杉
2016-11-20 00:28:43
ID:dA4kL4oo

>>27

高杉「さて。。。とっ着替え終わったしおめかし終わったし行くか」

高杉は時計を見ると午前12:45だ

高杉「よし。。。行くか。。。。。。。一様持っていくか」

高杉は紅桜と死刀を取り腰に付けた

高杉「シャガル、ゴア起きろ!行くぞ!」

二匹をむくむくと毛布から出てきて高杉に飛び胸ポケットに入った

高杉「さて。。。行くか」

高杉がドアを開けると椿は先に出ていた

高杉「行くか」 椿「あぁ」

二人はパーティー会場に向かうためエレベーターに乗る

        ………五分後………
*パーティー会場*

高杉「お。。。もう結構来てるな。。。」
椿「だな。。。ん?霊夢達か?あれ」

椿が指指すほうにはドレスなどに着替えた霊夢達がいた。するとこっちに気づいた霊夢達はこっちに来る

椿「なんでここに?」
高杉「あっちのフランも誕生日なんだ祝いに何するかってなったらこっち来たいっていったみたいでそれでレミリアが許可してもらってここに来たって訳だ。その服は咲からだろ?」

霊夢「そうよ。。。ところで高杉」 高杉「ん?」
霊夢「あれ全部食べていいの?」

霊夢は涎を垂らしながら聞いてくる

高杉「フッ全部という訳ではないが食べていいぞあんまり食べ過ぎんなよ先に言うが?」
霊夢「分かってるわよっ!」
魔理沙「待つんだ霊夢っ!私も食べるんだZEっ!」
レミリア「これはすごいわね。。。こんなの私も初めてよ」
高杉「カリスマも初めてなんだぁ~へぇ~」
レミリア「刺すわよ?」高杉「ごめんなさい」
レミリア「私達はもう行ってるわ」
高杉「あぁ」

レミリア達はテーブル席へと向かった

高杉「さて。。。と俺らも楽しむか」
椿「そうだね」

高杉達はいろいろな人達へと挨拶などに回った

30J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:29:32
ID:dA4kL4oo

俺は目の前に広がる惨状を眺めていた。電撃を帯びていてるかのような痛い空気に、フェンスの奥から漂ってくる異様な臭いを感じながら。右手に握る複合剣が怯える。しかしその怯えは、自分の手からの振動であった。
天気が非常に悪くなっている気がする。今にも雷雨が降り注ぎそうだ。きっとこのフェンスの奥から湧き出る邪気がそうさせているのだろう。
俺は一度止めていた足を再び動かし、フェンスの方へ近付いていく。張り巡らされた有刺鉄線には目に見える程の高圧な電流が流れれているみたいで、触れたら怪我どころでは済まないのは確かだ。
そんな中、唯一有刺鉄線が張られていない入り口の方へ歩み寄っていく。

この先か。そう思って扉に手を触れた。そのとき、隣から突然男の声が聞こえてくる。

「へー、こんな風になってんだな…」

その声主の男は、目の前のフェンスを物珍しそうに眺めていた。だが、それよりも目を引いたのは行動ではなく格好だ。まるでボロ雑巾を繋ぎ合わせたような安価な服。繋ぎ目の隙間からは銀色の何かが見え隠れしている。

「でも、なんでフェンスなんてあるんだか…」

男がそのまま言葉を続けながら俺の方を睨んだ。そのグレーの気色のない瞳で。

「なんだ、やっと気付いたのか。」

そのボロ布男は俺の方を振り向いた。やはりその服装は異常だ。

「俺のこと、覚えているか?」

彼は自分の指で自らの頭を指差すようなしぐさをした。

「残念ながら。」

俺は淡白に、冷静に答えた。

31J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:30:49
ID:H5IbE/xs

「そうか。所詮美味い蜜吸った勝ち組共は俺の事なんか知らねえって訳か。」

ボロ布の男は、有刺鉄線が貼られていない扉へもたれ掛かる。その寂しい瞳で俺を睨んだ。
それに対し、自分はその男に向かって針を飛ばす。

「同情が欲しいのか。」

瞬間、彼は目付きが変わった。

「あ?何間抜けな事を抜かしてるんだお前。」

彼の目が眉で隠れる。明らかに苛立ちを覚えているその顔を無視して、俺は後ろを振り返る。そこには数名の人間が立っていた。一人は少女、この姿は記憶にある。瑠璃だ。もう二人は知らない。
ペスト医師の仮面を着けた男の隣にいる黒い奴はなにやら話をしているようだが。

「待ってましたよ、討伐隊の皆さん…」

その話を黙々と聞く自分。この黒いコートはファレルというらしい。
一方、ペスト医師みたいな奴はその柔らかそうな物腰を変えず、綺麗な姿勢でその話を聞いている。
瑠璃はどうやら困惑しているようだが、そのファレルとかいう男の話を妨げるようにさっきのボロ布の男は口を挟む。

「それじゃあよ、何でここはフェンスで囲まれてんだ?」

彼の質問に、ファレルという男は丁寧に答えた。その回答によると、この爆心地の中央に矢文が突き刺さっていたらしく、その内容は[機関員が討伐隊の動きに気づいた]というものだった。
機関が俺達に気付いた?今こうして寄り集まってる俺達の動きを?こんな嘘を練り混ぜたような話を信じるほど俺は馬鹿じゃない。
ファレルとかいう男はその矢文を読み終えると、その読み終えた紙を折り畳んでポケットに入れようとする。
だが、彼の矢文を握った右手がポケットに突っ込まれる前に俺は複合剣のファングを展開し、左手でファレルの顔面へ突きつけた。

「おっと、これは。」

「その矢文の出所は分かってるのか。機関が俺達を把握したところで何故この爆心地にいる化物達を殺す必要がある。全て答えろ。答えない限りこの凶器は下ろさない。」

ファレルの、やけに整った顔は相変わらず微笑したままだ。俺は左手でファングを突き付けながら、複合剣本体を握ったままの右手で腰の護身銃へ指を掛ける。この護身銃はフリントロック式の安価な小型鉄砲だ。
震える事のない剣先を舐めるように眺めながら、ファレルはこちらをに睨んできた。
険悪な空気、それに割り込むように隣から声が差し込む。

「おーおー、怖い怖い。流石は元傭兵だな、荒事慣れしてる。」

ボロ布の男だ、それに続いてペスト医師の仮面の奴も言葉を投げてきた。

「少し冷静になりましょう。いくら怪しいとはいえ、貴方も自宅にやってきた初対面の配達人を怪しいからと言って殺したりはしないでしょう。」

一言ずつ、丁寧に言葉を並べてきた。

「という事らしいので、その剣を下げてはくれませんかね?」

調子に乗ったようにファレルという奴は俺に言ってきた。

「良いだろう、剣は下げてやる。」

俺は素直にその言葉に従う。
左手に握ったファングを複合剣に戻し、直ぐ様護身銃の銃口をファレルへ向けた。

「さぁ、さっきの俺の質問を答えろ。」

32高杉
2016-11-20 00:31:47
ID:H5IbE/xs

>>29

高杉「あぁ疲れた。。。結構疲れるもんだな。。。」

二人はこの城のスタッフ休憩所の椅子に座りそんなことを言う

高杉「まぁ俺が今どんな事してるかはこの城の奴以外知ってなくて良かったよ知ってたら面倒だしな。。。お前もそうだろ?」
椿「そうだね剣士兼暗殺だからね我は本家にはまだ問題ないみたいだからいいけど」

高杉が椿に聞くとそう言った。
二人は休憩をすまして休憩所から会場の外へと行く

高杉「おっ二人のSPさん警備お疲れ様」
SP「ハッ!ありがとう御座いますっ!」
椿「ほら飲み物だよ」
SP「あ。。。ありがとう御座いますっ!」

高杉は挨拶椿は飲み物をSPにあげた。二人はただの祝いのサプライズだけでなく警備もしているなので一様トイレも行こうとするがトイレへの曲がり門から人声二人はその曲がり門で盗み聞きをする。三人くらいだろうか?話を聞くと……

人「おい。なんかあの魔王を倒された所に急にフェンスがかけられたらしいぞ。。。」
人2「あぁしかもなんかあの英雄の討伐隊がそこにいるらしい。。。」
人「銅像じゃない本物か?」
人2「らしい。。。」 人3「あぁ俺も今のこの時間に来たんだがけどさ何故かあの辺りだけ薄暗く薄い霧に包まれてたんだ。。。」

二人は驚いたあの討伐隊とはもうここには来ることはないだろうとそう思っていた

高杉(本当なら何故戻ってきた!?まさか朝に感じたあのオーラと関係してるのか。。。)
椿(まさか。。。魔王復活との関連があるのか。。。だとしたらなぜこの国であの場所を。。。?魔王の死に場所。。。)
高杉(。。。魔王があの時夏の国しようとした事は。。。破壊だとしたら。。。!今日はフランの誕生日で全て国の王、王女が来ている。。。まさか!)
椿(まさか。。。)
    
  
  魔王がしようとした事を魔王復活の為に夏の国を破壊
         

二人はその予感を感じとりあの場所へと向かう

33コギトエルゴスム
2016-11-20 00:32:26
ID:H5IbE/xs

「さぁ、さっきの俺の質問を答えろ。」
銃口を此方へ向けた彼は言った。

(彼は元傭兵だ、疑り深いのも仕方のないことだろう。)

「…一つ目、矢の出所についてですが─」

俺は矢を取り出し矢に書いてある文字の部分を指す。

「……この文字は?」

この文字は小さく、紙で隠れていた。そして確認したところ…

「"C.E.S"…私は魔王を倒した討伐隊員は全員把握しています。"C.E.S"…これは頭文字…つまり"コギト・エルゴ・スム"さんのことでは?」

「…ならば、ならばなぜこんな回りくどい真似をする?」

彼は険しい顔をより一層険しくさせて問いかける。

「恐らく…此処には機関も現れたという事例があります。恐らく彼はそれを知っていた。その為でしょう。」

「まだまだ納得はいかないが…良しとしよう。二つ目だ。」

「二つ目、何故魔物を駆逐しなければならないのか…ですね?」

「ああ。」

「我々は一年に渡ってこの爆心地を…あの高台から見ていたのです。」
丁度入り口とは真反対にある高台を指した。

「ですが近頃、魔物達の進化が急激に進み始め、それまで一種しかいなかった魔物が種類を増やし、遂には高台にいる監視員を魔法で射たのです。原因は解っていません。」

彼は少し驚いたような顔を一瞬見せる。

「このままでは、いずれはこのフェンスを破り外に出るでしょう。もし魔法も武術も使えない人民と遭遇してしまったら…」

「…どうかこの願いを聞き入れてもらえませんか?私も助力しましょう。魔物を駆逐し、可能であれば進化の原因を探っていただきたいのです。」

34J◆kZDFwAt8do
2016-11-20 00:33:06
ID:H5IbE/xs

>>33

彼がだらだらと話をしている間、俺は迷いなく銃口を向け続けた。あやふやな所が何ヵ所かある。かといって抜け目を突くような事柄でもない。そもそもこの男一人で俺達に伝えに来たという時点で根本的におかしいのだ。

「魔物の掃除程度、軍を出せば良いだろう。しかし、報酬を出すというのならばやってやろう。」

俺はその男へある契約を突き付けた。

「報酬、とは。」

黒いコートの彼は真剣な顔で返答する。それを気にせず俺は口を開く。

「その言葉通りの意味だ。お前が俺に依頼する代わりに、相応の報酬を支払って貰おう。それが出来ないのならば俺は帰る。」

「もし駄目と言ったら。」

「さっき言った通りだ。」

「仲間を置いて自分だけ悠々と帰ると?」

「それがなんだ。」

素早いやり取り。俺が言い返した後に横から槍が飛んでくる。

「なんだその態度は、英雄気取りか。」

俺の隣に歩いてきた男、さっきのボロ布の男だ。短いブロンドの髪を揺らしながら腕を組んで俺を睨んだ。

「…早く答えろ、会長とやらいう奴。」

ファレルは眉を潜める。やがて一時の沈黙の後、先に口を開いたのは彼だ。

「良いでしょう、相応の報酬は充分に支払います。確実に。」

その丁寧な口調を崩さず、ゆっくりと答える。

「しかし、私がこう発言したからには貴方も相応の仕事をこなして貰わないと困ります。さもなくば、貴方に報酬を支払う義務など御座いません。」

「貴方?何を言っている。」

俺は彼の言葉に、当たり前のように返答する。

「報酬は貴方達に、だろう?」

一瞬だが彼の顔が歪んだ。だが、すぐに元の表情へ戻る。隣に立ったボロ布の間髪の男も微笑してファレルを見詰めている。
後ろにいたペストマスクの男は相変わらず、瑠璃は真顔である。

「決まりですね。」

ペストマスクの男は割り込むようにそう言った。隣の瑠璃も、大きく頷く。
それを確認した自分はゆっくりと銃口を下げて、護身用の小型フリントロックピストルを腰に戻した。

「さてさて、話もついた所で…。」

ボロ布の男は腕を組んだまま歩き出す。

「先頭は誰にするよ?」

首を回して俺達にそう言った。

35“夏”の足音 -Lumina phase-
2016-11-20 00:33:51
ID:H5IbE/xs

(>>26から、ルミナ視点)
 大剣使い__確か“J”と名乗っていたか__に向けた挨拶は、背後の魔法使いにも届いていたようだ。まだ年若いだろう彼女は健気に自らの名を名乗ってくれた。いや、名乗られる以前から名は知っていた。このまま背を向け続けるのも瑠璃に対して失礼だ。改めて振り返り、帽子を取って深い一礼。

「無理をなさらなくても結構ですよ、瑠璃さん。貴女とは殆ど初対面だ、覚えていなくても当然のことです。では、改めて……よろしくお願いしますね。」

 口振りから判る。彼女は自分のことを覚えていないだろう。でもそれは大きな問題じゃない。またこうして集えた事実こそが喜ばしいのだから。__今連れて来た“恩人”が聞いてなかったのは幸いだったか。

 フェンスで視界は悪いが、どうやら封筒を送りつけてきたであろう依頼主は到着していないようだ。では暫しの間談笑を楽しもうか__口を開きかけた瞬間、すぐ側でハーシーの目線が動いた。目線の先を辿れば、誰だろうか、黒コートの男が佇んでいた。ファレル・カーライルと名乗る彼、夏の国の復興を一任された存在だという。
 さて、コイツは“裏切り者”の常套句な訳だが……先にハーシーが動いた。先程から呟いてきた言葉そのままの直球な質問。彼だからこそ出来る至極単純な問いに、“裏切り者候補”は丁寧に答えてくれた。

「ふむ、そんなことがあったのですか。魔物……厄介そうですね。いいでしょう、その依頼は受けたほうが良さそうだ。魔物を放置した所で、益があるわけでもないのでしょう?」

 案外ハーシーの目の付け所は良かったらしい。見ないことには何とも言いようが無いが、電気のフェンスがその脅威を物語ってくれる。それだけならまだいい。問題は次の言葉だった。
 矢文。これはまた判断に苦しむ内容だ。討伐隊の動きに“機関”が気付いた……当たり障りのない、それでいて相当重要であろう内容。反応に苦しむ中、突然Jが空気を劈き疾駆した。

36“夏”の足音 -Lumina phase-
2016-11-20 00:34:16
ID:H5IbE/xs

時に紡がれる言葉が状況を打破することはある。時に大胆な行動が全てを覆すこともある。確かにJの牽制は清水に一石投じる結果となったろう。だが、これは__大岩を転がし入れたも同然ではなかろうか? 怪しいところがなかった訳ではないのだが、流石に抜刀というのは……まったく、反応に困る度合いを存分に引き揚げてくれる。このままでは有益な情報も引き出すのが困難だろう、一先ず剣だけでも下ろさせようと口を開くか__マスクの奥に迷いの滲む丁度その時、ボロ布が空気を打ち壊しながら土足で侵入してきた。
彼の空気を読まない姿勢には、時々助けられてしまうものだ。少々のストレスは言い苦しい言葉の潤滑油。

「少し冷静になりましょう。いくら怪しいとはいえ、貴方だって、自宅にやってきた初対面の配達人を怪しいからと言って殺したりはしないでしょう?」

それに、一つ付け加えて言っておこう。「矢文の内容は嘘を吐いていない」と。仮に彼が復興を行うと騙っていたとしてだ、その場合もやはり、我々の動きは確実に気付かれている。つまり、ここでどう足掻いたところで__彼を殺めたところで、迷宮入りもいいところ。ならば騙されてやるのも一興だろう?
------
この際、Jがトンチのように銃を突き付けたことは突っ込まないでおこう。尋問の果てにファレルから引き出せた情報も、凡そ予想から外れたことは見当たらなかった。魔王討伐の功として、働いた分を遥かに超えたものを支払われていたと記憶している。だから報酬も魅力的には感じられなかった。むしろ申し訳ないくらいのものだ。
しかし、これ以上問題が増えるのは頂けない。此処での会議も打ち止めだ。

「決まりですね。」

自分でも半ば強引だとは思う締め方にはなったが。仕事は手早く終わらせてしまった方が良い。いつの間にハーシーは扉の前まで歩き進んでいた。好奇心と気怠さが混じった声が前進を促してくる。……一応此方からも仕掛けてみるか。

「恐らくですが……此処は非常に危険度が高い。当然扉には施錠が施されていると考えるべきです。ファレルさん、貴方は依頼を預かってきたと仰っていましたが、鍵などはお持ちでしょうか?また、出現する魔物を把握していらっしゃるのなら、その特徴や警戒すべき点もご教授願いたい。」

もちろん、前情報がなくても大丈夫だ。能力を使えば鍵も無力化できよう。だが、一応。一応の確認だ。

37夏目☯夢生
2016-11-20 00:34:53
ID:H5IbE/xs

レ「ここね」

お姉様が呟いた前にはとても高い所まであるフェンスだった
近くには見覚えのある人影があった

大きい剣と水色の服の人は_______Jさんと瑠璃さん?
他にもいるようだ

ム「多分あの人たち元・討伐隊の人」

ミ「では行きましょう」

私は瑠璃さんに話しかけた

ム「お久しぶりです ムウです 覚えていますか?」

38高杉
2016-11-20 00:36:11
ID:H5IbE/xs

>>32

二人が走っていくと咲がパーティー会場から出てくる

咲「~♪。。。ん?え、二人共何して___________「レミリアと霊夢に頼んでこの城に結界を貼れっ!!理由は感知仕様に変えれば分かるはずだろ!?」

高杉は咲に言葉を荒して言い城から出た。
二人は城の門に出る出てから真っ先にあの場所へ向かう二人は近道で行くすると

バアァァァン!

いきなりに走る二人の後ろから攻撃される煙の中から人影が二人いる

??「へぇ~アレを避けるとかすごいね。。。」
??「俺らの同時攻撃を避けられるなんて見たことないな」

相手の二人が歩いてくると煙がだんだん薄くなるそこには一人は鎌をもう一人も鎌だ

??「おっと紹介が遅れたこちらがシリアで」
シリア「こちらがキルアです」

二人が名前を言った途端目の前に現れる二人は煽り目で高杉、椿を観察する

シリア「なるほど~なかなかの人だねだけど。。。」
キルア「だね。。。だけど君達はここで。。。」

   ここで死ぬんだよ

二人はそこから鎌で首を切る!______が、そこには二人はいないいるのは建物の屋上だ

シリア「!。。。ハハッ!面白い人達だよっ!」
キルア「いいよ。。。楽しませてよ!」

二人が高杉、椿の上に飛ぶすると二人は横に着地すると回る二人が回ると次の瞬間二人に切りかかろうとするが後ろに立たれる

高杉「。。。もういいかい?」
椿「もういいでしょ?。。。こっちはいそいでるんだよ」

二人はその二人の頭を掴み溝うちして蹴飛ばしたその一瞬も逃さず二人はその二人を蹴り上げ叩き落とした

キルア「グハっ!。。。。このっ。。!?」
シリア「うぅ!。。。貴様。。!?」

二人がそういった瞬間また蹴り上げそこから刀を抜くそして斬った。
二人は地面に叩き落ちた

高杉「邪魔なんだよ」

高杉はそう言うと屋上から走った

39瑠璃
2016-11-20 00:36:44
ID:H5IbE/xs

私のあいさつに、ルミナさんが丁寧に返してくれた。覚えていなくて当然、の言葉にドキリとする。なんで分かったんだろう、そういう素振りは見せてないはずだったのになぁ。

 「ありがとうございます。最初から素直に言えば良かった」

 私は苦笑して頬をかいた。

 少しすると、どこからか男性が現れた。彼は、夏の国復興委員長のファレルと名乗った。ファレルさんは、この区域がフェンスで囲まれている理由を説明し、それから矢文を取り出した。なんでも、機関員が討伐隊に気づいたという。しかも矢の出所は、元討伐隊員のコギトさん。私は驚いて何も言えなかったが、Jさんが動いた。ファレルさんに銃を向けたのだ。

 しばらくJさんとファレルさんのやり取りが続き、私たちは区域内の魔物駆除に向かうことになった。なんとか話がまとまったようだ。安心してほっと息をついた私は、後方から誰か来ていることに気付いた。

 「お久しぶりです ムウです 覚えていますか?」
 「夢生ちゃん! もちろん覚えてるよ、また会えて嬉しい」

 夢生ちゃんの隣にはもう一人女の人がいた。彼女は夢生ちゃんのお姉さんだという。私は彼女にもあいさつをした。
 

40高杉
2016-11-20 00:37:13
ID:H5IbE/xs

>>38

高杉「もう暗くなってやがるな。。。確かここら辺だろ?」
椿「だな。。。なんとかフランの事も間に合えばいいけど」

高杉達がビルの屋上、屋根の上を走って跳んだりしているとあの場所が見えてきたその回りには何故か霧に包まれていて銅像の回りには無かったはずのフェンスと人影が少し見えた。二人はそれが見えると思いっきり足に力を込め跳ぶ。高杉は跳びながら仮面を付け椿は黒いマスクを付ける。
そして二人はだんだん彼奴が死んだ場所へと落ち着地態勢へと体を動かす。そして二人は着地すると少し煙が上がる前に進むとあの討伐隊がいた…目に写るのは銅像、人回りには何故かフェンス内だけ霧がかかってないみたいですこし何者かの目線を二、三人くらい感じる
すると一人の男が聞いてくる

J「お前らは誰だ?」

そんな事を聞いてきた自分達がどうやら誰かまだ分からないらしいだが好都合だった。それに二人は嘲笑い言った

高杉「。。。お前らには関係ないだがひとつ言えるなら止めに来ただけ。。。」

高杉がそう言うとJは何も聞かず下がった

41OT
2016-11-20 23:20:16
ID:H5IbE/xs

一年のブランクがあったもののJはさほど影響はなかったようだ。
躊躇いもなく直ちに銃口を向けた。
流石元傭兵といったところか。
彼ならするだろうと私でさえも予想していた。
緊張こそするが、驚きはしない。

少女が到着した後、続々とメンバーは集まってきた。
浮浪者のような男、不気味なマスクの男、メガネの少女。
いずれも見覚えはない。
いつものように、例外なく忘れたようだ。
そして復興委員会長の男が現れた(名乗ってはいたがこちらも例外なく忘れた)。
その男が伝えた情報だが、どうも違和感を覚える。

まず既に機関に感づかれていた点だ。
手紙が送られてからわずか1日しか経っていないぞ。
にも関わらず討伐隊の動きを把握していただと。
国の内部に潜り込んでいるんじゃあないか?

しかしどこかから漏洩したという事もありえなくはない。
現に部外者の私がこうして集合場所に潜んでいるのだからな⋯。
違和感は払いきれないが、納得しよう。

次に任務について。
これが一番怪しい。
軍を出せばいいだろう。
〝戦闘力の高い元討伐隊のメンバーに雷撃戦をさせた方が速いし安く済む〟
仮りにこのような意図があったとしよう。
だとしてもわざわざ討伐隊に召集をかける必要はない。
傭兵だとかハンターだとか、他に適役がいるはずだ。

その疑問は矢文の主が明らかになった事により晴れた。
元討伐隊メンバーがわざわざまわりくどい方法で伝えたのだ。
機関と急成長した魔物、なにか繋がりがある。
⋯いや待て、だからといって討伐隊を集めてやらせる必要があるか?

何者かに肩を叩かれハッと振り返る。
一瞬冷や汗をかいたがすぐに安穏した。
振り返ると相棒が1枚の写真を咥え浮かんでいた。
写真を取り上げ確認する。
写っていたのは復興委員会長だった。
こちらを、私をしっかりと凝視している。

(まさかこの私に気付くとは⋯⋯何者だ?この男⋯)

そうこうしてるうちに2人組の男が現れた。
忘れもしない、忘れようとも忘れられるわけのない2人だった(例外なく名前は忘れた)。
ここを爆心地へ変貌させたヤツらだ。
先日暇なので城に忍び込んだ際にもヤツらを見た。
英雄扱いで城に招かれ幸せに暮らしているのか。
なんだかムカついてきた。
ヤツがここを破壊した瞬間はきちんと撮ってある。
事が終わったら新聞社に売ってやろう。

42J◆kZDFwAt8do
2016-11-21 01:53:14
ID:Un4uPOl2

>>40

いきなり現れた二つの影、謎の狂気染みた言葉を発言する二人から俺は一旦距離を置いた。

「なんだ、あのあんちゃん二人は。」

俺の隣にいたボロ布の男が呟く。二人とも黒装束に身を包み、肝心の顔面は仮面で隠れていた。
やがてその二人は武器を持ち出す。持ち出すというより空間から抉り取ったように見えた。そのままゆっくりとフェンスの方へ二人は歩み出した。
…一人は聞き覚えのある笑い声を上げながら。

「ククッ…さぁて、お片付けと行きますか。」

瞬間、俺の心に込み上げてくる嫌悪、殺意、苛立ち。こいつの声、こいつは!
二度と忘れなどしない彼奴の声、三度も俺達を襲撃して殺そうとした彼奴の声。

「待て貴様。その声、天月だな?」

俺は複合剣からブレイカーを取り外しながら前をゆっくりと歩む片方の男へ声を掛ける。この言葉に反応したのか、二人とも歩みを止めて、俺が呼び止めた方の男はこちらを振り向いた。
この血に汚れた醜い仮面。やはりこいつは天月だ。

「天月?さぁ、知らないなそんな名前……俺の名前は高杉だ。」

そう返して嘲笑う。

「自分から名前を名乗りあげるなんて随分と間抜けな男だな。何故貴様がここにいるか答えろ。」

俺はこちらをなめてかかる天月に強く返す。すると、そいつは手に持って刀を見せびらかしながら威圧してきた。

「それはさっき言った。お前らには関係ない。雑魚は片隅に怯えていろ。」

「ほざくな、ここで明らかにしてもらうぞ天月よ。貴様ら二人の目的は何なのだ?何度も俺達を殺しに掛かり、この地を爆心地にし、今度は何がしたいんだ?そんなに俺達に干渉して何が満たされるというんだ?」

「…。」

一時の沈黙。
先に口を割ったのは天月だ。

「自分は許されるとでも思っているのか?元傭兵。自分の愛する人を殺しておきながら、今はそうやって悠々と生きて。そういえば、その女の妹を引き取っているんだったな?そいつも殺すのか?」

連続して続く俺への罵倒。そして湧き出る彼への殺意。
俺は無言で天月の方へ駆け出し、ブレイカーを突き刺そうとする。しかし、その刃が当たる寸前に彼は消えた。
俺は背後へ瞬間移動しただろうと予想して渾身の肘打ちを放つが、それも空振りする。

「Jさん!落ち着いて!!」

瑠璃が投げ出したその言葉。完全に逆上した俺の精神はその詞によってやっと正気へ戻って行く。
正に自分を見失っていた。また何もかも投げ出すところだった。しかし、そんな心の静寂もあいつの声によって掻き乱される。

「彼女の言う通りだ……お前はそこでじっとしていろ。」

背後から聞こえる天月の囁き。

「さて、俺達は先に行かせて貰うか。」

俺は振り返ろうとした。
だが、もうそこに彼奴等はいない。

まただ。また彼奴等に全てをぐちゃぐちゃにされる。また俺達は被害を受ける。
そう考えただけでも、俺は今すぐその場に踞りそうになってしまう。

本当に、何がしたいんだ。彼奴等は。

43Na†umマキ★Petora兵長ワサラー団 団長◆40XbC9fmEc
2016-11-21 02:13:34
ID:2kjbzi7o

>>40

さっきから目線を感じる…確か瑠璃と夢生だったか?ずっと見てくるが気にしないで、あと二人くらいのどっからか目線を感じているが一人は分かった恐らくあの戦いの時にいた記者か何かの奴だろうそいつはどうだっていい…もう一人が分からないのだ。どうするか高杉は考える

高杉「。。。どうしたものかな。。。」
椿「あの少女達以外のこの目線の事かい?一人は分かったろ?」
高杉「あぁ全くオーラも霊気も感じられないからそうとうな奴だよそこは褒めたいね?」

そう言って記者が隠れている方角に目を向けた

椿「まぁそれは置いといて。。。あとー人が分からないね」
高杉「あぁ俺もそこが手掛かりなんだよもう一人の目線は感じるが同じ目線の感覚があちらこちら感じて全然わからないんだ。。。」
椿「参ったね。。。」

二人が考えるすると横から次元の穴が何故か開く何者かと体制を整えるが出てきたのは霊夢だった。だが二人まだ戦闘体制のまま…

霊夢「なんで体制整えているのよ?」
椿「貴様。。。霊夢じゃないよね?」
高杉「お前の気が全然違うんだよ城に来た時からそれにあいつは次元を開けない能力だろ?」

そこまで霊夢に言うと霊夢は上を向くすると……

霊夢「やっぱり貴方達のその鋭い観察と察知そして力は凄いわね。。。」
高杉「。。。何者だ」
霊夢「貴方達が知ってる幻想卿の霊夢よ。。。ちょっと違うけど」
高杉「まさか。。。異国者か。。。」
霊夢「異国者。。。この世界もあの世界もそう言うのね。。。まぁ貴方が今から聞くのはどうせ本物霊夢は?だろうけど。。。単刀直入に言うわよ死んだわとっくに何者かにねそこに私が来たのよ幻想卿にこの事しっているのは魔理沙とレミリアだけだわ。。。あの世界で何で私の霊気を感じられなかったかは恐らくこの世界では出やすいのねだからこの世界で気付いたんでしょうね」

霊夢は簡単に説明をし二人は納得する。

高杉「この世界をどうするきだ?」
霊夢「どうもしないわよただこの世界のフランを祝う為に来ただけあとごちそうも」
椿「そうなんだ。。。じゃあこの世界には手は出さないんだね」
霊夢「えぇ。。。何か忘れてるような。。。あ、そうだ黒子と白亜を止めてありがとねあの能力の本当の持ち主は私よ何で私の能力をあの子達が使えたのかは教えないけど貴方は魔王の力だけじゃないのは。。。薄々気づいてるでしょ柊夜?」
高杉「。。。あぁそしてやっと分かったよあんたが俺の暴走の時に聞こえた奴だって」

霊夢はそう言われると少し驚いた

霊夢「アンタ。。。あの時少し自我を持ってたのねえぇそうよその上に神の力を与えたのも私。。。クスクス」
高杉「。。。チッ今ここで殺っても意味はないんだろうな。。。」
霊夢「フフ。。。そうねまぁ城には強力な結界を貼ったわそれは感謝しなさいよ?」
高杉「クッ。。。ありがとな」

気が付くとさっきからずっとこの三人を元討伐隊達は黙って戦闘体制をとっていた
霊夢はそれを見ると笑った

霊夢「私とやりたいならいいけど今はやめたほうがいんじゃないの?それに今やる気ないしね」

元討伐隊達はそれを聞くと武器を降ろす。それをひ見て霊夢はウロチョロし初めた。
どうやら何も言わないところまだ高杉達だと分かってないみたいだひとまず落ち着かせて気を弱める

高杉「椿。。。すまんないきなり意味分からん話になって」
椿「いいさ」
高杉「そうか。。。」

高杉は謝り回りを歩き始め椿はそのまま立ち尽くし察知する

44Na†umマキ★Petora兵長ワサラー団 団長◆40XbC9fmEc
2016-11-21 02:47:15
ID:2kjbzi7o

※修正>>43 >どうやら何も言わないところまだ高杉達だと分かってないみたいだは
無しです

続き

霊夢「そう言えば何であの城の人達は知ってるのにあの人達はあんたの本み_________「黙れ。。。いいいんだよそのほうがちょうどいい」
霊夢「そう。。。」

霊夢は聞き入れ少し黙っていると

霊夢「ところで。。。あそこにいるあの世界で言う天狗よね?」
高杉「あぁそうだなまぁほっとけ」

二人はO.Tの方にまた目を向けるが気にせず調べた

霊夢「。。。あのマスクしてる人。。。強いわよ」
高杉「やっぱり思ってたか。。。それより隣にいる奴がきになるどっかでみた事があるんだよな。。。多分店とかで。。。」

高杉がチラッとその人を見ていると霊夢はフェンスに触るすると

霊夢「このフェンス。。。特殊ね」
高杉「あぁ。。。それは俺も気づいてた」

高杉と霊夢は回りをグルッと歩いて行く

高杉「。。。これは面倒くさい奴等が関わってるな。。。」
霊夢「ここまでこの場所に結界を貼るのはそうとうよ」

二人は椿のもとに戻ると椿は何か察知したらしい

椿「掴めた!。。。この気どっかで」
高杉「どうした椿掴めたって?」
椿「ずっと察知してたらどこかで感じた気だった」

45コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-21 21:41:04
ID:eSWC4sTA


「ふむ、そんなことがあったのですか。魔物……厄介そうですね。いいでしょう、その依頼は受けたほうが良さそうだ。魔物を放置した所で、益があるわけでもないのでしょう?」

「魔物の掃除程度、軍を出せば良いだろう。しかし、報酬を出すというのならばやってやろう。」

私は純粋に疑問だったので
「報酬、とは。」

と口にする。

「その言葉通りの意味だ。お前が俺に依頼する代わりに、相応の報酬を支払って貰おう。それが出来ないのならば俺は帰る。」

念のため、私はダメ元で
「もし駄目と言ったら。」
と一言

「さっき言った通りだ。」

「仲間を置いて自分だけ悠々と帰ると?」

「それがなんだ。」

素早いやり取りだった。彼の目には、声には一点の曇りもない。Jさんにはやるといったらやる…スゴ味がある!

「なんだその態度は、英雄気取りか。」

先ほど口論していたハーシーという男、ボロ布の男だ。短いブロンドの髪を揺らしながら腕を組んで彼を睨む。

「…早く答えろ、会長とやらいう奴。」

俺が眉を潜めたのは嫌悪感からではない。
考えるとき自然とそうなる。癖というヤツだ。

「良いでしょう、相応の報酬は充分に支払います。確実に。」

ゆっくりと答える。

「しかし、私がこう発言したからには貴方も相応の仕事をこなして貰わないと困ります。さもなくば、貴方に報酬を支払う義務など御座いません。」

「貴方?何を言っている。」

やはりそう来た…か。
彼は当たり前のことかのように言う。

「報酬は貴方達に、だろう?」

きっと大丈夫だろう、そう言われるとは思っていたのだ。

俺が頷くと
「決まりですね。」
というペストマスクの男、ルミナ。
隣の瑠璃も、大きく頷く。
彼は護身用のピストルを腰に戻した。

「さてさて、話もついた所で…。」

ハーシーは腕を組みながら歩く。
そして振り向きこういう。

「先頭は誰にするよ?」


「先頭…私の固定観念ですが、近接して戦う人が向いているのでは?」

と言おうとすると謎の二人組が現れる。
彼らの会話を聞くと、敵であり味方、のようだった。


彼らの出現、敵対…はないだろうが彼らとのいざこざが起きないことを願いつつ
皆が意を決するのを見るとフェンスを開ける──

46しいちん
2016-11-22 17:56:41
ID:hPlbzfLM


こんにちは🎈♡

47コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-22 23:04:48
ID:RK9S/GKc

>>36

扉を開ける前、ルミナが問う。

「恐らくですが……此処は非常に危険度が高い。当然扉には施錠が施されていると考えるべきです。ファレルさん、貴方は依頼を預かってきたと仰っていましたが、鍵などはお持ちでしょうか?また、出現する魔物を把握していらっしゃるのなら、その特徴や警戒すべき点もご教授願いたい。」

「勿論、鍵はここに。」
隊員記録にてこの人は物質を「読み古し要らなくなった本同然」に…つまり「鍵」が要らない状態にできるはず…何故鍵なんて持ってるか訊く必要が?裏切って閉じ込めようとしている……とでも思われているのか?

「…魔物については種類が増えすぎているのです。」
「今や何千通りにも及ぶでしょう。文字通りの雑魚もいれば強靭なものもいる。」
「いえ、殆ど強靭なタイプのものしかいない。」
「おまけに半数以上は魔法を使う。警戒すべきなのは「暗い」…ということでしょう。中には奇襲してくる魔物もいます。」

「何故…そうなるまで気づくことができなかった?」

Jは純粋に疑問に思ったのだろう。私も前までは、いや今も疑問に思っている、原因はわかっていない。

「唐突過ぎた、というべきでしょうか。」
「それまで兵で倒せばよかった魔物…ですが、数も増え、やがて兵では敵わなくなったのです。」

そろそろ刻が来る。

「!……来ますよ、奴等が。」
気配を感じた私は言う。

48夏目☸夢生☯ワサラー団副団長! (シス&ブラコン)◆jay6QQeYJY
2016-11-23 13:02:37
ID:tC3na7d6

フェンスを開けると空気が変わった
なんだか・・・前の怪物より強くなっている

「!……来ますよ、奴等が。」

誰かが言ったと途端に
「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」

ミ「なにゃにゃにゃにゃ!?」
ネ「驚きすぎ・・・行くよ! ミラエル」

ム「お姉様も行くよ!」
レ「ええ!」

怪物は私たちに容赦なく襲ってくるが、一瞬で雑魚は片付いてしまった

ム「これぐらい余裕です」


49Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-23 14:49:33
ID:saSywdlE

>>44-45 >>47-48

高杉「そっか。。。嫌な予感しかしないな何か。。。」

高杉が険しい顔でそういった。すると男がフェンスを開けた

「!……来ますよ、奴等が。」

男がそういうと空気が一変しフェンスの外から禍々しく凄まじい気が感じたそして……

「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」

魔物が凄いいきよいで出て来た。その数は結構多い、その中に少女が二人夢生ともう一人が突き進んだ。
魔物は容赦なくその二人を襲うが一瞬で殺した。

ム「これぐらい余裕です」

それを見ながら二人は

霊夢「ふぅん。。。あの子なかなかね」
高杉「だな。。。アイツ強くなったか。。。さて面倒くさいのは的中したな。。。どうする?椿行くか?」
椿「行くよ。。。柊夜と霊夢は?」

高杉の質問に答えて椿が聞いた高杉霊夢は……
霊夢「面白そうだし。。。行くわ」
高杉「行くに決まってるだろ。。。早く済ませるぞフランにまだ渡してないからな。。。!」
椿「フフ。。。そうだねっ。。!」

霊夢は飛び錫杖を次元から出して一気に倒して行った二人はそこから跳んだ。

霊夢「そんなものなの?もっと来なさいよ」
椿「こんくらいは余裕でしょ?」(笑)

霊夢はどんどん倒していき椿が挑発気味に言う。空中で刀を抜き回転斬りをするそして魔物の群れの中に着地した一瞬、回りにいた魔物は血を吹きながら倒れていく

高杉「当たり前だバーカ。。。霊夢においついてさっさと行くぞ。。!

椿「フフ。。。そうだね!」

二人もそこから一気に突き進んだ

50さあ、開幕の号令を◆X5668N6XH6
2016-11-23 19:56:38
ID:2EfCyrmg

(>>47より)

『これは失礼、不束なことを聞いてしまった。成る程、“暗きに注意せよ”ですか……フフ、私の得意分野というやつですな。』
「魔法は他のヤツらのが上手く対処できんだろ。俺たちゃ魔法耐性ってもんが希薄なようでね。さっ、そろそろ頃合いだな?」

 底知れぬ笑い声の漏れるペストマスクとボロ布が並び立つ珍妙な光景。だが、それも長くは続かない。何故なら__

「さあて、ちょいとスケールダウンはしたかも知れねぇが……討伐隊様の復活だい!叫ぶしか能がねェ雑魚なんざ、適当に薙ぎ払っちまえや!」

 フェンスの解放とほぼ同時に、風が瘴気を運び出す。かつての魔王が残す負の遺産の一端を感じながらも___討伐隊の面々には、とうにそれぞれの“覚悟”が宿っていた。魔物共の怒号を合図とし、彼らは弾けるがごとく疾駆する__!

 魔弾の嵐と剣の舞踏が魔物の群れを蹂躙する中、戦場のど真ん中に老紳士が突如出現する。化物とて自然の理程度は心得ている、故に数瞬は困惑に足が止まってしまう。が、対する老紳士・ルミナの方は魔の物に臆する事もない。遊歩道を散歩でもするように魔物の一体へと近付き、コツン、と手持ちの杖で軽く小突いた。
 当然のことながら、魔物とて黙ってはいられない。明確な怒りの表情を湛えた者共は、猛り狂いつつ鋭利な爪でもってルミナの肉を張り盛んと豪腕を振り抜く___

 
 飛び散る鮮血。響き渡る断末魔の叫び声。爪は確かに肉を捉え、一直線に切り裂いてみせた。


 ただ一つ、一つだけ魔物の群れに誤算があるとすれば。それは、切り裂く対象が“同胞”に切り替わってしまったことだろう__
『元戦闘員でもない私に触れられる時点で、未熟にも程がある。輪廻の輪にでも入ってよく考えなさい、己の敗北の理由。尤も幾らやり直したところで、勝ち目は万に一つもないですが。』

 たった今仲間を殺めた魔物の背後に、現われ出でるは黒づくめの“死神”の影。気配に気付き振り返った彼の双眸には、二本のダガーが丁重にプレゼントされた。
 同胞の死を嘆く間すら冗長。飛び掛かる犬型の魔物。だが、死神が指を鳴らせばあら不思議、全方位をダガーに囲まれた可哀想な犬公の出来上がり。

『魔物とて、命は尊いものだろう? ならばいっそ、己で土に還ったらどうだ。私に挑み、心半ばに散るよりは有意義な死だろうに。』

 死神の言葉は、魔物の群れに沁み渡る程の効力は持たないようだ。あれよあれよと死神の奇術に嵌り、死屍の積み上がる様のなんと儚きことか……。

51さあ、開幕の号令を◆X5668N6XH6
2016-11-23 22:15:19
ID:2EfCyrmg

 さて、ボロ布男ことハーシーの方だが……彼は生憎、“死神”が操るような類の奇術は持ち合わせていない。即ち、生身一つでの正面突破になる。薄々勘付いていた彼は、“服の内から”一振りの刃を躊躇うこともなく引き抜くと、フェンスを越えたすぐ先の地面目掛け、渾身の力を込めて突き刺した。
薄く柔軟な刃はよくしなる、勢いそのままに棒高跳びの要領で飛躍したボロ布は、先陣を切った少女達を飛び越え敵地の真っ只中に転がり落ちた。

「……っテテっと。あー、脚の筋肉強化してたんだけどなぁ……流石にどっかの誰かみてぇにはいかねーか。“英雄気取りさん”よ、アンタはやっぱスゲー野郎みたいだ!」

 皮肉交じりの本心を、“わざとJに聞こえるように”呟くハーシー。そんなヤツ、魔物からすれば格好の獲物に他ならない。先ずは自分がと躍り出る骸骨騎士的な何か。が、振り上げられた剣が脳天をかち割る前に、先程とは異なる刃の一閃が胴体を寸断してしまう。
 続くは“邪視 イービルアイ”。魔力を扱う巨大な目玉が、数本の触手じみた何かを垂らした姿で浮遊している……。空高く浮き上がった“邪視”は、ハーシーに狙いを定め魔力を解き放つ。直線的な朱色のレーザー弾は、彼を捉えきるには少々単純過ぎる__だが、回避する度に着弾地点で小規模な爆炎と化していく。執拗な攻撃に終わる気配は見られない、他の魔物も連動して動き出す……。
 とうとう痺れを切らした彼は、一切の回避を棄てて魔弾を左腕に受けた。爆炎が瞬く間に左腕を焼き尽くし、ただの焼け焦げた肉塊に変えてしまう。

「ウグッ……痛ってェなテメェ!!!!」

 だが……“左腕を喪った割には”随分と軽いリアクションに終始する。寧ろハーシーにしてみれば、回避の手間を削った分攻撃に回せるというもの。魔力の反動で動けないイービルアイを、投擲された“骸骨騎士”の剣が、ダーツでもしているかのように真っ直ぐ刺し貫いた。
 それでもやはり、左腕を喪うことは代償にしては重過ぎた。攻撃の手数が減った彼は、次第に周囲を囲まれていく。正確に、かつ確実に弱点を突いてはいるのだが、右腕だけではどうも火力不足。倒したところで数の暴力には勝ち目が無い。囲いは少しずつ、着実に小さくなっていき……

 遂に、槍の一撃が土手っ腹に深々と突き刺さった。

 先程までの擦り傷とは比べ物にならない出血量。勝利を確信しきった槍の担い手は、次の獲物を屠らんと振り返りつつ槍を引き抜き___
__引き抜けない。まるで地面に打ち込まれた杭でも引き抜くかのような……仕留め切った敵兵にこんなことで煩わせられるとは。きっと装飾にでも引っ掛かったのだろう、やれ除けようかと向き直る。

 この魔物は、油断することもまず無い優秀な兵だった。今だって油断した訳ではない、槍で貫けば、命あるものは朽ち果てるのが道理なのだがら。でも、相手が悪かった。

 槍の柄を掴んで、自ら此方に“刺さったまま移動”してきているなど、誰が予想出来る?

「……誇りに思いな。アンタは、俺を“一度”刺し貫いたんだから。そら、コイツは賞賛の代わりってヤツだよ!」

 槍から騎士が手を離すより遥かに早く、串刺しの男が“左腕の爪”を振り下ろした。“エナメルクロー”……エナメル質に覆われた彼の爪は、魔物を切り裂くのに十分過ぎる硬度を有していた。槍を腹部から“引き抜く”男。不思議なことに、その傷口はあっという間に肉で埋め尽くされてしまった。

「魔法とか使える誰か!ちょいとアレなの見せちまったが、引かないで援護頼む!魔物を動けなくして__」

 ピンピンした様子で辺り一帯に援護を求める。その言葉に応えてか、それとも偶然の援護となったのか__言葉を皆言い終える前に、魔法使いらしき少女、瑠璃が何かを詠唱を開始する。

【《-氷柱(アイス・コルム)-》__ッ!】

 詠唱の終了と同時に大気が揺らぐ。刹那の後、無数の氷柱が立ち昇る。突然の一撃に魔物も対応しきれない。瞬く間に場の魔物達の動きが停止した。動き回る相手ならともかく、止まったサンドバッグなど彼には容易過ぎる。刃を薙ぎ、次々と首を刈っていく。と、不意に立ち止まり、一体の凍り付いた首を手に取る。

「援護サンキュー!あ、英雄さん?こいつ、さっきの針のお返し!はいはい、構えて構えて〜……そいやッ!!」

 返礼がてら、“J”に向けて皮肉めいた台詞と共に敵の生首を投げ付けた。流石のJもこれには対応し切れない……と思われたが、魔兵にされた彼の身体能力と経験値は伊達では無い。生首に向けてバッターよろしく剣の腹をぶつけ、ハーシーの元へと送り返してみせる。彼の横を素通りした生首は、元の身体を含めた氷漬けの魔物達を粉々に砕いてみせた。Jの表情は__呆れとも怒りともつかぬ、何とも言い表しがたいもの。ハーシーの方も予想はしていたため、特に驚いた様子もなくグーサインを返すに留めた。

52J◆kZDFwAt8do
2016-11-24 03:17:56
ID:uT0R2ZLM

>>51

フェンスを開け、その後直ぐ様夢生達が開幕攻撃を行った。巨大な爆発音と煙の中、俺達は突入していく。立ち込める灰色の煙を掻き分け、走り出した。
先陣を切ったのはボロ布の男とペストマスクの男だ。特にペストマスクの男は瞬間移動でもしたかのように先頭を陣取っていた。それでも彼は迫り来る魔物達を翻弄するかのように殺害していく。まるで全てを予知して、起きる出来事を効率よく順調に消化していく仕事のように流れる動きで確実に魔物を仕留めている。
一方、ボロ布の男は俺に向けて嘲罵の言葉を飛ばしながら大きく飛躍した。その後、魔物に囲まれて致命的な攻撃を何度も受けるも、生きてるのがあたかも当然かのように振る舞う彼の姿は不気味に感じた。
彼等の戦闘行動のおかげで後方の方にはまだ敵が攻め混んでいない。

そんな中、俺は小走りで順に襲い掛かる魔物達を一匹ずつ斬り伏していった。一人単身で突撃するのには戦況が苦しすぎる。相手が人間ならまだしも、根本的には俺達以上の能力を持った化け物達だ。そんな奴等にたった一人で死に望むなんて俺には出来ない。
開幕から大きい魔法を放った夢生ともう一人の少女は、自分達が買ったヘイトを気にしてるのか一番後ろからついてしている。今の俺は彼女二人の前衛といった形でゆっくりと足を進めている状況だ。

先程の爆発を放った彼女二人を最優先の攻撃対象として見ているのか知らないが、壁であるこの俺に向かってくる狼型の魔物達、体格は恐らく2mを越えている。
一匹ずつ、次は二匹、そして次はまた一匹と、こちらの手を疑っているかのような戦い方をする魔物。そして今こちらへ飛びかかってきた三匹の魔物。
一番俺との距離が近い目標にブレイカーを投げ付け、後から時間差で飛び掛かる二匹の目標へ跳躍する。顔面に分厚い刀身を受けた魔物の背に足を乗せ、頭蓋骨を叩き割るように抉り込んだブレイカーを引き抜きながらその身を蹴った。
蹴り飛ばした反動をそのままに、大きく口を開いた二匹に向かって水平にブレイカーと本体の剣を差し込んだ。骨の抵抗を受けながら腕力で無理矢理刃を動かして、そのまま二匹の肉体を二つに斬り分けてやった。
やがて宙を舞った俺の体は地面に足を付け、次の目標へ目線をやる。だが、その瞬間であった。

「これ、さっきのお返し!」

と、突如ボロ布の男がそのまま言葉を続けてこちらへ生首を投げて来たのだ。唐突なその行動に疑問を感じるも、俺は偶然瑠璃が氷魔法で動きを止めていた魔物達の方へその生首を打ち返す、ボロ布の男を素通りさせて。
そんな俺の行動にグーサインで返したボロ布の男。なんだこいつは、俺をおちょくっているのか。しかしその余裕を持ったセンスは悪くない。
しかしだ。

俺は彼の後ろに浮遊していた目玉の魔物[イービルアイ]に向かってファングをブーメランのように投げた。
ボロ布の男を大きく囲むように円を作ったファングは、そのまま真横からイービルアイの瞳孔を抉るかのように斬り込む。
回転した勢いで更に眼球を傷を容赦なく広げ、未だにベクトルを失わないファングは刃を眼球の内部へ抉り込ませたところで動きを止めた。

「おっと、これは驚いた。」

その眼球の魔物の前に立っていた男は俺に向かって言葉を放つ。俺はそれを無視するかのように真横を通り抜け、ファングを回収した。

53るりるん@瑠璃
2016-11-25 21:29:14
ID:2Vo8KORg

>51
 
 ファレルさんがフェンスを開けた瞬間、中にいた魔物が一斉に襲いかかってきた。まず夢生ちゃん達が攻撃を仕掛け、そこへハーシーさんとルミナさんが勢いよく飛び込んでいく。私も後を追って走り出した。炎(フレイム)魔法を使って、次々と倒していく。だが、数が多くて自分に向かってくるのを倒すので精一杯だった。他の人の方を見る余裕はない。でもそれだと危ない。そう思った私は、地面に倒れこむ寸前の一体の頭を踏んで宙に飛ぶと同時に、振り返って周りの様子を確認する。

 「………ひっ!!」

 思わず声が出てしまい、慌てて口をふさいだ。私のすぐ傍でルミナさんの体に槍が突き刺さっていたのだ。回復を、と駆け寄ろうとした私は、あることに気付いて足を止めた。確かに血は流れているが、表情があまり苦しそうじゃなかったのだ。それはまるで、『作戦通り』とでも言いたげな、そんな顔ーー。次の瞬間、魔物は倒され、ルミナさんの体は元に戻った。

 「おお………って見てる場合じゃないっ……!」

 嫌な気配を感じて思い切り振り返ると、隙だらけだった私に数体迫ってきていた。周りが見えないのが危なかったから体勢を変えたのに、これでは意味がない。慌てて魔物に手をかざした。

 「魔法とか使える誰か!ちょいとアレなの見せちまったが、引かないで援護頼む!魔物を動けなくして__」

 「氷柱(アイス・コルム)!!」

 ルミナさんの声が聞こえるのと同時に叫ぶと、辺りの魔物が凍って動かなくなった。以前まで目くらましにしかすぎなかったこの魔法も、今では自分の意思で凍らせるところまでコントロールできるようになっていたのだ。偶然だったけど、唱えた魔法が要望にあっていてよかった、とそんなことを思った。

54コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-27 19:48:14
ID:PTPx8QgA

フェンスを開けたその刹那─
魔物達は敵だと認識した私達に襲いかかる。
「『レンブランツ』!」
とスタンドを呼び出す。こいつは俺と同じで独立精神が強いため、命令するしか操る手立てはない。
「魔物を殲滅しろ!」と命令する。
知能は人間並みには高いので魔物と人間を区別できる。

55コギト=エル=ゴスム ◆gm14eVllVk
2016-11-27 20:24:17
ID:PTPx8QgA

その命令を聴いたレンブランツは頷き、フェンスの中へと身を投げる。
魔法を放ったあの三人は相当ヘイトが高いだろう。
三人もそれを察してか後方で戦っている。
だがレンブランツは影の世界に住むスタンド…
戦いの際は影から影に乗り移り攻撃を仕掛けるので、然程敵に注目されることはない。

遠くから見ているのではっきりとは解らないがルミナが槍に貫かれている。
あまり苦しそうではないため魔物のものではあるまい。
恐らく援護は近く瑠璃がするだろう。
ルミナ?の周辺の魔物が氷柱で凍らされた。
「凍らされた」と思うと某石仮面の男を思い出したが、それについて深く考えるのはやめた。

…恐らくあの周辺にレンブランツがいる。
「レンブランツ」は「私」…と言える存在なのでレンブランツの五感で感じているものを私自身も感じることができる。
正に「ふたりでひとり」と言った感覚だ。


──それにしても
……巨大な、強靭な魔物は現れないままなのか。
いなくなったことを願おう。

56Na†umマキ★ワサラー団破壊神鬼霊夢Petora兵長 団長◆8BYfGxHt8w
2016-11-27 23:21:09
ID:35S25Swo

>>49 

霊夢「あまりにもの多すぎるわ。。。」

霊夢は倒していった後少し休む。するとやっと二人が来た

高杉「どうした?霊夢疲れたのかよ?」
椿「一気に行くからだよ疲れてくるんだよ」

三人で背中を会わせながら話す。

霊夢「う、うるさいわねっ!?私は直ぐに倒せるって思ってたのよっ!」
高杉「油断大敵って言うんだよそういうのはたくっ。。。ちゃんとしろよな?」
霊夢「分かったわよ。。。」
高杉「さて。。。この数は多いな確かに。。。どう行こうか。。。ん?。なんだありゃ!?」

高杉が気がついて指を指すその先には……魔物の軍団の中一際目立ってデカイ奴が一体いるそいつは頭に麦の袋を被せていてそこにデカイ釘が打ち込まれていて身長が300cm以上はあるだろう武器は引きずっていてよく見ると斧と裏側には太いトゲが15本あった。それを見た三人は

高杉「あんなの見たことねぇよ!」
椿「あれは結構強いよ。。。この中でも」
霊夢「面倒さいわね気が増殖してるわ」

三人はこっちにやって来る魔物を倒しながらも驚きを隠せずみている。するとこっちの方向を見たデカ物はその瞬間こっちに走って来ただがデカイからか遅い……

高杉「遅くても怖いなあれは。。。」
霊夢「どうするのよあんなの」
椿「殺るしかないね」

椿がそう言うと二人は頷くそして、高杉の合図で四方八方に別れ高杉はデカ物の目の前他の二人は左右から思いっきり斬る……が左腕だけ切れたがびくともしないその瞬間斬った椿を斧で飛ばそうとするが間一髪避けた

椿「ハァハァ。。。!何なんだコイツ」
高杉「びくしねぇじゃねぇかっ。。。!」
霊夢「再生能力は。。。生憎無いみたいだけど。。。片腕だけでもアレを回せるのね。。。飛んだ怪力だわ」

三人は考えたどうするかすると霊夢は言った

霊夢「デカイ。。。あっもしかして高杉!」
高杉「あぁ!?なんだ!?」
霊夢「一回三人で回り込むわよ!」
高杉「なんで!?」霊夢「いいから!」

三人はその怪物の回りを込みそして後ろから三人で攻撃それに気付くが回る回転が遅いため直ぐに避けられた今度は前から攻撃するとさっき後ろを向いた怪物はこっちに振り向き攻撃するがさっきと同じく直ぐに避けられた

高杉「なるほどねデカくてもその重りのせいで遅いわけだだから走るのも遅かったのか」
椿「いいね!続けて行こうかっ!」

三人は一気にさっきの行動をしたそのおかげで倒れて込んだ

霊夢「やったわね私の作戦のおかげね」
高杉「いや俺のおかげだろ深く斬り刻んでいったからなん?__________「「避けろっ!」」

高杉と椿が気がつくその瞬間怪物は最後を振り絞って武器を投げてきた。そしてギリギリのとこで避けられ椿はナイフを投げ頭に直撃し倒れた

椿「危ない危ない。。。大丈夫?」
高杉「平気だ。。。霊夢は?」
霊夢「大丈夫よ。。。意外とデカイわりにしつこかったわね。。。」

三人は服を叩いて回りを見る

高杉「減んないなぁ。。。こんな人数久しぶりだな」
椿「だね。。。まぁ余裕でしょ三人とも」
霊夢「当然」高杉「勿論さぁ♪」
高杉「さて。。。と行こうか」
霊夢「えぇ」椿「そうだね」

そして三人は走って倒していった

57夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-28 07:13:37
ID:N8uTAadg

ネ「なんだぁ!? あの化け物!!」

ミ「それにあの三人・・・それにあの紅白のデカいリボン着けてる人・・・たぶんただの人じゃない」

ム「そうみたいね 巫女らへんかしら?」

58夏目†夢生 ワサラー団副団長! (シス&ブラコン❤)◆jay6QQeYJY
2016-11-29 00:06:16
ID:qwaL4mW.

あげる

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